足立慶友医療コラム

股関節の構造と機能を整形外科医がわかりやすく伝える

2025.04.19

人間の体を支える大切な部位の中でも、股関節は全身のバランスや歩行の安定性などに大きく関わります。

脚を動かすときに回転やひねりなど多彩な動きを担い、スポーツや日常生活のあらゆる動作にも深く関係します。本記事では、整形外科医の立場から股関節の構造や機能、起こりやすいトラブルや予防の考え方などを丁寧にお伝えします。

痛みの原因を知り、正しいケアや生活の工夫を理解することで、長期的に健康な動きを維持する役立つ知識を得ていただければ幸いです。

股関節とは何か

歩行や姿勢の安定において重要な役割を担う部位であり、骨盤と大腿骨の連結部分が形成するボール&ソケット型の関節です。

球状の大腿骨頭が骨盤側の寛骨臼にフィットする構造によって、前後や左右、回旋方向など幅広い動きを可能にします。

体重がかかる重要な部分なので、周辺には強固な靱帯や筋肉が存在します。ここではまず、股関節周囲の骨格や筋肉、そしてなぜこの部位が大きく注目されるのかを深めていきます。

股関節周囲の骨格

骨盤と大腿骨の組み合わせによって成り立ち、大腿骨頭が受け皿となる寛骨臼と噛み合う形をとります。寛骨臼は骨盤の一部であり、坐骨・恥骨・腸骨が合わさった構造です。

これらの骨は人体をしっかりと支え、姿勢や歩行で大きな力がかかっても安定を維持するように配置されています。

股関節を支える筋肉

大腿骨と骨盤を支える筋肉には、大腿四頭筋やハムストリング、内転筋群、外転筋群、さらには腸腰筋などが挙げられます。

これらの筋肉が協調して働き、脚を前後左右へ動かすほか、股関節周辺の回旋動作も担います。筋力が不足すると動作が制限され、負担が増大して痛みを生じる可能性が高まります。

股関節が注目される理由

この部位は、体重が直接かかる部分でありながら広い可動域が必要です。そのため、構造的にも力学的にも大きな負荷がかかり、痛みや変形が起こりやすい特徴があります。

普段の姿勢や生活習慣の影響を受けやすいため、定期的なメンテナンスや筋力維持が大切です。

正しい姿勢への影響

骨盤を介して脊柱と連動するため、股関節付近の状態が悪化すると姿勢の乱れに直結します。左右どちらかに偏った使い方が続くと、腰痛や膝痛の原因にもなり得ます。

良好な動きを維持するには、骨格と筋肉のバランスを日常的にチェックし、適度な運動を取り入れることが重要です。

骨盤まわりの主な役割一覧

役割内容影響度
支持上半身を支える土台として機能する姿勢の安定性に直結
連結下肢との橋渡しを行う歩行や動作のスムーズさに影響
保護生殖器・泌尿器などの内臓を守る内臓機能の維持に関係
可動前傾・後傾などの角度調整を行う腰椎や股関節周辺の負担に関係

十分な可動性を確保しつつも、体の中心をしっかり支える役割があるため、とくに筋力低下やバランス不良を感じる方は注意が必要です。

股関節の骨格構造

骨盤と大腿骨が連結して成り立ち、広範囲の動きを可能にします。球状の大腿骨頭は寛骨臼に包み込まれるようにはまり、強固な軟骨や靱帯で補強されています。

これらの組織が相互に働くことでスムーズな動きや衝撃吸収が期待できます。次からは骨盤や大腿骨、関節軟骨や靱帯がどのように機能し、全体を支えているのかを詳しく見ていきます。

骨盤の構造

腸骨・恥骨・坐骨の3つが癒合して構成され、腰椎とも連動します。左右の寛骨が仙骨を挟む形で配置され、骨盤全体としての安定性を生み出します。

上半身の重みを受け止め、股関節へ力を伝達する要の部分です。

大腿骨との連結

大腿骨は人体の中でも最も長くて太い骨であり、骨盤とつながる股関節部分は球状の大腿骨頭になっています。大腿骨頭が寛骨臼に入り込み、さまざまな方向への可動を支えます。

この連結が適切に機能するためには、軟骨の健康状態と周辺筋肉の協調が欠かせません。

関節軟骨の役割

大腿骨頭と寛骨臼の接触面には関節軟骨が存在し、摩擦を減らしてスムーズな動作を実現します。

軟骨には衝撃を吸収する機能もあり、衝撃がそのまま骨に伝わらないように保護する働きを持っています。

軟骨が摩耗すると痛みや炎症が生じやすくなり、変形性股関節症に移行するケースも少なくありません。

靱帯の働き

股関節周りには強靱な靱帯があり、関節を安定化させています。代表的なものに「腸骨大腿靱帯」「坐骨大腿靱帯」「恥骨大腿靱帯」があり、それぞれ異なる方向から関節を補強します。

これらは大きな力が加わっても脱臼などが起きにくいようにサポートする大切な組織です。

主な靱帯の特徴

名称位置関係主な機能
腸骨大腿靱帯前方過度な伸展を抑制する
坐骨大腿靱帯後方大腿骨頭が後方へ移動するのを防ぐ
恥骨大腿靱帯下方下方への過度な動きを制御する

これらの靱帯が連携して強力な安定感を生み出すため、外力や無理な動作から関節を守ります。

股関節の動きと可動域

人が歩く、しゃがむ、立ち上がるといった動作の基盤になり、屈曲・伸展、外転・内転、外旋・内旋など多彩な動きを発揮します。

動きの幅が広いからこそ、十分に可動できる状態を保つことが快適な生活の維持に関わります。続いて、それぞれの動作パターンや日常生活に与える影響を確認していきましょう。

屈曲・伸展

股関節の屈曲は脚を前に上げる動作で、伸展は脚を後方へ引く動きです。階段を上るときには大腿四頭筋を中心とした屈曲が重要になり、歩行時の蹴り出しの際には伸展が必要になります。

これらの動きがスムーズに行われることで、日常の移動が疲れにくくなります。

外転・内転

外転は脚を外側に開く動きで、内転は脚を内側に閉じる動きです。ふらつきを防いだり、バランスを保つうえで大きな役割を果たします。

外転や内転を行う筋力が落ちると、歩行時の安定性が下がり、転倒リスクが高まる可能性があります。

外旋・内旋

脚を外向きや内向きに回す動きで、足先の向きや姿勢全体に影響を与えます。特に外旋や内旋の可動域が低下すると、正しい歩き方がしにくくなります。

スポーツやダンスなどでは外旋や内旋を活用して複雑な動きをするため、この動作は多彩な運動パフォーマンスにもつながります。

日常生活動作への影響

立ち上がりや歩行、椅子への着座といった基本動作は、股関節の広い可動域と適切な筋力に支えられています。違和感や痛みがあると、動作ひとつひとつに支障を感じるようになります。

しっかりと動く状態を維持するには、適度なストレッチや筋力トレーニングで可動域を確保することが大切です。

主な股関節の運動範囲

動き平均的な可動範囲(度)必要な筋肉
屈曲約120腸腰筋、大腿四頭筋
伸展約20大殿筋、ハムストリング
外転約45中殿筋、小殿筋
内転約30内転筋群
外旋約45外旋筋群
内旋約35内旋筋群

人によって個人差はありますが、一定の可動範囲を保つことで、座る、立つ、歩くといった動作を快適に行いやすくなります。

よくあるトラブルと症状

股関節は可動域が広く、そのぶん負担も大きい関節です。とくに体重が直接かかる箇所であるため、変形や痛みが生じるケースが多いといえます。

早めに対処すれば軽快が期待できる場合もありますが、放置すると慢性的な痛みに移行して生活の質が大きく低下する恐れがあります。

ここからは、代表的なトラブルとその症状について解説します。

変形性股関節症

軟骨の摩耗や骨の変形が進む状態で、中高年の女性に多い傾向があります。初期段階では違和感や軽い痛みがあっても、放置しがちな場合が少なくありません。

進行すると関節の隙間が狭まり、強い痛みや可動域の制限が起き、歩行困難に至ることもあります。

股関節周辺の痛み

炎症や筋膜のトラブルなど、周辺組織の影響によって痛みが生じるケースがあります。たとえば腸腰筋が硬くなると、足を上げる動きが制限され、股関節付近に違和感が走るようになります。

痛みが長期化すると、動作を避けるようになり筋力低下を引き起こします。

加齢による変化

年齢を重ねると筋力や軟骨が衰えやすくなり、股関節のクッション機能が低下する傾向にあります。骨粗鬆症が進むと骨折リスクも高まります。

早いうちから無理のないトレーニングや栄養管理を行い、加齢による機能低下を緩やかにする努力が必要です。

放置した場合の影響

初期の痛みや違和感をそのままにすると、歩くのがおっくうになり運動不足に陥ります。筋力低下が進行して姿勢が崩れやすくなり、ほかの部位にも悪影響が連鎖します。

膝や腰に負担がかかる場合もあり、全身状態が落ちていくことを防ぐために早期のアプローチが大切です。

股関節で起こりやすいトラブルの特徴

症状主な原因進行リスク
変形性股関節症軟骨摩耗、体重負荷の偏り関節の変形が進む
腸腰筋の硬化運動不足、長時間の座位可動域の制限が強まる
炎症性の痛み過度な運動、外傷腫れや熱感を伴うことがある
骨折リスク増大骨粗鬆症、転倒歩行困難に直結

少しでも異変を感じたら、早めに整形外科医に相談して原因を突き止め、適切な対策を考えるのが望ましいです。

  • 股関節まわりが痛むときは姿勢を見直す
  • 体重コントロールも進行予防に有効
  • 筋力維持は運動習慣の継続がカギ
  • 痛みを我慢し続けると状態が悪化しやすい

痛みの原因と予防法

違和感や痛みが生じる背景には、筋力不足や姿勢不良、体重過多などの生活習慣面が大きく関係します。周辺組織が過度な負担を受けると炎症が起こり、痛みが慢性化するリスクが高まります。

適切な予防と対処を行うことで、長く動きを維持しやすくなります。以下では、主な原因と予防に役立つ具体的な方法を紹介します。

筋力低下と関係性

大腿四頭筋や中殿筋など、股関節を安定させる筋肉が弱ると関節に直接負担がかかります。たとえば中殿筋が弱ると骨盤が左右にブレやすくなり、歩行が不安定になります。

筋肉の衰えが進行すると、普段の動きにも大きく影響が及びます。

姿勢・歩行の見直し

猫背や反り腰など不適切な姿勢が日常化すると、股関節への負荷が偏ってしまいます。歩行時に左右どちらかへ体重を乗せ過ぎる癖がある方は特に注意が必要です。

鏡で姿勢をチェックしたり、歩くときのリズムや左右のバランスを意識して確認すると改善の糸口がつかみやすくなります。

体重管理の必要性

過剰な体重は股関節への負荷を増やす大きな要因の1つです。減量や適正体重の維持によって関節へのダメージを軽減できます。

無理なダイエットではなく、適切な栄養バランスを確保しながら運動を取り入れることが大切です。

早期対策の大切さ

軽い痛みがある段階で対処を開始すると、長期的な変形や手術を避ける可能性が高まります。整形外科で診断を受け、筋力強化や生活指導などを組み合わせてアプローチすると効果的です。

原因を明らかにすることで、今後起こりうるトラブルの予防にもつながります。

痛みを誘発しやすい生活習慣

要因具体例改善の方向性
運動不足座りっぱなし、歩く時間の極端な不足散歩や軽いエクササイズを取り入れる
偏った体重負荷長時間の片足重心、悪い姿勢でのスマホ使用左右均等の重心を意識、姿勢をチェックする
急な激しい運動準備運動不足でいきなり走ったり跳んだりするウォーミングアップとクールダウンを十分に行う
過剰な体重増加暴飲暴食や夜食の増加適度な食事制限と継続的な有酸素運動

生活習慣の小さな調整が、痛みやトラブルの回避につながる可能性があります。

日常生活で気をつける点

普段の立ち方や座り方、履物の選び方など、ちょっとした工夫によって股関節への余計な負担を軽減できます。

無理なく継続できる習慣づくりを意識すると、痛みの再発や加齢による機能低下を緩やかにできます。ここでは、身近な部分を見直すポイントをまとめていきます。

立ち上がりやすい環境づくり

椅子の高さやベッドの高さが合わないと、股関節に余分な力が加わりやすくなります。膝と股関節がほぼ同じ高さになるように調整すると、立ち上がる動作がスムーズです。

クッションや補助具を活用する方法も役立ちます。

椅子やベッドの高さ目安

身長適切な椅子の座面高(目安)ベッドの高さ(目安)
150cm~160cm約40cm~42cm膝の高さに近い位置
160cm~170cm約42cm~45cm腰が深く沈み込まない程度
170cm~180cm約45cm~48cm立ち座りが苦にならない高さ
180cm以上48cm以上必要に応じて調整が望ましい

高さを少し変えるだけでも、立ち上がりの際に股関節へかかる負荷が軽くなります。

正しい靴の選び方

クッション性やフィット感が合わない靴を履くと、足裏や股関節に不自然な力が加わります。踵や足先がきちんとホールドされるタイプの靴、ある程度クッションがあるインソールなどを選ぶと負担を減らせます。

また、ヒールが高すぎると前のめりの姿勢を助長するため、股関節周辺にストレスをかける場合があるので注意が必要です。

適度な運動の工夫

ウォーキングや簡易的なエクササイズを定期的に行うと、筋肉を維持しながら股関節の可動域を保ちやすくなります。

ただし、急に長距離を走るなど激しい運動を始めると炎症が起きる恐れがあります。医師や専門家の意見を参考にしながら、自分に合った強度や頻度を設定するとよいでしょう。

  • 運動前の軽い準備運動で筋肉の温度を上げる
  • 呼吸を止めずに動きを行う
  • 疲れを感じたら適度に休息をとる
  • 毎日の小さな運動からスタートする

運動習慣を続けるコツ

最初から大きな目標を設定すると挫折しやすくなります。通勤や買い物で少し歩く距離を増やす、テレビを見ながらストレッチを行うなど、普段の生活にうまく組み込むことが大切です。

継続できれば徐々に筋力がつき、痛みも軽減しやすくなります。

股関節のメンテナンス方法

股関節を良好な状態に保つためには、筋力の維持や柔軟性の確保、そして休息をバランスよく行うことが必要です。

セルフケアを意識するだけでなく、早めに専門医の診断やアドバイスを受けることも意義があります。以下では、具体的なメンテナンスの考え方とポイントを紹介します。

ストレッチの考え方

強く伸ばしすぎると筋肉や腱を傷めるリスクがあるため、呼吸を意識しながら少しずつ伸ばす方法をとります。特に腸腰筋や大殿筋は硬くなりやすいので、毎日少しずつほぐすことが大切です。

ストレッチは動作前後だけでなく、日常的に取り入れると効果が高まります。

簡単に行える股関節まわりのストレッチ例

方法目的注意点
仰向けで膝を抱える腸腰筋や大殿筋の緊張を和らげる腰を浮かさないように支える
横向きで脚を後ろに伸ばす大腿前面の柔軟性向上呼吸を止めないようにする
イスに座って前屈太ももの後面や腰周囲の柔軟性UP背中を丸めすぎないように留意

ストレッチはイタ気持ち良いと感じる程度を目安に行い、無理は禁物です。

筋力トレーニングの基礎

大腿四頭筋や殿筋を強化することで、股関節への負担を和らげます。スクワットや足上げ運動など、器具を使わず自宅で実施できるトレーニングも多くあります。

ただし、痛みがある場合は無理をせず、専門家に相談しながらメニューを調整することが好ましいです。

  • スクワットは膝とつま先の向きを合わせる
  • 立位で片足を上げるトレーニングでは体幹も意識する
  • 殿筋を意識したブリッジ運動は腰を反りすぎないようにする
  • 反動を使わずにゆっくりと動作する

休息とリカバリー

運動だけでなく、休息をとるバランスが大切です。オーバーワークは股関節周りの炎症を招きやすく、かえって痛みを長引かせます。

入浴や軽いマッサージなどで血流を促しながら、疲労物質をため込まないようにすると回復が早まります。

専門医への相談のタイミング

痛みや違和感が2週間以上続く場合や、日常生活に支障を感じるようになったときは専門医の診断を受けるタイミングです。

レントゲンやMRIなどの検査で状態を確認すれば、具体的な原因と対処法を明確にできます。痛みをかばい続けるほど筋力低下が進むため、早めの受診が望ましいです。

メンテナンスに役立つポイントまとめ

項目方法期待できる効果
ストレッチ毎日少しずつ股関節を伸ばす柔軟性の向上、動作の負担軽減
筋トレ大腿四頭筋や殿筋を中心に強化安定性の確保、痛み緩和
休息適度な休養と入浴など疲労回復、炎症の抑制
医師の診察早期に状態をチェック悪化防止、適切な治療方針の決定

定期的なメンテナンスで、長期間にわたって良好な動作を維持しやすくなります。

よくある質問

最後に、股関節まわりに関して多く寄せられる質問とその回答を紹介します。症状や状態は個人差が大きいので、参考にしながら自分の状況に合った対策を検討してください。

痛みが軽減しないのはなぜか

筋肉の硬さや炎症のほか、骨や軟骨の問題が潜在的に進んでいる場合があります。自己流の対処だけでは原因を特定しづらいケースがあるため、医療機関で検査を受けると対処が明確になります。

運動で悪化する可能性はあるのか

痛みがある状態で負荷の強い運動をいきなり行うと、炎症が増幅されて症状が悪化することがあります。運動メニューは専門家と相談しながら段階的に進めると安全です。

手術が必要になるケースは

変形性股関節症が進行し、軟骨や骨の変形が大きい場合など、保存的治療では改善が難しいと判断されたときに検討されます。

手術の種類や適応は症状の程度や患者さんの全身状態によって異なるので、主治医とよく話し合うことが大切です。

病院選びの考え方

股関節に関して専門的な知識や技術を有する整形外科医が在籍している医療機関で診察を受けると、より詳しい検査や治療を受けられます。

リハビリテーション科が充実しているかどうかも確認のポイントとなります。

以上

参考文献

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MALLOY, Philip; WICHMAN, Daniel M.; NHO, Shane J. Clinical biomechanics of the hip joint. In: Hip Arthroscopy and Hip Joint Preservation Surgery. Cham: Springer International Publishing, 2022. p. 17-26.

Author

北城 雅照

医療法人社団円徳 理事長
医師・医学博士、経営心理士

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