今回は、腰痛をやわらげる背骨エクササイズ⑤ということで、背骨を意識したマーメイドというエクササイズをご紹介したいと思います。
背骨を意識してストレッチのコツは『背骨を動かす』ことです。
また、ストレッチの際に腹式呼吸を意識することで、副交感神経を優位にし、自律神経を整える効果も期待できます。
ぜひ実践してみてください。
目次
今回の背骨エクササイズのポイント
マーメイドは、背骨だけでなく、胸郭(胸回り全体)を動かしていくエクササイズになります。
人間の身体の中で背骨の各部位には役割があります。腰椎は安定させるべき部位、胸椎は動かすべき部位です。
背骨の胸椎は、現代の生活環境では硬くなりやすいです。腰痛を抱える方の多くはこの正しい動かした方ができておらず、胸椎は動かなくなり、腰椎は過剰に動いてしまいやすいです。そこで腰痛の訴えにつながります。そんな背骨の役割をマーメイドで鍛えていきます。
マーメイドのエクササイズで胸椎と腰椎の正しい動かし方を保って動いていきます。あくまで、腰椎を安定させたまま、胸椎を動かすのがポイントです。ただ胸回りが柔らかくなっても日常生活やスポーツ場面で活きてきません。
腰椎の前弯、腰椎の反りを保つことが大前提のエクササイズなので、そこに意識を向けたうえで背骨の胸椎を動かしていきます。ぜひ行ってみてください。
その際、腹式呼吸を意識しましょう。呼吸法は本来意識することのできない自律神経に対して、自ら介入できる方法の一つです。
腹式呼吸を意識することで、副交感神経の働きを優位にすることが可能です。
効果
② 背骨だけでなく、胸郭全体のストレッチ
③ 腰椎の安定性向上
回数
まずは10回から始めてみましょう。横の動きだけでなく身体を捻る動きもぜひチャレンジしてみてください。
動作方法
下の動画も確認しつつ、以下の動きを行ってください。
②お尻の座骨と頭のてっぺんの両方から引っ張り合うようにして背骨の伸びを作ります。
③親指を上に向けた状態で前方から右手を天井に向けて伸ばします。
④手は伸びたまま、身体を左側に傾けて、身体の側面の伸びを感じます。
⑤右の座骨から右手の先までの伸びを保ったまま、みぞおちを上に向けて胸を開きます。
⑥そのあとに、みぞおちを下に向けて手を遠くに伸ばす。
注意点
身体の伸びを保ちながら行いましょう。
※違和感や痛みがある場合は、無理をしないようにしてください。エクササイズにより痛みや異変を生じた場合は、直ちエクササイズをに中止してください。
エクササイズ紹介
他にも自宅でできる簡単エクササイズを紹介していますので、ご興味があれば見てみてください。
https://www.instagram.com/keisuke_pilates_pt/
当院のご紹介
整形外科の診療に必要な設備が整った診療所
当院は、各種専門領域を持った医師の診療に加え、大学病院と同様の医療機器を有し、かつ、理学療法士・作業療法士によりリハビリテーションも積極的におこなっている診療所です。また、併設の慶友整形外科脊椎関節病院では手術加療も行なっております。
そのため当院では、整形外科疾患におけるほぼ全ての治療を提供することができます。
当院の『7つの特徴』や『ミッション』についてご案内いたします。
各部門の専門家が集まった特殊外来を設置
当院は、一般的な関節の痛みや筋肉の痛みを診る整形外科の他に、「脊椎(首・腰)」、「肩関節」、「股関節」、「膝関節」、「手」、「足」とそれぞれの専門家が集まった専門外来を用意しております。
他院で診断がつかない症状に関して、各領域の専門家が診察をいたします。
手や足が痺れる、膝や股関節は痛い、背中が曲がってきたなどの症状でお困りの方へ。
都内最大級のリハビリ室を完備
患者様の健康を取り戻すため、当院ではリハビリテーションに力を入れております。
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当院では交通事故診療に強い整形外科専門医が治療を行います。ぜひ一度ご相談ください。
当院は、整形外科専門医が交通事故治療を行う医療機関です。