足立慶友医療コラム

股関節症の症状と原因|整形外科での診断基準

2025.10.27

股関節に痛みや違和感を覚えると、「もしかして股関節症(変形性股関節症)ではないか」と不安になるかもしれません。

股関節症は、初期段階では自覚しにくいものの、進行すると日常生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。

この記事では、股関節症の具体的な症状、考えられる原因、そして整形外科でどのような基準に基づいて診断を行うかについて、詳しく解説します。

ご自身の症状を理解し、適切な対応を考えるための第一歩として、股関節症に関する正しい知識を得ることが大切です。

股関節症とは?基本的な理解

股関節の不調を理解するために、まずは股関節症がどのような状態を指すのか、その基本的な知識から確認していきましょう。

股関節の構造と役割を知ることで、なぜ症状が発生するのかを理解しやすくなります。

股関節の役割と構造

股関節は、太ももの骨である「大腿骨(だいたいこつ)」の先端にある丸い「骨頭(こっとう)」が、骨盤の「寛骨臼(かんこつきゅう)」という受け皿のようなくぼみにはまり込む形をしています。

この構造は「球関節(きゅうかんせつ)」と呼ばれ、体重を支える重要な役割(支持機能)と、脚を様々な方向に動かす役割(運動機能)を担っています。

骨頭と寛骨臼の表面は、「関節軟骨(かんせつなんこつ)」という滑らかで弾力のある組織で覆われています。この軟骨がクッションの役割を果たし、関節が滑らかに動くように助けています。

股関節症(変形性股関節症)の概要

股関節症、一般的には「変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)」と呼ばれ、股関節の関節軟骨がすり減ったり、骨が変形したりすることで痛みや機能障害が生じる状態を指します。

関節軟骨がすり減ると、その下にある骨同士が直接こすれ合うようになり、痛みが発生します。

また、関節の隙間が狭くなったり、骨の縁に「骨棘(こつきょく)」というトゲのようなものができたりすることもあります。

股関節症の進行

股関節症は徐々に進行することが多いです。初期の段階では軟骨のすり減りも軽度ですが、時間が経つにつれてすり減りが進行し、骨の変形も顕著になります。

この進行に伴い、症状も変化していきます。

股関節症の進行段階の目安

進行段階主な状態自覚症状の例
前期・初期軟骨のすり減りが始まる。関節の隙間がわずかに狭くなる。立ち上がりや歩き始めの軽い痛み・違和感。
進行期軟骨のすり減りが進み、骨棘ができる。関節の隙間が明顯に狭くなる。歩行時の痛みが強くなる。可動域が狭くなる。
末期軟骨が消失し、骨が直接こすれ合う。骨の変形が著しい。安静時や夜間にも痛む。歩行が困難になる。

股関節症の主な症状

股関節症の症状は、病気の進行度合いによって様々です。

初期のわずかな違和感から、進行期・末期の強い痛みまで、どのような症状が現れるかを知っておくことは、早期発見のために重要です。

初期症状 見逃しやすいサイン

股関節症の最も早い段階で現れる症状は、多くの場合、痛みよりも「違和感」や「だるさ」です。特に股関節の前面(脚の付け根)や臀部(おしり)に感じることが多いです。

痛みが出現する場合も、最初は「立ち上がる時」「歩き始める時」「長時間歩いた後」など、特定の動作の開始時や負荷がかかった時に限定される傾向があります。

安静にすると症状が和らぐため、一時的な疲れと勘違いして見過ごしてしまうことも少なくありません。

進行期の症状 歩行への影響

病状が進行期に入ると、痛みの頻度や強さが増してきます。初期には動作の開始時だけだった痛みが、歩行中も持続するようになります。

この痛みにより、無意識に痛い方の脚をかばうようになり、歩き方に変化が現れます。具体的には、痛い方の脚を引きずるような歩行(跛行:はこう)が見られるようになります。

また、関節軟骨のすり減りや骨の変形が進むと、股関節の動き自体が悪くなります。これを「可動域制限(かどういきせいげん)」と呼びます。

可動域制限による日常生活の支障

  • 靴下を履くのが難しい
  • 足の爪切りが困難になる
  • 和式トイレの使用や正座ができない
  • 階段の上り下りが辛い

これらの動作が困難になるのは、股関節を深く曲げたり、開いたり(あぐらをかく動作)する動きが制限されるためです。

末期症状 安静時の痛み

末期になると、関節軟骨の多くが失われ、骨同士が直接ぶつかるようになります。

この段階では、歩行時だけでなく、座っている時や横になっている時(安静時)にも強い痛みを感じるようになります。

夜間に痛みで目が覚める(夜間痛)こともあり、生活の質(QOL)が著しく低下します。

また、痛い方の脚が短くなったり(脚長差)、関節が固まって動かせる範囲が極端に狭くなったりすることもあります。

症状セルフチェック もしかして股関節症?

股関節の不調を感じたとき、それが股関節症によるものか気になるかもしれません。

専門家による診断が必要ですが、日常生活の中でご自身の症状を振り返ることは、受診のきっかけとして役立ちます。

日常生活での確認ポイント

以下に示すような状況が当てはまるか、ご自身の生活を振り返ってみましょう。これらは股関節症の患者さんからよく聞かれる症状や困りごとです。

ただし、これらが当てはまるからといって必ずしも股関節症であるとは限りません。

股関節の不調に関する確認項目

確認項目具体的な状況
動作の開始時椅子から立ち上がる時、車から降りる時に脚の付け根が痛むか。
歩行時歩き始めは痛いが、しばらく歩くと和らぐか。または、長く歩くと痛くなるか。
可動域靴下を履きにくい、足の爪が切りにくい、あぐらをかけないなど、股関節の動きが悪くなっていないか。
痛み以外の感覚脚の付け根や臀部に、だるさ、重さ、違和感がないか。
姿勢・歩行左右の脚の長さが違う感じがするか。歩く時に体が揺れたり、脚を引きずったりしていないか。

こんな動きで痛みませんか?

股関節症の痛みは、股関節(脚の付け根)に感じるとは限りません。関連する部位にも痛みが出ることがあります。

痛みを感じる部位と、どのような動きで痛みやすいかを確認してみましょう。

痛みが出やすい部位と動作

痛みが出やすい部位痛みが出やすい動作の例
股関節(脚の付け根)歩行、階段昇降、立ち上がり
臀部(おしり)長時間座った後の立ち上がり、歩行
太もも(前面・内側)歩行、股関節を深く曲げる動作
膝(ひざ)階段昇降、長時間歩いた後(股関節が原因の関連痛)

症状に気づいたら

セルフチェックはあくまで目安です。

もし当てはまる項目が多い場合や、股関節の痛み・違和感が続く場合は、自己判断で放置せず、整形外科の専門医に相談することを推奨します。

股関節症の主な原因

股関節症がなぜ起こるのか、その原因は一つではありません。原因が明確でないものから、特定の病気やケガがきっかけとなるものまで様々です。

原因によって「一次性」と「二次性」に大別されます。

一次性股関節症

明らかな原因(基礎疾患や外傷など)がなく、主に加齢によって関節軟骨がすり減り、発症するタイプを「一次性股関節症」と呼びます。関節の老化現象の一つと考えることができます。

欧米ではこの一次性の割合が高いとされていますが、日本でも生活様式の変化や高齢化に伴い、増加傾向にあると考えられています。

肥満は股関節への負担を増加させるため、一次性股関節症の発症や進行に関わる要因の一つです。

二次性股関節症

何らかの特定の原因があって発症するタイプを「二次性股関節症」と呼びます。日本では、股関節症の大半がこの二次性であると報告されています。

その中でも最も多い原因が「寛骨臼形成不全(かんこつきゅうけいせいふぜん)」です。

寛骨臼形成不全(臼蓋形成不全)

寛骨臼形成不全(臼蓋形成不全:きゅうがいけいせいふぜん とも呼びます)は、生まれつき、あるいは成長の過程で、骨盤側の受け皿(寛骨臼)の発育が不十分な状態を指します。

受け皿が浅く小さいと、大腿骨頭を十分に覆うことができません。

この状態では、体重を支える面積が狭くなるため、関節軟骨の特定の部分に過度な負担が集中しやすくなります。

この負担が長期間続くことにより、軟骨が通常よりも早くすり減り、若い年代(30代~50代)でも股関節症を発症することがあります。

その他の原因

寛骨臼形成不全以外にも、以下のような原因で二次性股関節症が起こることがあります。

  • 先天性股関節脱臼(発育性股関節形成不全)
  • 大腿骨頭壊死症
  • 関節リウマチ
  • 大腿骨頭すべり症
  • 股関節周辺の外傷(骨折や脱臼)

一次性と二次性の比較

分類主な原因特徴
一次性股関節症加齢、肥満など(明確な原因なし)高齢者に多い。軟骨の老化が主体。
二次性股関節症寛骨臼形成不全、外傷、他の疾患など日本人に多い(特に寛骨臼形成不全)。比較的若い年代でも発症。

整形外科での診断の流れ

股関節の症状で整形外科を受診した場合、診断はいくつかの情報を組み合わせて総合的に行います。

患者さんからの話を聞く「問診」、医師が直接関節の状態を調べる「身体所見」、そして画像で骨や軟骨の状態を確認する「画像診断」が主な柱となります。

問診

診断の第一歩は、患者さんの症状や背景を詳しく聞くことです。医師は、患者さんの言葉から症状の原因を探る手がかりを得ます。

正確な情報を伝えることが、的確な診断につながります。

問診でよく尋ねられる内容

項目質問の例質問の意図
症状「いつから痛みますか?」「どこが痛みますか?」「どんな時に痛みますか?」症状の発生時期、部位、性質(ズキズキ、ジンジンなど)を把握する。
日常生活「歩行距離は?」「階段は使いますか?」「困っている動作は?」症状が日常生活にどの程度影響しているか(重症度)を評価する。
既往歴・背景「過去に股関節の病気やケガは?」「子供の頃に脱臼の指摘は?」二次性股関節症の原因(寛骨臼形成不全など)がないか確認する。

医師による身体所見(視診・触診)

次に、医師が患者さんの股関節の状態を直接確認します。

立った姿勢や歩き方を見て(視診)、股関節周辺を押して痛みの部位を確認したり(触診)、ベッドの上で脚を動かしたりします。

股関節の可動域の確認

股関節がどの範囲まで動くか(可動域)の確認は重要です。医師が患者さんの脚を持ち、曲げる、伸ばす、開く、ひねるなどの動作を行います。

股関節症が進行していると、特定の方向(特に曲げる動作や開く動作)に動きにくくなる(可動域制限)ことが多いため、これを客観的に評価します。

また、特定の動作(例:股関節を深く曲げながら内側にひねる)で痛みが生じるか(疼痛誘発テスト)を確認することもあります。

画像診断の重要性

問診や身体所見で股関節症が疑われた場合、診断を確定するために画像診断を行います。股関節は体の深い部分にあるため、外から見ただけでは正確な状態がわかりません。

画像診断、特にレントゲン検査は、股関節症の診断において中心的な役割を果たします。

股関節症の診断基準(画像診断)

股関節症の確定診断と進行度の評価には、画像診断、特にレントゲン(X線)検査が欠かせません。画像によって骨や関節の隙間の状態を客観的に評価し、病期(ステージ)を分類します。

レントゲン(X線)検査でわかること

レントゲン検査は、股関節症の診断における基本であり、最も重要な検査です。主に立位(立った状態)で撮影し、体重がかかった状態での関節の状態を評価します。

レントゲン画像からは、以下の情報を読み取ります。

レントゲンでの主な確認項目

  • 関節裂隙(かんせつれつげき)の狭小化
  • 骨棘(こつきょく)の形成
  • 骨硬化(こつこうか)
  • 骨嚢胞(こつのうほう)

「関節裂隙」とは、骨と骨の隙間のことで、ここには軟骨が存在します(軟骨自体はレントゲンに写りません)。股関節症が進行して軟骨がすり減ると、この隙間が狭くなります。

また、関節の縁にトゲ状の骨棘ができたり、負担がかかる部分の骨が硬くなったり(骨硬化)、骨の中に空洞(骨嚢胞)ができたりすることがあります。

股関節症の病期分類

レントゲン所見に基づき、股関節症の進行度を客観的に分類します。この病期分類は、治療方針を決定する上で重要な指標となります。

変形性股関節症のX線病期分類(日本整形外科学会基準などに基づく)

病期レントゲン所見の主な特徴
前期股関節症寛骨臼形成不全などはあるが、関節裂隙は保たれ、明らかな変形はない。
初期股関節症関節裂隙の狭小化が軽度に認められる。骨棘や骨嚢胞がわずかに見られる。
進行期股関節症関節裂隙の狭小化が明顯。骨棘や骨嚢胞がはっきりと認められる。骨頭の変形が見られる。
末期股関節症関節裂隙が消失し、骨と骨が接触している。骨の変形が著しい。

MRI検査やCT検査の役割

レントゲンは骨の評価に優れていますが、軟骨やそのほかの柔らかい組織(関節唇や筋肉など)を詳細に見ることは困難です。そこで、必要に応じてMRI検査やCT検査を追加します。

MRI検査は、磁力を用いて体の断面を撮影します。

レントゲンではわからない関節軟骨のすり減り具合や、関節唇(寛骨臼の縁にある軟骨組織)の損傷、骨の中の状態(大腿骨頭壊死の初期など)を詳細に評価できます。

CT検査は、レントゲンを多方向から撮影してコンピュータで再構成し、骨の立体的な形態や骨棘の位置を詳細に把握するのに役立ちます。

画像検査の役割分担

検査主な評価対象診断における役割
レントゲン検査骨の形状、関節の隙間(軟骨の厚さの間接的評価)股関節症の確定診断、病期分類の基本。
MRI検査軟骨、関節唇、骨内の状態(壊死など)、筋肉初期の軟骨損傷の評価、他の疾患との鑑別。
CT検査骨の立体的な形状、骨棘の詳細な位置手術計画(骨切り術など)の立案時に使用することがある。

症状を放置するリスクと早期発見の重要性

股関節の症状は、初期段階では我慢できる程度のことも多いため、つい様子を見てしまうことがあるかもしれません。

しかし、股関節症は進行性の状態であり、適切な対応をしないと様々なリスクが生じる可能性があります。

症状が進行するとどうなるか

股関節症を放置すると、関節軟骨のすり減りが進み、骨の変形も大きくなっていきます。初期には歩き始めだけだった痛みが、持続的な痛みへと変化します。

さらに進行すると、安静時や夜間にも痛むようになり、睡眠が妨げられるなど、生活の質が大きく損なわれます。

また、可動域制限が強くなることで、靴下の着脱、爪切り、しゃがみ込みといった日常の基本的な動作が一人では困難になることもあります。

他の部位への影響(膝や腰)

股関節の痛みや可動域制限があると、無意識のうちに痛い脚をかばった歩き方になります。このような異常な歩行(跛行)が続くと、体のバランスが崩れます。

このアンバランスにより、正常な側(痛くない側)の股関節や、両側の膝関節、さらには腰(腰椎)にも過度な負担がかかります。

股関節症の放置による二次的な影響

影響が及ぶ部位起こりうる症状理由
反対側の股関節・膝痛み、変形痛い脚をかばうため、反対側へ過度な体重負荷がかかる。
腰(腰椎)腰痛、腰部脊柱管狭窄症の悪化など股関節が動かない分、腰を過剰に動かして代償するため。
全身筋力低下、活動性の低下痛みによる運動不足、歩行困難。

早期診断・早期対応のメリット

股関節症は、一度すり減った軟骨が元に戻ることは難しいとされています。

しかし、早期の段階(前期や初期)で発見し、適切な対応を開始することで、病気の進行を遅らせ、痛みをコントロールし、良好な関節機能を長く保つことが期待できます。

適切な対応には、日常生活での注意(負担を減らす工夫)、体重の管理、股関節周辺の筋力を維持・向上させる運動などが含まれます。

早期に診断を受けることは、これらの対策を適切なタイミングで始めるために非常に重要です。

股関節症の症状と原因に関するよくある質問

股関節症について、多くの方が抱く疑問や不安にお答えします。ただし、ここで提供する情報は一般的なものであり、個々の症状については専門医にご相談ください。

Q. 股関節の痛みはすべて股関節症ですか?

いいえ、股関節周辺が痛む原因は股関節症(変形性股関節症)だけではありません。股関節痛を引き起こす他の状態もあります。

例えば、スポーツ選手などに見られる関節唇損傷や大腿骨寛骨臼インピンジメント(FAI)、高齢者では転倒による大腿骨頸部骨折、その他にも大腿骨頭壊死症や、腰椎(腰の背骨)の問題から来る関連痛、筋肉や腱の炎症(坐骨神経痛や鼠径部痛症候群など)も考えられます。

症状が続く場合は、整形外科で正確な原因を調べることが大切です。

Q. 症状は左右両方に出ますか?

片方の股関節だけに症状が出る場合(片側性)と、両方の股関節に症状が出る場合(両側性)があります。

寛骨臼形成不全が原因である場合、生まれつき両側の受け皿が浅いことも多いため、両側性に発症するケースも少なくありません。

ただし、両側性であっても、症状の進行度や痛みの強さには左右差があることが一般的です。

Q. どのような人が股関節症になりやすいですか?

股関節症になりやすい要因はいくつか知られています。

日本で最も多い原因である「寛骨臼形成不全」や「先天性股関節脱臼」の既往がある方は、将来的に股関節症を発症するリスクが他の方より高いと考えられています。

また、性別では女性に多く見られます。これは、寛骨臼形成不全が女性に多いことや、閉経後のホルモンバランスの変化などが関係している可能性が指摘されています。

股関節症のリスクを高める可能性のある要因

要因説明
構造的な要因寛骨臼形成不全(臼蓋形成不全)の既往
性別女性(特に中高年以降)
身体的要因肥満(体重による関節への負荷増加)
生活・労働習慣重い物を持つ作業、股関節に強い負担がかかるスポーツ
加齢年齢とともに軟骨の質が変化(一次性の場合)

Q. 診断にはどのくらい時間がかかりますか?

整形外科の外来受診では、通常、その日のうちに問診、身体所見、レントゲン検査まで行います。

これらの情報から、多くの場合、股関節症の診断および病期の判定が可能です。もしMRI検査など追加の検査が必要と判断された場合は、後日改めて検査の予約を取ることもあります。

症状や医療機関の状況によって異なりますが、診断自体は初診時につくことが多いです。

参考文献

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SINUSAS, Keith. Osteoarthritis: diagnosis and treatment. American family physician, 2012, 85.1: 49-56.

Author

北城 雅照

医療法人社団円徳 理事長
医師・医学博士、経営心理士

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