足立慶友医療コラム

スマホのしすぎで首が痛い?それはヘッドフォワードかもしれません

2020.06.24

頚部

スマートフォンやパソコンが普及した現代では、多くの人は頭を傾けた状態で1日を過ごすことが増え、なんと年間合計では700〜1,400時間に首にストレスがかかるとも言われています。その結果、頚部痛を訴える方が増えてきています。

この頚部痛の原因の一つに、ヘッドフォワードが挙げられます。今回は、このヘッドフォワードについてにコラムにまとめました。

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今回の10秒まとめ

①   姿勢を見る時には、各関節を目印にして線を引きます。

② この線より頭部が前方に位置することをヘッドフォワード(head-forward)と言います。

③ ヘッドフォワードの原因は、長時間の同じ姿勢での学習や作業、枕・加齢・性別などの可能性があります。

④ 特徴的な症状としては、肩・首こり・ 高すぎる枕・手や腕のしびれが挙げられます。

⑤ よく言われるストレートネックそれ自体は疾患ではありません。とヘッドフォワードとは全く別の話です。

⑥ 理想的な環境設定の5つのポイントで姿勢を意識しましょう。

正常とヘッドフォワードの違い

姿勢は、遺伝的要素に加えて、環境・生活習慣・仕事・スポーツなど後天的要因によって形成されると言われています。

姿勢を見る時には、各関節に線を引きます。

本来、正常な姿勢を横から見ると、耳から直線的に股関節・膝関節・足関節を通ります。

 

上記の図のように、不良姿勢になると頭部は前方に突出しています。

頭部が前方に位置することをヘッドフォワード(head-forward)と言います。

首や胸部周辺の筋肉のバランスが崩れやすい姿勢であるヘッドフォワードは、様々な頚部周囲の不調の原因となります。

ストレートネックは病気ではない

頸椎が比較的まっすぐな形をしている人の頚部をストレートネックと呼ぶことがあります。

多くの方が混同されていますが、ストレートネックとヘッドフォワードは全く別の話です。

胸椎が比較的ストレートな若年者の頸椎は相対的にストレートになるため、若年者の頸椎は基本的にストレートネックです。

ですので、ストレートネック自体は疾患ではありません。あくまで構造の話をしているだけです。

頭部が体幹に対して前方に出てしまい、頚部痛を認めるヘッドフォワードは疾患となります。

ヘッドフォワードの原因

① 長時間の同じ姿勢での学習や作業
椅子に座ったりうつむいたりした状態のまま学習をすると首に大きな負担がかかります。
パソコン作業もモニターをのぞき込むような姿勢になるので、不良姿勢になりやすいです。

② 高すぎる枕
ヘッドフォワードが進行すると高い枕の方が楽になる可能性があります。正常時から高すぎる枕を使っていると頸椎が圧迫されて首や肩に大きな負担がかかってしまったり、周りの筋肉が緊張しやすくなります。高い枕に慣れないように注意しましょう。

③加齢・性別

頸部の筋力が低下していると、首が重力に負けてしまい姿勢が悪化しやすくなります。また妊娠期でお腹や胸が大きい女性は、自然と体の前が重くなり、不良姿勢になる可能性もあります。

ヘッドフォワードの症状

①肩・首こり
首周りの筋肉が緊張してしまうので、肩・首こりになりやすいです。湿布や薬を飲んでも悪い姿勢が続くため、なかなか改善されにくく、首に大きな負担がかかります。放置してまうと頭痛に繋がる可能性もあります。

②頭痛など
首の後ろの筋肉が緊張するとの図の青く示された口頭下神経を圧迫することがあります。これは筋肉と筋肉の間から出ている神経のため圧迫されやすく、緊張性頭痛・めまい、吐き気などの症状などが出ることがあります。

③手や腕のしびれ
頸椎の下部に負担がかかると、手や腕のしびれといった症状が現れます。
悪化すると頸椎症性神経根症や頸椎椎間板ヘルニアを引き起こしてしまうケースもあります。

理想的な環境設定で改善しましょう


理想的な環境設定5つのポイント

モニターを目線より40~45°下にして、50㎝以上離れる。
腕は肘置きやデスクの上に置く。
肘の角度は、90°以上にする。
背中は背もたれに当て浅く座らない。
足の裏は全体を床につけ、組まない。

日常生活での姿勢の意識がとても重要になります。

猫背の姿勢での作業は、特に首に負担がかかりやすい姿勢になるので背筋が伸びた良い姿勢を心がけましょう。

猫背については、以下の記事を見てみてください。

猫背について

運動療法

リハビリテーションが適応されると、胸部や頸周囲の筋肉の硬さを改善させたり、弱くなっている筋肉を鍛えます。次回の記事では、ストレートネックを修正する運動を追加していきますのでご期待下さい。

当院には、脊椎脊髄外科指導医がおります。充分にお話を聞き診察を行った上で最も適切な治療法をお薦めさせて頂きます。首でお悩みの方は、是非ご相談ください。

 

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当院のご紹介

整形外科の診療に必要な『すべて』が揃った診療所

当院は、各種専門領域を持った医師の診療に加え、大学病院と同様の医療機器を有し、かつ、理学療法士・作業療法士によりリハビリテーションも積極的におこなっている診療所です。また、併設の足立慶友リハビリテーション病院では手術加療も行なっております。

そのため当院では、整形外科疾患におけるほぼ全ての治療を提供することができます。

初めての患者さまへ当院のご紹介

当院の『7つの特徴』や『ミッション』についてご案内いたします。

各部門の専門家が集まった特殊外来を設置

当院は、一般的な関節の痛みや筋肉の痛みを診る整形外科の他に、「脊椎(首・腰)」、「肩関節」、「股関節」、「膝関節」、「手」、「足」とそれぞれの専門家が集まった専門外来を用意しております。

他院で診断がつかない症状に関して、各領域の専門家が診察をいたします。

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手や足が痺れる、膝や股関節は痛い、背中が曲がってきたなどの症状でお困りの方へ。

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患者様の健康を取り戻すため、当院ではリハビリテーションに力を入れております。

国家資格を有するセラピスト達が、責任を持って治療を行います。

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腰が痛い、姿勢が悪い、歩くとふらつくなどの症状でお困りの方へ。

交通事故診療に強い整形外科専門医が診察

不幸にも交通事故に遭われた患者様の多くは、「事故のことは保険屋さんに聞けば良いが、体の不調をどこに相談すれば良いのかわからない」という悩みを抱えていらっしゃいます。

当院では交通事故診療に強い整形外科専門医が治療を行います。ぜひ一度ご相談ください。

交通事故にあわれた方へ

当院は、整形外科専門医が交通事故治療を行う医療機関です。

Author

竹内 雄登

理学療法士・ピラティスインストラクター・住環境福祉コーディネーター

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