足立慶友医療コラム

変形性股関節症の最新治療|再生医療・PRP療法の効果と選択基準

2026.06.28

股関節の痛みが続くと、もう手術しかないのではと不安になる方は少なくありません。けれど実際には、進行度や暮らし方に合わせて選べる治療の幅は着実に広がっています。

この記事では、再生医療やPRP療法といった注射による治療を中心に、期待できる効果と限界、そして自分に合うかどうかを見分ける材料を、患者さんの目線でやさしく整理しました。

費用や副作用など気になる点にも触れながら、主治医と納得して治療を選ぶための手助けになれば幸いです。

変形性股関節症の症状と進行度で変わる治療の見通し

変形性股関節症は軟骨がすり減って進む病気で、進行度によって痛みの強さも、選べる治療も大きく変わります。早い段階で自分の状態を知るほど、とれる手立ては多くなります。

歩き始めに感じる股関節の痛みと初期のサイン

立ち上がるときや歩き出すときに、足の付け根や太ももの前側、お尻のあたりに違和感や鈍い痛みを感じる。これが初期の段階で多く聞かれる訴えです。

最初のうちは動き始めだけ痛み、しばらく動くと楽になることが多いため、年のせいだろうと見過ごされがちでしょう。

靴下が履きにくい、足の爪が切りづらい、あぐらがかきにくいといった日常の小さな不便も、股関節の動く範囲が狭まり始めたサインといえます。こうした変化に早く気づけると、その後の選択肢も広がります。

痛む場所が股関節そのものではなく、太ももやひざのあたりに出ることもあり、原因が股関節だと気づきにくい方もいます。

動き始めの痛みが歩いている最中もずっと続くように変わってきたら、進行のサインかもしれません。気になる症状が二週間ほど続くようなら、一度整形外科で診てもらうと安心でしょう。

レントゲン画像でわかる進行期と末期の変化

病院ではレントゲン撮影で、関節のすき間(関節裂隙)の広さをまず確認します。このすき間は軟骨の厚みを映し出していて、狭くなるほど軟骨のすり減りが進んでいると読み取れます。

進行期に入ると骨どうしが近づき、骨棘(こつきょく)と呼ばれる骨のトゲができたり、骨の表面が硬く白く変化したりします。

末期になると関節のすき間がほとんど消え、安静にしていてもうずく、夜間に痛みで目が覚めるといった症状が強まる方も増えていきます。画像と症状の両面から、いまどの段階にいるのかを把握することが出発点になります。

レントゲンだけでは判断が難しいときには、MRI検査を加えることもあります。軟骨や周囲の組織の状態を、より細かく映し出せるためです。

進行度は症状の重さと必ずしも一致しません。画像では進んで見えても痛みが軽い方もいれば、その逆の方もいます。だからこそ、自分の体の感じ方と画像の両方を主治医と確かめておきたいところです。

進行度ごとの症状とレントゲンの目安

進行度主な症状レントゲンの特徴
前期・初期動き始めの痛み、長く歩くと重だるいすき間がわずかに狭い
進行期痛む頻度が増え、動く範囲が狭まるすき間が明らかに狭く骨棘が出る
末期安静時や夜間も痛み、跛行が目立つすき間が消え骨が変形する

進行度によって治療の選び方が変わる理由

軟骨は一度大きくすり減ると、自然には元に戻りにくい組織です。だからこそ、残っている軟骨をどれだけ保てるかが、治療方針を分ける大切な分かれ目になります。

初期から進行期の前半であれば、運動療法や注射といった体に負担の少ない治療で痛みをやわらげ、経過をみる選択がとりやすいでしょう。

末期に近づくほど注射の効きは穏やかになりやすく、手術も含めた相談が現実味を帯びていきます。同じ病名でも、進み具合によって最善の一手は変わってくるのです。

裏を返せば、早い段階で気づけたなら、体に負担の少ない治療を選びながらじっくり経過をみる時間があるということです。焦らず取り組める段階のうちに動くことが、将来の選択肢を守ります。

変形性股関節症の保存療法と手術以外で選べる治療法

手術の前にできることは数多くあります。運動療法や体重管理に薬や注射を組み合わせる保存療法は、痛みをやわらげながら進行を穏やかにする土台になります。

運動療法と体重管理で進行をゆるやかにする

股関節まわりの筋肉、とりわけお尻や太ももの筋肉を鍛えると、関節にかかる力が分散され、痛みが軽くなりやすくなります。

水中ウォーキングや自転車こぎは、体重の負荷を抑えながら動かせるため、痛みが強い方にも取り入れやすい運動です。

体重が増えるほど股関節への負担は大きくなります。わずかな減量でも歩くときの負担は目に見えて軽くなり、進行を穏やかにする助けになるでしょう。

運動は毎日長く続けるより、短い時間でも無理なく繰り返すほうが習慣として根づきます。痛みが出ない範囲を守ることが、長く続ける何よりのコツです。

痛みをやわらげる薬物療法と注射の使い分け

飲み薬では、炎症と痛みを抑える消炎鎮痛薬が中心になります。胃や腎臓への影響に配慮しながら、つらい時期に絞って使うのが基本的な考え方です。

注射では、関節の動きをなめらかにするヒアルロン酸や、炎症を強く抑えるステロイドが用いられてきました。

ただし膝とは違い、股関節は体の深い位置にあります。そのため注射には、超音波(エコー)などの画像で針先の位置を確かめる工夫が役立ちます。

市販の湿布や塗り薬で痛みをまぎらわせている方も多いでしょう。一時的な助けにはなりますが、それだけで様子をみすぎると、進行に気づくのが遅れることもあります。

薬はあくまで痛みをやわらげる手立てであり、すり減った軟骨そのものを治すものではありません。運動療法や生活の工夫と組み合わせてこそ、力を発揮します。

手術が向いている人と保存療法を続ける人の違い

末期で関節の変形が強く、日常生活や睡眠まで痛みに支配されている場合は、人工股関節などの手術が大きな助けになることがあります。

その一方で、痛みが動作時に限られ、生活の工夫や保存療法でコントロールできているうちは、手術を急がず経過をみる選択も十分に成り立ちます。

どちらが正解という話ではありません。痛みの程度と生活への支障、年齢や活動量を主治医と照らし合わせ、納得して決めていく問題です。

迷いがあるなら、別の医師の意見を聞いてみるのもよい方法です。複数の見立てを知ることで、自分の状態をより立体的につかめます。

保存療法に含まれるおもな方法

  • 運動療法(筋力トレーニングとストレッチ)
  • 体重管理による関節負担の軽減
  • 消炎鎮痛薬を中心とした薬物療法
  • ヒアルロン酸やステロイドの関節内注射
  • 杖や生活動作の工夫による負担分散

変形性股関節症の再生医療で注目される治療の中身

再生医療は、自分の細胞や血液成分を使って組織の修復や炎症の抑制を目指す治療です。手術と保存療法の間を埋める選択肢として、関心が高まっています。

再生医療とはどんな治療なのか

再生医療は、体がもともと持っている修復する力を利用し、傷んだ組織の回復を後押しする考え方に立っています。

股関節の領域では、幹細胞や血液中の成分を関節内に注入し、炎症をしずめて痛みをやわらげることを目的とします。

すり減った軟骨を完全に元どおりにする治療ではない点は、はじめに知っておきたい大切なところです。期待しすぎず、できることとできないことを冷静に見ておきましょう。

これまでの保存療法が痛みを抑えることを主な目的としてきたのに対し、再生医療は体の修復する力にも働きかけようとする点に違いがあります。

とはいえ万能の治療ではありません。誰にでも同じように効くわけではなく、進行の段階や体の状態によって向き不向きがあることを、最初に押さえておきましょう。

培養した幹細胞を使う治療の特徴

幹細胞は、さまざまな細胞に変化できる力と、炎症を抑える物質を出す働きをあわせ持っています。脂肪や骨髄から採った幹細胞を培養して数を増やし、関節内へ注入する方法が研究されています。

細胞を育てるぶん準備に時間がかかり、費用も高くなりやすいのが特徴です。

国内では、安全性を確保するための届け出や基準のもとで提供されています。受ける際には、体制の整った医療機関を選ぶことが何より大切になります。

幹細胞の効果については、痛みや動きの改善を報告する研究が少しずつ増えてきました。とはいえ研究の数や規模はまだ限られ、評価が定まりきっていない部分も残ります。

採取する部位は脂肪や骨髄が代表的で、体への負担や採りやすさが異なります。どの方法を用いるかは、医療機関の方針や本人の状態に応じて決まっていきます。

股関節に用いられる再生医療の種類

種類使うもの特徴
培養幹細胞治療培養した幹細胞準備に数週間、費用は高め
脂肪由来幹細胞脂肪組織の細胞採取が比較的容易
PRP療法自分の血液の血小板当日処理ができて手軽

再生医療が向いている股関節の状態

再生医療は、軟骨がある程度残っている初期から進行期の方ほど、効果を実感しやすいと考えられています。

関節のすき間がすでに消えている末期では、修復を促す土台そのものが乏しく、注射による改善は限られやすくなります。

手術にはまだ踏み切りたくない、けれど保存療法だけでは痛みが残る。そんな段階の方にとって、検討する価値のある選択肢といえるでしょう。

再生医療を受けたあとも、運動療法や体重管理を続けることが効果を保つ支えになります。注射だけに頼りきらず、日々のケアと両輪で考えていきたいものです。

PRP療法とはどんな治療か|効果と仕組みをやさしく解説

PRP療法は、自分の血液から取り出した血小板の濃縮液を関節に注射する治療です。血小板が出す成長因子で炎症をしずめ、痛みの軽減と動きの改善を目指します。

自分の血液からPRPを作る仕組み

PRPは「多血小板血漿」の略で、採取した血液を遠心分離機にかけ、血小板を多く含む成分だけを取り出したものを指します。

血小板には、組織の修復を促す成長因子が豊富に詰まっています。自分の血液が原料のため、アレルギーや拒絶反応の心配が少ない点も安心材料です。

採血から注射まで当日のうちに進められる手軽さも、PRP療法が広がっている理由のひとつでしょう。

PRPは作り方によって血小板の濃さや含まれる成分が変わります。同じPRP療法という名前でも、医療機関ごとに中身が少しずつ異なる点は知っておきたいところです。

白血球を多く含むタイプと少ないタイプがあり、目的に応じて使い分けられます。自分が受けるPRPがどのような特徴を持つのか、説明を受けておくと安心でしょう。

PRPに含まれる成長因子のはたらき

成長因子は、炎症をしずめる信号を送ったり、傷んだ組織の修復を促したりする役割を担います。この働きが痛みの軽減につながると考えられています。

PRP療法で期待できる効果と限界

臨床研究では、PRP注射を受けた方で痛みや日常動作の評価が改善したとの報告が積み重なっています。効果が数か月から1年ほど続いたとする研究もみられます。

ただし、すり減った軟骨を元の厚みに戻すわけではなく、あくまで症状をやわらげる治療という位置にとどまります。

効果の感じ方には個人差が大きく、進行した股関節では実感が乏しいこともあります。この点は正直にお伝えしておきたいところです。

膝の変形性関節症に比べると、股関節を対象としたPRPの研究はまだ多くありません。報告によって結果にばらつきがあるのも、いまの正直なところです。

注射してから効果を感じるまでの流れ

PRPを注射した直後は、一時的に痛みや腫れが強まることがあります。これは成分が働き始める過程で起こりやすい反応です。

多くの場合、数日から数週間かけて炎症がしずまり、少しずつ痛みの軽減を感じる方が増えていきます。

複数回に分けて注射する方法もあり、回数や間隔は症状や医療機関の方針によって変わってきます。焦らず経過をみていく姿勢が大切です。

注射した当日は、激しい運動や長湯を控えめにし、関節を休ませるとよいでしょう。痛みの変化をメモしておくと、次の診察で効果を伝えやすくなります。

一度で十分な手ごたえが得られないこともあります。その場合に追加の注射を行うのか、別の治療へ切り替えるのか、あらかじめ見通しを聞いておくと迷いが減ります。

PRP療法を受けるときの一般的な流れ

段階内容目安の時間
採血腕からの採血約10分
分離・準備遠心分離で血小板を濃縮約20〜30分
注射画像で確認しながら関節へ約10分

再生医療とPRP療法はどちらを選ぶべきか

選び方の軸は、症状の重さ、費用や通院の負担、そして何を優先したいかにあります。軽症ならPRP療法から、しっかりした効果を望むなら培養幹細胞治療を、という整理が出発点です。

症状の重さで変わる治療の選び方

痛みが動作時に限られ、軟骨も比較的残っている初期では、手軽に始められるPRP療法が選びやすい治療です。

症状が進み、PRPでは物足りなさを感じる場合に、修復を促す力がより期待される培養幹細胞治療を検討する流れが一般的でしょう。

末期に近い股関節では、どちらの注射も効果が穏やかになりやすく、手術を含めた相談へと移っていきます。

どちらか一方だけが正しいわけではなく、症状の段階に応じて選び分ける視点が役に立ちます。今の自分にどちらが合うのかを、画像と症状をもとに見定めていきましょう。

費用と通院回数から考える治療の選び方

PRP療法は当日のうちに処理が済むため、準備の手間や費用を抑えやすい治療です。

培養幹細胞治療は細胞を増やす工程があるぶん、準備期間も費用も大きくなりやすく、通院の回数も増える傾向があります。

いずれも医療機関によって費用に幅があります。総額や回数を受診の前に確かめておくと、納得して選びやすくなるでしょう。

PRP療法と培養幹細胞治療の比べ方

比べる点PRP療法培養幹細胞治療
準備期間当日数週間
費用の目安抑えやすい高くなりやすい
向く段階初期〜進行期進行期が中心

主治医と相談して決めたい確認ポイント

治療を選ぶ前に、自分の進行度や軟骨の残り具合を画像で確かめてもらうことが、判断の土台になります。

期待できる効果の範囲、副作用、費用、効かなかったときの次の一手まで、遠慮なく質問しておきましょう。

別の医師に意見を求めるセカンドオピニオンも、決して失礼ではありません。納得して前へ進むための大切な権利だと考えてください。

変形性股関節症の治療を受ける前に確認したい費用と注意点

再生医療やPRP療法を考えるなら、効果だけでなく費用や副作用、医療機関の体制まで見渡しておくと安心です。情報を集めるほど、後悔のない選択に近づきます。

治療にかかる費用の幅と確認のしかた

再生医療やPRP療法は、医療機関や使う方法によって費用に大きな幅があります。同じPRP療法でも、準備のしかたや注射の回数で総額は変わってきます。

提示された金額に、診察料や検査料、複数回の注射が含まれているのかを、契約の前に細かく確かめておきましょう。

追加の費用が発生する条件まで質問しておくと、思わぬ出費を避けられます。

金額の安さだけで選んでしまうと、必要な検査や説明が省かれていることもあります。価格と内容の両面から、納得できるかどうかを見ていきたいものです。

治療前に知っておきたい副作用と注意点

PRPや幹細胞は自分の組織が原料のため、重い拒絶反応は起こりにくいといわれています。とはいえ、注射後の痛みや腫れ、まれに感染が起こる可能性はゼロではありません。

注射の直後に強まる痛みは数日でやわらぐことが多いものの、発熱や赤みが続くときは早めの受診が安心です。

持病があったり飲んでいる薬があったりする方は、治療を受けられるかどうかを事前に伝えて確認しておきましょう。

血をさらさらにする薬を飲んでいる方や、感染症がある方では、治療が難しい場合もあります。自分の体の事情を包み隠さず伝えることが、安全につながります。

安心して任せられる医療機関の見分け方

効果を断定したり、不安をあおって契約を急がせたりする説明には注意が必要です。誠実な医療機関ほど、限界やリスクも正直に伝えてくれます。

医師がていねいに診察し、画像をもとに自分に合うかどうかを判断してくれるかも、見分ける手がかりになります。

再生医療を提供する体制が整っているか、質問しやすい雰囲気かどうかも、長く付き合ううえで欠かせない視点といえるでしょう。

治療前に確かめておきたい注意点

確認する点内容見るポイント
費用総額と内訳追加費用の条件
副作用痛み・腫れ・感染対応の説明があるか
医療機関診察と適応の判断リスクも説明するか

変形性股関節症と上手に付き合うための日常の工夫

治療の効果を長く保つには、日々の動作や体重、運動習慣を整えることが大きな支えになります。小さな工夫の積み重ねが、痛みのぶり返しを遠ざけてくれます。

股関節に負担をかけない歩き方と姿勢

背すじを伸ばし、歩幅を少し小さめにして歩くと、股関節にかかる衝撃をやわらげられます。

重い荷物は左右に分けて持つ、片足重心で長く立たない、といった心がけも関節への負担を減らします。

やわらかすぎる椅子や低いソファは、立ち座りのたびに股関節へ負担がかかりやすいものです。座面の高さを意識するだけでも、動作がぐっと楽になります。

股関節をいたわる毎日の心がけ

  • 歩幅は小さめに、背すじを伸ばして歩く
  • 重い荷物は左右に分散させて持つ
  • 適度な高さの椅子を選ぶ
  • 体を冷やさず関節を温める
  • 痛みが強い日は無理をしない

痛みをぶり返さない体重管理と運動習慣

体重を1kg減らすだけでも、歩くときに股関節へかかる負担は数kg分も軽くなるといわれています。無理のない範囲で続けられる食生活が、関節を守る近道です。

運動は痛みのない範囲で、お尻や太ももの筋肉を保つことを意識します。続けやすさを優先し、習慣として根づかせることが何より大切でしょう。

痛みが強い時期は休む勇気も必要です。回復に合わせて、少しずつ動かしていきましょう。

体重管理は急がず、月に少しずつ落とすくらいの気持ちがちょうどよいといえます。極端な食事制限は筋肉まで落としてしまい、かえって股関節を支える力を弱めかねません。

治療と並行して続けたいセルフケア

入浴やホットパックで股関節まわりを温めると、血流がよくなり、筋肉のこわばりがほぐれやすくなります。

就寝前の軽いストレッチは、関節の動く範囲を保ち、朝のこわばりをやわらげる助けになります。

痛みの変化を簡単に書きとめておくと、診察のときに状態を正確に伝えられ、治療の調整にも役立ちます。

温めるとよい時期と、冷やしたほうがよい時期があります。腫れて熱を持っているときは冷やし、こわばりが強いときは温めると、楽になりやすいでしょう。

よくある質問

変形性股関節症の再生医療は、どのくらいで効果を感じられますか?

効果の出かたには個人差がありますが、注射後しばらくして炎症がしずまるにつれ、痛みの軽減を感じる方が多くなります。

数か月かけてゆるやかに変化することが一般的です。進行度や治療の種類によっても変わるため、目安は主治医に確認しておくと安心でしょう。

PRP療法は、何回くらい受ける必要がありますか?

症状や医療機関の方針によって回数は異なります。1回で経過をみる場合もあれば、数週間ごとに複数回行う場合もあります。

回数によって費用も変わってきますので、開始する前に全体の計画を確認しておくことをおすすめします。

変形性股関節症が末期でも、再生医療やPRP療法は受けられますか?

受けること自体が可能な場合もありますが、軟骨がほとんど残っていない末期では、注射による改善は穏やかになりやすい傾向があります。

痛みが生活を大きく妨げているなら、手術も含めて主治医と相談する道が現実的でしょう。

PRP療法に副作用やリスクはありますか?

自分の血液を使うため重い拒絶反応は起こりにくいといわれますが、注射後の痛みや腫れ、まれに感染のリスクはあります。

多くは数日でやわらぎます。発熱や赤みが続くときは、早めに医療機関へ相談してください。

変形性股関節症の治療で、再生医療とPRP療法はどう使い分けますか?

症状が軽く軟骨が残っている段階では、手軽なPRP療法から始める方が多くみられます。

より強い効果を望む場合や進行している場合に、培養幹細胞治療を検討する流れが一般的です。費用や通院の負担も含め、主治医と一緒に選んでいきましょう。

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Author

北城 雅照

医療法人社団円徳 理事長
医師・医学博士、経営心理士

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