膝の痛み – 原因を知りたい方へ症状と治療の基本を教えます
適度に動ける状態を維持するうえで、膝の痛みは生活に大きな影響を及ぼします。歩行や階段の上り下りに困るだけでなく、日常の外出や趣味のスポーツを制限してしまうこともあります。
膝が痛む原因は変形性膝関節症や軟骨のすり減り、靭帯損傷、肥満など多岐にわたりますが、適切な診断と治療を行うことで症状が改善し、再発を予防する手立ても見えてきます。
これから、膝が痛いと感じるときに考えられる原因や具体的な治療の方法、日常生活での留意点などを総合的に説明します。
目次
膝の構造と痛みのメカニズム
膝は人の身体のなかでも重量を支える重要な関節です。骨、軟骨、筋肉、靭帯などが複雑に組み合わさり、日常生活のあらゆる動作に関わっています。
この部分に何らかのトラブルが生じると痛みや違和感が出やすいです。
膝関節の基本構造
大腿骨(太ももの骨)・脛骨(すねの骨)・膝蓋骨(膝のお皿)がかみ合う形で膝関節は成り立ちます。それぞれの骨が直接擦れ合わないように軟骨がクッションの役割を担っています。
さらに、膝の内側と外側には半月板と呼ばれる組織があり、衝撃を吸収しつつ関節を安定させています。
膝軟骨の役割
膝関節を円滑に動かすためには軟骨が重要です。衝撃をやわらげるほか、骨同士の摩擦を小さくし、滑らかな動きを助けます。軟骨は加齢や負荷のかかる動作で徐々にすり減っていきます。
すり減りが一定以上進むと、変形性膝関節症のような慢性的な痛みが起こりやすくなります。
筋肉や靭帯が果たす役割
膝関節を支え、動かすうえでは大腿四頭筋やハムストリングス、内側・外側側副靭帯、前・後十字靭帯などの存在が大きいです。
筋力の低下や靭帯の損傷があると、膝関節への負担が増え、痛みや不安定感につながります。
膝に負担がかかる仕組み
歩行や階段の昇降で膝関節には体重以上の負荷がかかります。体重が増えるほど、その負担はさらに大きくなります。
また、O脚やX脚といった脚のアライメントの乱れも特定の部位に過剰な圧力をかける原因となります。
代表的な膝関節の構成要素をまとめたもの
部位 | 概要 | 役割 |
---|---|---|
大腿骨 | 太ももの骨 | 膝関節の上部を形成し、全体重を支える部分 |
脛骨 | すねの骨 | 膝関節の下部を形成 |
膝蓋骨 | 膝のお皿 | 関節の前面を覆い、動作時の滑りを助ける |
半月板 | 内側と外側に位置する半月形の軟骨 | 膝関節の安定性を保ち、衝撃を吸収 |
靭帯 | 前十字靭帯・後十字靭帯など多数 | 関節の動きを制御し、過度なねじれを防ぐ |
大腿四頭筋 | 太ももの前面にある大きな筋肉群 | 膝を伸ばす動作に関与し、歩行をサポート |
ハムストリングス | 太ももの裏側にある筋肉群 | 膝を曲げる動作に関与し、スムーズな動きを提供 |
膝痛みの主な原因
膝が痛む原因には多種多様なものがあります。なかでも加齢に伴う変形性膝関節症や、スポーツによる靭帯損傷・半月板損傷などが代表的です。
疾患の種類を知り、自分の膝痛みがどのタイプにあてはまるのかを考えることが重要です。
変形性膝関節症とは
変形性膝関節症は、中高年以降に多くみられる疾患です。軟骨がすり減ることで骨が直接ぶつかり合い、膝に痛みや腫れが生じます。
初期段階では朝起きたときや動き始めに痛みが強く、進行すると階段の昇降が難しくなるなど日常生活に支障が出てきます。
半月板損傷や靭帯損傷
スポーツを積極的に行う人によくみられる障害です。膝をひねったり、急に方向転換したりすると半月板や靭帯を傷める可能性があります。
損傷の程度によっては歩行時の激痛や腫れが起きます。
炎症が関与するケース
急性関節炎やリウマチ性疾患など、炎症が膝関節を侵すケースでも痛みを感じやすいです。細菌感染による急性関節炎の場合は発熱や強い腫れが生じ、早急な治療が必要になることがあります。
スポーツによる慢性的負荷
長距離ランナーに多い腸脛靭帯炎(ランナー膝)や、ジャンパー膝などの腱炎が代表的です。
オーバーユース(使い過ぎ)によって筋肉や腱、靭帯に微細な損傷が繰り返され、慢性的な痛みが引き起こされます。
膝痛みの主な原因と特徴
原因 | 主な特徴 | 好発年齢・状況 |
---|---|---|
変形性膝関節症 | 軟骨のすり減り、O脚傾向、腫れ | 中高年以降、肥満、高齢女性に多い |
半月板損傷 | ひねった際の痛み、関節のロッキング | スポーツ時、急な捻転動作など |
靭帯損傷 | 急な方向転換での痛み、関節の不安定感 | スポーツ全般 |
腸脛靭帯炎(ランナー膝) | 膝の外側が痛む、走行時に増悪 | 長距離走者に多い |
急性関節炎 | 発熱を伴う激しい痛み、腫れ | 細菌感染や免疫異常など |
リウマチ性疾患 | 複数の関節に痛み、朝方のこわばり | 免疫異常、中年女性に比較的多い |
よくみられる誘因の一覧
- 体重増加
- 長時間の同じ姿勢(デスクワークなど)
- 激しい運動や無理なトレーニング
- O脚やX脚による歩行時の負荷
- 加齢に伴う軟骨のすり減り
代表的な症状と部位別の特徴
膝の痛みは内側や外側、裏などに分かれて現れる場合が多いです。痛む部位に応じて原因となる疾患をある程度推測できます。
膝の内側が痛いとき
膝の内側は体重がかかりやすい部位です。変形性膝関節症ではまず内側から軟骨がすり減りやすく、内側の腱(鵞足部)に炎症が起こる鵞足炎などが原因になることもあります。
膝の外側が痛いとき
ランナー膝とも呼ばれる腸脛靭帯炎は、膝の外側に痛みを生じさせます。走行時に膝の外側がこすれて炎症を起こし、痛みが増すパターンが典型例です。
膝の裏や上が痛む場合
膝の裏にはベーカー嚢腫(膝の関節液が過剰にたまる)や関節リウマチによる腫れなどが考えられます。膝の上が痛むときは膝蓋大腿関節症や大腿四頭筋腱炎などが関連することがあります。
痛風やリウマチなど別の疾患の可能性
痛風は尿酸値が高い人に起こりやすく、足の親指だけでなく膝にも強い痛みをもたらす場合があります。
また、リウマチ性疾患は免疫の異常によって関節炎が広範囲に発生し、膝にも症状が現れます。
膝痛みが出る主な部位と想定される疾患
痛みの部位 | 考えられる疾患の例 | 病態の特徴 |
---|---|---|
内側 | 変形性膝関節症、鵞足炎など | 体重負荷が集中しやすい |
外側 | 腸脛靭帯炎(ランナー膝)、外側半月板損傷 | 主に運動時の繰り返し動作が原因 |
膝の裏 | ベーカー嚢腫、関節リウマチ | 膝裏に腫れや違和感が起きる |
膝の上 | 大腿四頭筋腱炎、膝蓋大腿関節症 | 膝の曲げ伸ばしで痛みが増す |
全体 | リウマチ、痛風、膝蓋骨亜脱臼など | 関節全体の炎症や異常が原因 |
膝痛みを感じたときに注目する点
- 痛みが出るタイミング(朝、歩き始め、運動中など)
- 痛みの強さや腫れの有無
- クリック音、ひっかかり感の有無
- 痛み以外の症状(発熱、むくみなど)
病院での診断と検査の流れ
膝の痛みが持続する場合や症状が悪化するようなら、整形外科を受診することが大切です。問診や視診、触診、画像診断などを通じて原因を突き止め、適切な治療方針を決定します。
問診と視診
医師はまず、「いつから痛むか」「どのような動きで痛みが強くなるか」などを質問します。同時に歩き方や関節の腫れ具合などを視診して判断材料を集めます。
画像診断(レントゲン・MRIなど)
レントゲンでは骨や関節の変形の程度、軟骨のすり減りの度合いが推測できます。MRIでは靭帯や半月板など軟部組織の損傷を詳しく確認できます。
必要に応じてCTスキャンや関節鏡検査を行うこともあります。
血液検査の重要性
リウマチや痛風など代謝・免疫が関係する疾患が疑われる場合は血液検査を行います。関節炎の原因が感染症によるものかどうかを判別するうえでも血液検査は有用です。
診断結果から見る治療方針
診断結果をもとに、保存療法で進めるか、手術を検討するかを決めます。早期であれば運動療法や注射などで改善をめざすケースが多いです。
変形が進行し痛みが強い場合は手術の適応を考えることがあります。
主な検査と特徴
検査方法 | 特徴 | 主にわかる情報 |
---|---|---|
レントゲン | 骨格の状態、関節の変形具合を確認できる | 変形性膝関節症の進行度、骨折など |
MRI | 軟部組織を詳しく見る | 半月板損傷や靭帯損傷、腱炎の有無など |
血液検査 | リウマチ因子や尿酸値、炎症反応を測定 | 免疫異常、痛風、感染症の可能性 |
関節鏡検査 | 関節内部を直接カメラで観察 | 軟骨・半月板・靭帯の状態を詳細に把握 |
CTスキャン | 骨の詳細な形状を3次元的に把握 | 骨折の程度や骨の変形の詳細 |
主な治療方法
膝痛みの治療は保存療法と手術療法に大きく分かれます。保存療法では運動や投薬、注射などで改善をめざし、症状が重い場合は手術が選択肢になります。
保存療法(運動・ストレッチ・注射など)
日常で取り組みやすい方法です。痛みが軽度の段階なら、生活習慣の見直しとリハビリを中心に改善する可能性があります。
- 運動療法:大腿四頭筋やハムストリングスの強化で膝関節を安定させます。
- ストレッチ:膝周りの柔軟性を高め、血流を促します。
- 注射治療:ヒアルロン酸やステロイド注射で炎症を軽減し、滑らかな動きをサポートします。
- 装具療法:サポーターやインソールで関節の負荷を分散し、痛みをやわらげます。
保存療法に用いられる主な注射や薬剤
種類 | 働き | 注意点 |
---|---|---|
ヒアルロン酸 | 関節液を補う作用で軟骨保護と疼痛緩和を促す | 効果の持続には個人差がある |
ステロイド | 強力な消炎作用で急性の炎症を鎮める | 繰り返しの使用には留意が必要 |
消炎鎮痛薬 | 痛みや炎症を抑える | 胃腸障害など副作用に注意 |
関節内洗浄 | たまった関節液や炎症物質を除去 | 一時的な改善にとどまる場合 |
手術療法の種類
変形が進んだ場合や半月板・靭帯に重い損傷が認められる場合に検討される方法です。変形性膝関節症では高位脛骨骨切り術や人工関節置換術が代表的です。
半月板損傷や靭帯損傷は関節鏡下での縫合や再建手術を行います。
人工関節置換の選択
軟骨がすり減り、痛みが強く日常生活に大きな支障がある場合は人工関節置換術が検討されます。
人工関節は金属や特殊なプラスチック素材でできており、痛みの軽減や歩行能力の改善が期待できます。
リハビリテーションの流れ
術後は早期からリハビリを始めることで筋力の低下を防ぎ、可動域を保つことが大切です。理学療法士と相談しながら段階的に負荷を増やし、膝関節を元の状態に近づけます。
主な手術方法と概要
手術方法 | 内容 | 適応となる状態 |
---|---|---|
高位脛骨骨切り術 | 脛骨を切り、骨の角度を矯正して関節の荷重を再分配 | 変形性膝関節症の初期~中期 |
人工関節置換術 | 痛んだ関節を人工素材で置換 | 進行した変形性膝関節症 |
半月板縫合・切除 | 損傷した半月板を関節鏡下で修復または切除 | 半月板の裂傷が大きい場合 |
靭帯再建術 | 断裂した靭帯を移植片で再建する | 前十字靭帯・後十字靭帯の損傷など |
関節鏡下デブリードマン | 関節内の遊離体や炎症部位を除去 | 急性・慢性の軟骨損傷、炎症全般 |
日常生活で気をつけたいこと
膝の痛みを改善するには、治療だけでなく日常生活にも目を向けることが重要です。体重を適正範囲に保ち、無理のない動作を心がけることで膝への負担を減らせます。
体重管理と食事
体重が増えると膝への負担は飛躍的に増します。カロリー過多に注意し、野菜やタンパク質をバランスよく摂取することで肥満の予防につながります。
膝にやさしい食品と栄養素
食品の例 | 主な栄養素 | 期待できる効果 |
---|---|---|
魚(サバ、イワシ) | オメガ3脂肪酸 | 炎症を抑える作用がある |
大豆製品(豆腐等) | 良質なタンパク質 | 筋肉の合成をサポート |
緑黄色野菜 | ビタミン、ミネラル | 抵抗力の維持や代謝を促進 |
牛乳やヨーグルト | カルシウム | 骨の強化 |
果物 | ビタミンCなど | 軟骨コラーゲンの合成に寄与 |
運動習慣の取り入れ方
ウォーキングや軽い筋力トレーニングを無理のない範囲で継続すると、膝まわりの筋力強化につながります。
痛みが強いときはプールでの水中ウォーキングなど、関節への負荷が少ない方法を選ぶとよいです。
初心者向けの簡単な運動内容
- ゆっくりしたペースでのウォーキング(20~30分程度)
- 水中ウォーキングやアクアエクササイズ
- 大腿四頭筋の軽いトレーニング(椅子に座った状態で膝を伸ばす)
- もも裏のストレッチ(軽い引っ張り感を目安に行う)
サポーターや杖の活用
膝用のサポーターや杖を正しく使用すれば、日常動作の負担を軽減できます。
ただし、過度に依存すると筋力が衰える可能性もあるため、医師や理学療法士と相談しながら使い方を検討してください。
生活環境の整備
自宅の床に物を置かず、安全な通路を確保するとつまずきのリスクを減らせます。階段に手すりを取り付けるなどの工夫も痛みを軽くするうえで有効です。
予防と再発防止
膝痛みが一度改善しても、再び負荷をかければ症状がぶり返すことがあります。普段から膝にやさしい生活を心がけることが大切です。
筋力アップが大切
強い大腿四頭筋やハムストリングスがあれば、膝関節が安定し、日常の衝撃を吸収しやすくなります。軽いスクワットやレッグエクステンションを行うと筋力アップを期待できます。
膝周りの筋力を養う運動例
運動名 | 動作の概要 | ポイント |
---|---|---|
スクワット | 足を肩幅に開き、背筋を伸ばしてゆっくり膝を曲げる | 深くしゃがみすぎない、小刻みに行う |
レッグエクステンション | 椅子に腰掛け、片脚ずつ膝を伸ばす動作 | 膝を完全に伸ばした状態で少しキープする |
ヒップリフト | 仰向けに寝た状態でお尻を持ち上げる | お尻と太ももの裏側を意識して動かす |
正しい姿勢と歩き方
姿勢が悪いと膝への負荷も増します。背筋を伸ばし、視線をやや前方に向けて歩くと足全体でしっかり着地でき、膝への衝撃を和らげられます。
軟骨や靭帯を守る工夫
急な動きやジャンプの繰り返しは軟骨や靭帯への負荷を増やします。準備運動を入念に行い、急激な負荷を避けるだけでも予防につながります。
早期受診の重要性
少しの痛みでも放置していると悪化するリスクがあります。我慢できない痛み、腫れ、熱感がある場合は早めに医療機関に相談すると適切な処置を受けられます。
再発防止に有効な工夫
- 適度な運動と休養のバランス
- 急な負荷を避けた動きのコントロール
- 体重や血圧の定期的なチェック
- 痛みが出たら医療機関へ行く判断を早めにする
よくある質問
膝痛みについて多くの方が疑問を抱えています。適切な知識を持つことで不安を減らし、効率的に対処できます。
膝が痛むときに動かしていい?
痛みが強い段階では無理に動かさず、まずは安静とアイシングで炎症を落ち着かせることが大切です。
ただし、長期的には筋力低下を防ぐために医師の許可を得ながら軽い運動を取り入れたほうが回復に役立ちます。
膝が痛む際の注意点リスト
- 痛みが強い場合はアイシングを試す
- 湿布やサポーターでサポートを行う
- 安静を守りつつ軽めのリハビリを行う
- 動かすときは痛みを感じない範囲で行う
病院での治療はいつ受ける?
数日~1週間以上痛みが続く、または痛みが強くなってきたと感じたら、早めに整形外科を受診するとよいです。事故やスポーツで大きなケガをした場合はその時点で検査を受けるのが理想です。
スポーツを続けても大丈夫?
痛みの原因や程度によります。
軽い炎症なら適切なサポーターやテーピングを使いながら続行できる場合もありますが、靭帯損傷などの重症例では専門医と相談して休養が必要になるケースがあります。
サプリやヒアルロン酸注射の効果は?
サプリメントは体質や病態によって効果が異なります。
ヒアルロン酸注射は軟骨のすり減りを直接回復させるわけではありませんが、関節内の滑りをよくし、痛みをやわらげる効果が期待できます。
膝に負担をかけないスポーツ例
スポーツ名 | 特徴 | 適度な負荷で続けやすい理由 |
---|---|---|
水泳 | 水の浮力で関節への負荷が少ない | 膝への衝撃を大幅に軽減 |
自転車 | 坐った姿勢で行うため体重負荷が少ない | 無理なく膝を動かせる |
ウォーキング | スピードを調整しやすい | 長時間続けても膝の痛みが出にくい |
痛みがある場合は専門家と相談し、自分の状態に合った運動方法を選ぶと回復をサポートできます。症状に合わない強い負荷は悪化の原因になるため、慎重に判断してください。
以上
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