中学女子バレーボール メディカルチェック・トレーニング・ストレッチ指導 サポート活動報告
2023年5月14日(日)に草加市立両新田中学校で女子バレーボール部のメディカルチェック、ストレッチ・トレーニング指導を行いました。
今回は、その活動報告をさせていただきます。
目次
今回の10秒まとめ
①草加市立両新田中学校で女子バレーボール部のメディカルチェック、ストレッチ・トレーニング指導を行いました。
②選手達に身体の状態を把握してもらいスポーツ障がいの予防と共にパフォーマンス向上に貢献しました。
③スポーツ障がいの重篤化予防、早期発見はとても重要です。当院では、今後もこのような地域に根ざしたサポート活動を積極的に行なってまいります。
今回実施したメディカルチェック
5月14日(日)に草加市立両新田中学校で女子バレーボール部のメディカルチェックを行いました。
中学生は成長期であり、成人と比べ筋力もまだまだ未熟です。その状態で部活動の運動量も増える
ため怪我が多いとされています。
身体の状態を把握してもらい今後の怪我を予防するために、今回メディカルチェックを実施しました。
メディカルチェックの内容
メディカルチェックでは主に足腰の怪我の早期発見を目的に、柔軟性を測る検査を行いました。
太ももの前と裏の筋肉の硬さチェック
太ももの筋肉はジャンプ動作やレシーブの姿勢をキープするためにも大きく関与するため、柔軟性が必要となります。
前屈チェック
前屈では足腰と背中・肩の可動性が必要となり、硬い状態であるとスパイクやブロックの際にうまく力を使うことができません。
足首の硬さチェック
足首の硬さがあるとレシーブの際に腰が上手く落とせず、膝関節などに負担が大きくかかってしまいます。ジャンプを反復して行う競技でもあるため足関節捻挫も多く、足首の柔軟性は必要になります。
メディカルチェックを行なって感じたこと
普段からストレッチや筋力トレーニングを積極的に行っている選手は少なく、体育館を使用できる時間も限られているため技術的な練習が中心になっている状態でした。
正しいケアが出来ておらず怪我をしてしまう選手が多いと言われている現状です。普段からストレッチなどの柔軟体操を怪我の予防のために実施していく必要があると感じました。
ストレッチ・トレーニング指導
ストレッチ・トレーニング指導では上半身・下半身・コンディショニングの3班に分けて、関節の可動域の拡大・筋力の向上・瞬発力の向上などプレーに直結する動作の練習を行いました。
下半身のトレーニングでは、まず下半身に力が入りやすくなるように骨盤の動きを獲得してからトレーニングを行いました。骨盤の前傾位が取れないと足に上手く力が伝わらずせっかくのトレーニングの効果が減ってしまいます。普段意識しづらい所ではありますが一生懸命取り組んでもらえました。
上半身のトレーニング前には、スパイク・レシーブ・トスなどのプレーをしました。トレーニングを行ってから再度動作を実施すると、トレーニング前と比べ「強く打てる!」「動きやすくなった!」など、変化を実感していただけました。
当院のご紹介
整形外科の診療に必要な設備が整った診療所
当院は、各種専門領域を持った医師の診療に加え、大学病院と同様の医療機器を有し、かつ、理学療法士・作業療法士によりリハビリテーションも積極的におこなっている診療所です。また、併設の慶友整形外科脊椎関節病院では手術加療も行なっております。
そのため当院では、整形外科疾患におけるほぼ全ての治療を提供することができます。
当院の『7つの特徴』や『ミッション』についてご案内いたします。
各部門の専門家が集まった特殊外来を設置
当院は、一般的な関節の痛みや筋肉の痛みを診る整形外科の他に、「脊椎(首・腰)」、「肩関節」、「股関節」、「膝関節」、「手」、「足」とそれぞれの専門家が集まった専門外来を用意しております。
他院で診断がつかない症状に関して、各領域の専門家が診察をいたします。
手や足が痺れる、膝や股関節は痛い、背中が曲がってきたなどの症状でお困りの方へ。
都内最大級のリハビリ室を完備
患者様の健康を取り戻すため、当院ではリハビリテーションに力を入れております。
国家資格を有するセラピスト達が、責任を持って治療を行います。
腰が痛い、姿勢が悪い、歩くとふらつくなどの症状でお困りの方へ。
交通事故診療に強い整形外科専門医が診察
不幸にも交通事故に遭われた患者様の多くは、「事故のことは保険屋さんに聞けば良いが、体の不調をどこに相談すれば良いのかわからない」という悩みを抱えていらっしゃいます。
当院では交通事故診療に強い整形外科専門医が治療を行います。ぜひ一度ご相談ください。
当院は、整形外科専門医が交通事故治療を行う医療機関です。
まとめ
今回メディカルチェックを行い数値化することで身体の状態をより理解していただき、選手自身が怪我の起きやすい部位を把握出来たかと思います。
他の部活動との兼ね合いで体育館を使用できる時間に限りがある学校はたくさんあると思います。普段からストレッチやトレーニングの習慣をつけるため、自宅で簡単にできるメニューを適切に提案する必要があると感じました。