足立慶友医療コラム

骨盤のすべり症における症状と治療選択

2025.12.12

骨盤周辺の不快な痛みや足のしびれは、単なる疲れではなく「すべり症」が原因である可能性があります。

この疾患は、背骨のずれが神経を圧迫することで生じ、放置すると歩行困難になるリスクも孕んでいます。

しかし、正しい知識を持ち、早期に適切な対処を行えば、症状のコントロールや改善は十分に可能です。

この記事では、すべり症の原因や症状、似た症状を持つ骨盤の疲労骨折との違い、そして保存療法から手術までの具体的な治療の道筋を詳しく解説し、あなたが納得のいく選択をするための一助となる情報を提供します。

すべり症の基礎知識と骨盤への影響

すべり症とは、本来積み木のように整列している背骨(椎骨)が、前後へとずれてしまう状態を指し、これが原因で骨盤周辺や下肢に痛みやしびれを引き起こします。

特に腰椎の4番目と5番目の間で発生することが多く、この部位のずれが神経の通り道を狭めることで、腰そのものよりもお尻や骨盤周りに強い症状が現れるのが特徴です。

加齢による骨や靭帯の変性、あるいは過去の激しいスポーツ活動などが要因となり、誰にでも起こりうる疾患として認識することが重要です。

すべり症が引き起こす身体的メカニズムの破綻

私たちの背骨は、身体を支える柱としての役割と、脳から続く神経の通り道としての役割を担っています。すべり症が発生すると、この二つの機能が同時に損なわれます。

骨がずれることで背骨の安定性が失われ、それを支えようとして周囲の筋肉が過剰に緊張します。これが慢性的な腰やお尻の鈍痛の正体です。

さらに深刻なのは神経への影響です。ずれた骨が脊柱管と呼ばれる神経のトンネルを圧迫すると、神経が締め付けられます。

この神経は腰から骨盤を通り、足先へと伸びているため、圧迫された場所から遠く離れた足に激しい痛みやしびれが生じます。

これが坐骨神経痛と呼ばれる症状であり、すべり症の患者さんが最も苦しむ症状の一つです。

発症の原因による分類と特徴

すべり症は大きく分けて、骨の分離を伴うタイプと、加齢変化によるタイプに分類できます。それぞれ発症しやすい年齢層や背景が異なります。

成長期の過度なスポーツ活動などが引き金となる分離すべり症と、加齢変化が主な原因となる変性すべり症では、以下のように特徴が異なります。

すべり症の分類と特徴の比較

分類主な原因と背景好発年齢と性別傾向
分離すべり症成長期のスポーツなどによる椎弓の疲労骨折がきっかけとなり、骨の安定性が失われて徐々にずれていくものです。10代で発症し、成人してから症状が再燃することが多いです。男性にやや多い傾向があります。
変性すべり症加齢により椎間板の水分が減少し、関節や靭帯が緩むことで支えきれなくなり、骨が前方へずれます。50代以降の中高年に多く発症します。特に女性に多く見られるのが大きな特徴です。
形成不全性すべり症生まれつき背骨の発育に問題があり、構造的に弱いために発症します。非常に稀なケースです。幼少期から青年期にかけて発見されることが一般的です。性差はあまりありません。

変性すべり症は、椎間板や関節が年齢とともにすり減り、支えがきかなくなって骨がずれるものです。

特に女性に多く見られる傾向があり、ホルモンバランスの変化や筋力の低下も関係していると考えられています。

どちらのタイプであれ、結果として骨盤周囲への負担が増大し、生活の質を低下させる点では共通しています。

自覚症状から読み解く病状の進行度

すべり症の症状は、初期の段階では軽い腰痛や違和感程度ですが、進行すると歩行に支障をきたす間欠性跛行(かんけつせいはこう)や、安静にしていても治まらない激しい下肢痛へと変化します。

自分の体が発しているサインを見逃さず、どの段階にあるのかを把握することが、早期治療への第一歩となります。

初期段階における違和感と痛み

病状がまだ軽度のうちは、腰を反らした時や、長く立っている時に腰のベルトラインあたりに重だるさを感じることが多いです。

これは、ずれた骨が不安定に動くことで、周囲の筋肉や関節に負担がかかるために起こります。「寝て起きると痛いが、動いているうちに楽になる」といった症状も、この時期によく聞かれます。

また、骨盤の奥の方が痛む、あるいはお尻のえくぼのあたりに指で押したくなるような痛みを感じることもあります。

この段階では、まだ神経の圧迫は強くないため、足のしびれなどは出ないこともありますが、体からのSOSサインとして捉え、無理な動作を避けることが大切です。

進行期に見られる特徴的な症状

症状が進行すると、神経への圧迫が強まり、以下のような生活に支障をきたす具体的な症状が現れ始めます。

  • 間欠性跛行(かんけつせいはこう)
    少し歩くと足にしびれや痛みが出て歩けなくなりますが、しゃがんで休むと再び歩けるようになるのが最大の特徴です。
  • 下肢への放散痛
    お尻から太ももの裏側、ふくらはぎ、さらには足の指先にかけて、電気が走るような痛みやピリピリとした感覚が生じます。
  • 感覚の異常
    足の裏に何かが張り付いているような違和感や、砂利の上を歩いているような感覚鈍麻を覚えることがあります。
  • 排尿・排便障害
    重症化すると、尿が出にくい、残尿感がある、あるいは便秘になるといった膀胱直腸障害が現れることがあり、緊急性が高い状態です。

症状の日内変動と姿勢による変化

すべり症の痛みは、姿勢によって大きく変化します。一般的に、腰を反らす動作は神経の通り道をさらに狭くするため、痛みが強くなる傾向があります。

逆に、前かがみになったり、座ったりすると、神経の通り道が広がるため、症状が和らぐことが多いです。

このため、台所での立ち仕事がつらい、洗濯物を干す動作がつらいと訴える方が多く、逆に自転車に乗ったり、スーパーのカートを押して歩いたりするのは楽だという特徴があります。

このような日常生活での痛みの出方を医師に伝えることは、正確な診断を受ける上で非常に有用な情報となります。

確定診断に向けた検査の流れと画像診断

正確な診断を下し、骨盤の骨折や他の疾患と区別するためには、レントゲン検査だけでなくMRI検査やCT検査を組み合わせた総合的な画像評価が必要です。

それぞれの検査で何が見えるのかを理解しておくことで、医師の説明をより深く納得して聞くことができます。

レントゲン検査で見える骨の配列

最初のステップとして行われるのが単純X線(レントゲン)検査です。ここでは骨の形や並びを確認します。すべり症の場合、横から撮影した画像で、上下の椎骨が階段状にずれているのがはっきりと確認できます。

さらに、体を前後に曲げた状態で撮影する「機能写」を行うこともあります。この検査では、姿勢の変化によって骨がどれくらいグラグラと動くか(不安定性)を評価します。

この不安定性の度合いは、固定術などの手術が必要かどうかを判断する重要な指標の一つとなります。

神経の状態を映し出すMRI検査

骨の状態だけでなく、神経がどれくらい圧迫されているかを知るにはMRI検査が重要です。レントゲンでは神経は写りませんが、MRIでは脊髄や神経根が鮮明に描出されます。

各検査の役割を整理すると以下のようになります。

主な画像診断検査の目的と役割

検査の種類主な目的と分かること検査時の負担と時間
単純X線(レントゲン)骨のずれの有無、程度、骨の形を把握します。動態撮影を行うことで、背骨の不安定性を評価します。被曝量は微量で、短時間で終了します。初期診断として必ず行われる基本的な検査です。
MRI検査神経の圧迫状態、椎間板の変性具合、靭帯の肥厚などを詳細に確認します。痛みの原因部位を特定します。磁気を使用するため被曝はありませんが、狭い筒の中で20分から30分程度じっとしている必要があります。
CT検査骨の形状を3次元的に詳しく見ることができます。特に骨化(骨が硬くなること)の状態や、分離症の有無を細かく見ます。X線を使用します。数分で終了します。手術を計画する際に、骨の構造を詳細に把握するために行われます。

すべり症では、ずれた骨や肥厚した靭帯によって、脊柱管が狭くなり、神経が締め付けられている様子が確認できます。

どの高さで、どの程度の強さで圧迫があるのかを特定することは、治療方針、特に手術をする場合の術式を決定する上で決定的な情報となります。

保存療法による症状コントロールの実際

すべり症と診断されても、いきなり手術になるケースは稀であり、まずは薬物療法や理学療法、ブロック注射などを組み合わせた保存療法から開始し、多くの方がこのアプローチで日常生活に支障がないレベルまで回復します。

痛みを抑えつつ、身体の機能を維持・改善していくことがこの段階の目標です。

薬物療法による痛みの緩和

痛みやしびれを和らげるために、様々な種類の薬が使用されます。基本となるのは非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)で、炎症を抑えて痛みを軽くします。

しかし、これだけでは神経の痛みに効きにくい場合もあります。

そのため、神経の血流を良くするプロスタグランジンE1製剤や、過敏になった神経を鎮める神経障害性疼痛治療薬などが併用されることが多いです。

また、筋肉の緊張をほぐす薬や、ビタミンB12などが処方されることもあります。これらを患者さんの症状や体質に合わせて適切に調整します。

物理療法と装具療法

腰への負担を物理的に減らす方法も有効です。それぞれの治療法には期待される効果と注意点があります。

保存療法の種類と期待される効果

治療法具体的な内容期待される効果と注意点
薬物療法消炎鎮痛剤、血流改善薬、神経障害性疼痛治療薬などを内服します。痛みの伝達を抑え、血流を改善します。胃腸障害やふらつきなどの副作用が出る場合があり、調整が必要です。
ブロック注射神経の近くや硬膜外腔に局所麻酔薬やステロイド薬を注射します。強い痛みがある場合に、興奮した神経を直接鎮めます。効果の持続時間は個人差がありますが、即効性が期待できます。
理学療法(リハビリ)ストレッチ、筋力トレーニング、姿勢指導などを専門家のもとで行います。根本的な解決に近く、再発予防に重要です。即効性はありませんが、継続することで腰の安定性を高めます。

コルセット(腰部固定帯)を着用することで、腹圧を高めて腰椎を安定させ、反り腰になるのを防ぎます。

ただし、長期間つけ続けると筋力が低下する恐れがあるため、痛みが強い時期や、重いものを持つ時などに限定して使用することが推奨されます。

また、温熱療法で患部を温めて血行を良くしたり、牽引療法で腰を優しく引っ張ったりすることもあります。

これらは劇的な効果があるわけではありませんが、リラックス効果も含め、補助的な治療として行われます。

手術を選択するタイミングと術式の違い

保存療法を十分な期間(通常は3ヶ月以上)続けても症状が改善しない場合や、足の麻痺、排尿障害などの重篤な症状が出現した場合には、手術療法が検討されます。

手術は決して怖いものではなく、生活の質を取り戻すための前向きな選択肢の一つです。病態に応じて「除圧術」と「固定術」の大きく二つの方法があり、医師と相談して決定します。

神経の圧迫を取り除く除圧術

除圧術は、神経を圧迫している骨や分厚くなった靭帯を削り取り、神経の通り道を広げる手術です。

内視鏡や顕微鏡を使って行われることが多く、傷口が小さく体への負担が比較的少ないのがメリットです。

骨のずれが少なく、不安定性があまりない場合に適応となります。

背骨の動きは温存されるため、術後の違和感が少ない傾向にありますが、将来的に骨のずれが進行して再発するリスクがゼロではありません。

骨を安定させる固定術

固定術は、ずれている骨を元の位置に戻し、ボルトやロッドなどの金属製のインプラントと、自分の骨や人工骨を使って背骨を固定する手術です。

骨のずれが大きく、グラグラと不安定な場合に選択されます。代表的な術式には以下のようなものがあります。

代表的な術式の比較と特徴

術式手術の内容と特徴入院期間と社会復帰の目安
内視鏡下除圧術(MELなど)小さな切開から内視鏡を挿入し、圧迫因子を取り除きます。筋肉へのダメージが最小限です。入院は数日から1週間程度。デスクワークであれば退院後比較的早期に復帰可能です。
腰椎後方椎体間固定術(PLIF/TLIF)背中側からアプローチし、椎間板を取り除いてケージを挿入し、スクリューで固定します。最も標準的な固定術です。入院は2週間前後。骨が癒合するまでコルセット着用が必要で、重労働への復帰には数ヶ月を要します。
側方経路腰椎椎体間固定術(XLIF/OLIF)脇腹からアプローチして大きなケージを挿入します。背中の筋肉を傷つけず、出血量も少ない新しい方法です。入院は1週間から10日程度。回復が早いが、一時的に太ももの前にしびれが出ることがあります。

背骨がしっかりと固定されるため、再発のリスクは低く、根本的な治療と言えます。

一方で、固定された部分の動きがなくなるため、その上下の背骨に負担がかかりやすくなるという側面もあります。

近年では、低侵襲な手技が開発され、以前に比べて術後の回復も早くなっています。

類似疾患との鑑別:骨盤のひび(疲労骨折)との違い

「骨盤のすべり症」と検索される方の中には、実は「仙骨(骨盤)の疲労骨折」を起こしているケースが少なからず存在します。

特に高齢の女性において、この二つの疾患は症状が似ており、正確に見極めることが適切な治療への鍵となります。

単なる腰痛だと思って放置すると、骨折が悪化して寝たきりの原因にもなりかねません。

脆弱性骨折という概念

通常、骨折と言えば転倒や転落などの大きな衝撃で起こるものを想像しますが、骨粗鬆症などで骨が脆くなっている場合、日常の些細な動作の繰り返しで骨にひびが入ることがあります。

これを脆弱性骨折(または不全骨折)と呼びます。

骨盤の真ん中にある仙骨にひびが入ると、お尻や腰に痛みが出ます。すべり症と同様に、立ち上がったり歩いたりすると痛みが強くなるため、患者さん自身で区別することは非常に困難です。

しかし、治療法が異なるため、専門医による診断が重要です。両者を見分けるには以下のポイントが重要です。

鑑別のためのポイント

  • 痛みの発生機転
    すべり症は徐々に症状が悪化する傾向ですが、骨盤の疲労骨折は「ある日急に痛くなった」などの明確なきっかけがあることが多いです。
  • 安静時の痛み
    すべり症は安静にしていると楽になりますが、骨折の場合は寝返りを打つだけで痛むなど、体動時の痛みが顕著で夜間も痛みます。
  • 画像診断での違い
    初期の疲労骨折はレントゲンで見逃されやすい一方、MRIでは骨折部分が浮腫として白く映るため、神経圧迫とは明確に区別できます。
  • 治療のアプローチ
    すべり症は動いてリハビリをすることもありますが、疲労骨折の場合は骨がつくまである程度の安静が必要です。

日常生活での注意点と再発予防のリハビリ

すべり症の症状を悪化させず、また治療後の再発を防ぐためには、日常生活の動作を見直し、背骨を支えるための体作りを行うことが大切です。

無理なトレーニングは逆効果ですが、正しい知識に基づいたケアを継続することで、痛みのない生活を維持することは十分に可能です。

姿勢と動作の改善

すべり症にとって「反り腰」は大敵です。ハイヒールを履いたり、お腹を突き出して立ったりする姿勢は、骨のずれを助長します。

立つときは下腹部に少し力を入れ、背筋を自然に伸ばすよう意識します。日々の生活の中で、腰に負担をかけない動作を習慣づけることが重要です。

日常生活における具体的な工夫と対策

生活シーン避けるべき動作や状況推奨される対策と工夫
睡眠時うつ伏せ寝は腰が反ってしまうため避けます。柔らかすぎるマットレスも腰が沈み込むため不向きです。横向きで膝を抱えるように丸まって寝るか、仰向けの場合は膝の下にクッションを入れて膝を立てると腰が楽になります。
家事・仕事長時間の立ちっぱなしや、高い所の物を取るために背中を大きく反らす動作は負担になります。踏み台を使って片足を乗せて骨盤の角度を調整したり、こまめに座って休憩を挟んだりします。高い作業は踏み台を使います。
入浴熱すぎるお湯や長湯は体力を消耗しますが、冷えは痛みを増強させます。ぬるめのお湯にゆっくり浸かり、体を温めます。浮力が働くため腰への負担も減り、筋肉の緊張がほぐれて痛みが和らぎます。

体幹トレーニングとストレッチ

天然のコルセットとも言える「腹筋」と「背筋」をバランスよく鍛えることが重要です。

特に深層にあるインナーマッスルを鍛えるドローイン(腹式呼吸でお腹を凹ませる運動)などは、腰への負担が少なく効果的です。

同時に、股関節周りや太ももの裏側(ハムストリングス)の柔軟性を高めるストレッチも欠かせません。ここが硬いと骨盤の動きが悪くなり、その分腰に負担がかかってしまうからです。

痛みのない範囲で、毎日コツコツ続けることが大切です。

Q&A

診断を受けましたが、手術は絶対に必要ですか?

手術が絶対に必要というわけではありません。多くの方は、薬やリハビリなどの保存療法で痛みをコントロールしながら生活できています。

手術が強く推奨されるのは、足に力が入らない(麻痺)、尿が出にくい(排泄障害)、痛みが強すぎて日常生活が送れないといった場合です。

それ以外は、ご自身の生活スタイルや希望に合わせて治療法を選択できます。

すべり症に良い運動はありますか?

自転車こぎ(エアロバイク)や水中ウォーキングがおすすめです。自転車は少し前傾姿勢になるため神経の圧迫が緩みやすく、痛みが出にくい運動です。

水中ウォーキングは浮力で腰への負担が減り、水の抵抗で適度な筋力トレーニングになります。

逆に、腰を大きく反らすようなヨガのポーズや、激しいジャンプを伴う運動は避けたほうが無難です。

骨盤ベルトやコルセットはずっと着けていて良いですか?

痛みが強い急性期や、重い荷物を持つ・長時間歩くといった負担がかかる場面では着用をおすすめします。

しかし、24時間365日着けっぱなしにすると、自分の筋肉がサボってしまい、筋力が低下して逆に腰痛が悪化するリスクがあります。

寝ている時や、家でリラックスしている時は外し、メリハリをつけて使用することが大切です。

整体やマッサージに行っても大丈夫ですか?

筋肉の緊張をほぐすためのマッサージであれば、一時的な症状緩和に役立つことがあります。

しかし、骨のずれを治そうとして無理にボキボキと矯正するような施術は、神経を傷つけたり症状を悪化させたりする危険性があるため避けてください。

整体やマッサージを受ける際は、必ず「すべり症である」ことを伝え、愛護的な施術をお願いするようにしましょう。医師の許可を得てから通うのが最も安心です。

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Author

北城 雅照

医療法人社団円徳 理事長
医師・医学博士、経営心理士

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