足立慶友医療コラム

股関節の骨の状態における整形外科的な評価

2025.08.13

股関節に痛みや違和感を覚えたとき、「骨に何か問題があるのでは」と不安になる方は少なくありません。

股関節は、私たちの体重を支え、歩く、座る、立つといった基本的な動作を可能にする重要な関節です。この股関節の骨の状態を正確に把握することは、適切な対応を考える上で非常に重要です。

この記事では、整形外科で股関節の骨の状態をどのように評価するのか、その基本的な流れや検査方法について詳しく解説します。

ご自身の股関節の状態を理解し、今後の健康管理に役立てるための一助となれば幸いです。

まずは知っておきたい股関節の骨の基本構造

股関節の骨の状態を理解するためには、まずその構造を知ることが大切です。

股関節は、骨盤の骨にある「寛骨臼(かんこつきゅう)」というお椀のような形のくぼみに、太ももの骨である「大腿骨(だいたいこつ)」の先端にある球状の「大腿骨頭(だいたいこっとう)」がはまり込む形をしています。

この構造により、股関節は安定性を保ちながらも、足を様々な方向に自由に動かすことができます。

寛骨臼の役割

寛骨臼は、骨盤の一部であり、大腿骨頭を受け止めるソケットの役割を果たします。

このお椀状の構造が、股関節の安定性を高めています。寛骨臼の深さや形状には個人差があり、この形状が股関節の安定性や将来的な変化に影響を与えることがあります。

特に、寛骨臼の被りが浅い状態(臼蓋形成不全)は、将来的に股関節の軟骨がすり減りやすくなる要因の一つと考えられています。

大腿骨頭の役割

大腿骨頭は、大腿骨の上端にあるボール状の部分です。寛骨臼の中を滑らかに動くことで、股関節の多方向への運動を可能にしています。

大腿骨頭の表面は、衝撃を吸収し、動きを滑らかにするための「関節軟骨」というクッションのような組織で覆われています。

この骨頭の形状や血流の状態が、股関節の機能に大きく影響します。

股関節の主要な構成要素

構成要素位置主な役割
寛骨臼骨盤側大腿骨頭を受け止めるソケット
大腿骨頭大腿骨(太もも)側寛骨臼内を動くボール
関節軟骨骨の表面衝撃吸収と滑らかな動きの補助

関節軟骨と関節唇の機能

股関節の骨と骨の間には、関節軟骨が存在し、衝撃を和らげるクッションの役割と、関節の動きを滑らかにする潤滑の役割を担っています。

この軟骨は、硝子軟骨という弾力性のある組織でできています。また、寛骨臼の縁には「関節唇(かんせつしん)」という線維軟骨組織があり、股関節の安定性をさらに高めています。

これらの組織が正常に機能することで、私たちは痛みなくスムーズに股関節を動かすことができます。骨自体の評価とともに、これらの周辺組織の状態も重要です。

股関節の骨に異常が生じるときのサイン

股関節の骨やその周辺組織に何らかの変化が起こると、体は様々なサインを発します。

これらのサインに早期に気づき、自分の体の状態に関心を持つことが、股関節の健康を維持するために重要です。

ここでは、どのような症状が股関節の骨の問題を示唆するのかを解説します。

痛みの現れ方とその特徴

最も一般的なサインは「痛み」です。痛みは、股関節の骨や軟骨、周辺の筋肉などが発する警告信号です。痛みの現れ方は様々で、原因や進行度によって異なります。

初期の段階では、歩き始めや立ち上がる時など、動作の開始時にのみ痛みを感じることがあります。

状態が進行すると、安静にしていても痛みが続いたり、夜間に痛みで目が覚めたりすることもあります。

痛みの場所と種類

痛む場所も重要な情報です。足の付け根(鼠径部)に痛みを感じることが最も多いですが、お尻や太ももの前側、膝にまで痛みが及ぶこともあります。

痛みの種類も、「ズキズキ」「ジンジン」「重だるい」など、人によって表現が異なります。

どのような時に、どこが、どのように痛むのかを把握しておくことは、整形外科的な評価において役立ちます。

痛みの特徴

痛みのタイミング痛みの場所痛みの性質
動作の開始時(歩き始めなど)足の付け根(鼠径部)鋭い痛み
長時間の歩行後お尻や太もも重だるい痛み
安静時や夜間股関節周辺全体ジンジンする痛み

関節の動きの制限(可動域制限)

股関節の骨の形状に変化が生じたり、周囲の組織が硬くなったりすると、関節の動きが悪くなります。これを「可動域制限」と呼びます。

例えば、靴下を履く動作がしにくくなったり、足の爪が切りにくくなったり、あぐらをかくのが難しくなったりします。

以前は簡単にできていた動作が困難になった場合、股関節の骨に何らかの変化が起きている可能性があります。

日常生活で気づくその他の変化

痛みや動きの制限以外にも、日常生活の中で気づく変化があります。

例えば、歩くときによろけたり、体を左右に揺らしながら歩くようになったりする(跛行:はこう)ことがあります。

また、左右の足の長さが違うように感じる、長時間立っているのがつらい、階段の上り下りが億劫に感じる、といったこともサインの一つです。

これらの些細な変化を見逃さないことが大切です。

整形外科で行う股関節の骨の評価方法

股関節の症状で整形外科を受診すると、骨の状態を正確に把握するために、いくつかの評価を行います。

評価は、患者さんから話を聞く「問診」から始まり、医師が実際に体を動かして状態を確認する「身体所見」、そして画像を用いて骨の状態を直接見る「画像検査」という流れで進むのが一般的です。

これらの評価を組み合わせることで、総合的に股関節の骨の状態を判断します。

評価の第一歩となる問診

問診は、患者さんの訴えを詳しく聞くことで、問題の原因を探るための重要な手がかりを得る目的で行います。

医師は、症状に関する情報だけでなく、生活習慣や過去の病気、ケガの経験などについても質問します。患者さん自身が感じていることを具体的に伝えることが、的確な評価につながります。

問診でよく尋ねられること

  • いつから症状があるか
  • どのような時に痛むか
  • 痛みの場所や程度
  • 日常生活で困っていること

動きや痛みの状態を確認する身体所見

身体所見では、医師が直接患者さんの体に触れ、股関節の状態を確認します。視診(見た目の確認)、触診(触って確認)、そして実際に股関節を動かして可動域や痛みの誘発を確認します。

これにより、痛みの原因となっている部位や、関節の動きがどの程度制限されているかを客観的に評価します。

身体所見で行う主な確認項目

確認項目方法評価する内容
視診歩き方や姿勢を観察跛行の有無、体の歪み
触診股関節周辺を押して確認圧痛(押したときの痛み)の部位
可動域測定医師が足を動かす関節の動きの制限の程度

骨の状態を可視化する画像検査

問診や身体所見で得られた情報をもとに、より詳しく骨の状態を調べるために画像検査を行います。

代表的なものにレントゲン検査がありますが、必要に応じてCT検査やMRI検査などを追加することもあります。

これらの検査によって、骨の変形や関節の隙間の状態などを客観的に評価することが可能になります。

問診と身体所見でわかること

画像検査の前に実施する問診と身体所見は、股関節の骨の状態を推測する上で極めて重要な情報源です。患者さんの言葉や体の反応から、多くのことを読み取ることができます。

この段階で得られた情報が、その後の画像検査の読影や総合的な判断の基礎となります。

症状の背景を探る

問診では、単に「痛い」という事実だけでなく、その背景にある生活習慣や職業、スポーツ歴、過去のケガや病気の有無などを詳しく聞きます。

例えば、若い頃に活発なスポーツをしていた経験や、長時間の立ち仕事、あるいは過去の骨盤骨折などが、現在の股関節の状態に関連していることがあります。

これらの情報から、股関節に負担がかかりやすい要因を推測します。

生活背景から推測されるリスク要因

生活背景関連する可能性のあるリスク
激しいスポーツ歴(柔道、ラグビーなど)股関節への繰り返しの衝撃
長時間の立ち仕事・農作業股関節への持続的な負荷
ステロイド薬の多量使用歴大腿骨頭壊死症のリスク

痛みの原因部位の特定

身体所見では、どの動きで痛みが強くなるかを確認します。例えば、股関節を内側にひねる(内旋)動きで足の付け根に痛みが出る場合、股関節自体の問題である可能性が高まります。

一方で、股関節を動かしても痛みが変わらず、腰を動かしたときに痛みが再現される場合は、腰に原因がある可能性も考えます。

このように、痛みの原因が本当に股関節にあるのか、それとも他の部位から来ているのかを見極めます。

関節の機能的な評価

関節の可動域を測定することで、股関節の機能がどの程度損なわれているかを評価します。

健常な側と比較して、曲げ伸ばしや開閉、ひねりの動きがどれくらい制限されているかを数値で把握します。

また、筋力測定を行い、股関節を支えるお尻周りの筋肉(殿筋群)が弱っていないかも確認します。筋力の低下は、股関節の不安定性につながり、痛みを悪化させる要因にもなります。

評価される主な股関節の動き

  • 屈曲(膝を胸に近づける)
  • 伸展(足を後ろに伸ばす)
  • 外転(足を外側に開く)
  • 内転(足を内側に閉じる)
  • 外旋(つま先を外に向ける)
  • 内旋(つま先を内に向ける)

画像検査で明らかになる股関節の骨の状態

問診や身体所見で得た情報をもとに、股関節の骨の状態をより客観的かつ詳細に評価するために画像検査を行います。整形外科で主に行われるのは、レントゲン検査、CT検査、MRI検査です。

それぞれの検査には特徴があり、目的に応じて使い分けたり、組み合わせたりします。

基本となるレントゲン(X線)検査

レントゲン検査は、整形外科における最も基本的で重要な画像検査です。放射線の一種であるX線を体に照射し、体を透過したX線の量の違いを画像として映し出します。

骨はX線を透過しにくいため白く写り、その形状や位置関係を評価するのに適しています。

股関節の場合、立った状態と寝た状態で撮影することが多く、これにより体重がかかったときの骨の状態も評価できます。

レントゲン検査で評価する主な項目

評価項目わかること状態の示唆
関節裂隙(かんせつれつげき)骨と骨の隙間の幅軟骨のすり減りの程度
骨棘(こつきょく)骨の縁にできるトゲ状の突起関節の変形の進行
骨嚢胞(こつのうほう)骨の中にできる空洞関節への負荷や変形

骨の立体構造を捉えるCT検査

CT(Computed Tomography)検査は、レントゲンと同じX線を使いながら、体を輪切りにしたような断層画像を撮影する検査です。

この断層画像をコンピュータで再構成することで、骨の形状を3次元的に、より詳細に評価することができます。

レントゲンでは分かりにくい微細な骨折や、骨の変形の立体的な様子を把握したい場合に有用です。

軟部組織も描出するMRI検査

MRI(Magnetic Resonance Imaging)検査は、強力な磁石と電波を使って体内の状態を画像化する検査です。X線を使用しないため、放射線被ばくの心配がありません。

MRIの最大の特徴は、骨だけでなく、レントゲンでは写らない関節軟骨や関節唇、筋肉、靭帯といった軟部組織の状態を詳しく描出できる点です。

ごく初期の骨の変化や、骨への血流が滞る大腿骨頭壊死症の早期発見などに非常に有効です。

主な画像検査の特徴比較

検査名主な評価対象特徴
レントゲン検査骨の全体像、関節の隙間基本的、簡便、被ばくは少ない
CT検査骨の立体構造、微細な骨折詳細な骨の評価、被ばくあり
MRI検査軟骨、関節唇、骨内部軟部組織の評価に優れる、被ばくなし

評価結果から考えられる股関節の骨の主な状態

問診、身体所見、そして画像検査といった一連の評価を通じて得られた情報を総合的に分析し、股関節の骨がどのような状態にあるのかを判断します。

ここでは、評価の結果として考えられる代表的な股関節の骨の状態について解説します。これらはあくまで一般的な例であり、実際の判断は専門の医師が行います。

変形性股関節症

成人の股関節の痛みの原因として最も多いのが、変形性股関節症です。

これは、加齢や体重の負荷、あるいは臼蓋形成不全などを背景として、関節軟骨がすり減り、骨の変形(骨棘形成など)が進行する状態です。

レントゲン検査で関節の隙間が狭くなっていたり、骨棘が確認されたりすることで判断されます。進行度によって、初期、進行期、末期に分類されます。

変形性股関節症の進行度

進行度主なレントゲン所見自覚症状の例
初期関節裂隙がわずかに狭い動き始めの軽い痛み
進行期関節裂隙が明らかに狭い、骨棘形成歩行時の痛みが続く、可動域制限
末期関節裂隙が消失、骨の変形が著しい安静時痛、強い可動域制限

大腿骨頭壊死症

大腿骨頭壊死症は、大腿骨頭への血流が悪くなることで、骨の組織が壊死(えし)してしまう状態です。

ステロイド薬の多量使用やアルコールの多飲が関連するといわれますが、原因が不明な場合も多く「特発性大腿骨頭壊死症」と呼ばれます。

初期段階ではレントゲンで変化が見られず、MRI検査が診断に有用です。進行すると壊死した部分が潰れてしまい(圧潰)、強い痛みや機能障害を引き起こします。

関節リウマチ

関節リウマチは、免疫システムの異常により、全身の関節に炎症が起こる病気です。股関節も例外ではなく、炎症によって関節軟骨や骨が破壊されることがあります。

血液検査でリウマチ因子などを調べるとともに、レントゲンで骨のびらん(骨が虫食いのように見える状態)や関節の破壊の程度を評価します。

他の関節にも症状が出ることが多いのが特徴です。

その他の状態

上記以外にも、股関節の骨に影響を与える状態はあります。

例えば、若年層やスポーツ選手に見られる「大腿骨寛骨臼インピンジメント(FAI)」は、大腿骨と寛骨臼の骨が動作時に衝突することで痛みや軟骨損傷を引き起こす状態です。

また、高齢者の転倒などで起こる「大腿骨頚部骨折」も、股関節の機能に深刻な影響を与えます。正確な評価により、これらの状態を鑑別することが重要です。

評価後の日常生活で心がけたいこと

整形外科で股関節の骨の状態について評価を受けた後、その結果に基づいて日常生活でどのような点に気をつければよいのでしょうか。

ここでは、股関節の健康を維持し、症状の進行を緩やかにするために、日々の生活の中で実践できる一般的な心がけを紹介します。

具体的な対応は個々の状態によって異なるため、必ず医師の指示に従ってください。

適度な運動と筋力維持

股関節に痛みがあると、動くのが億劫になりがちですが、過度な安静は逆効果になることがあります。関節を動かさないでいると、周囲の筋肉が衰え、関節が硬くなってしまうからです。

股関節に負担の少ない運動、例えば水中ウォーキングやエアロバイクなどを、無理のない範囲で続けることが大切です。

特にお尻周りの筋肉(殿筋群)を鍛えることは、股関節を安定させ、負担を軽減する上で重要です。

股関節に負担の少ない運動の例

  • 水中での歩行や運動
  • 固定式自転車(エアロバイク)
  • 椅子に座っての足の運動

体重のコントロール

股関節には、歩行時に体重の数倍の負荷がかかるといわれています。体重が増加すると、それだけ股関節への負担も大きくなり、軟骨のすり減りを助長する可能性があります。

適正体重を維持することは、股関節への負担を減らすための基本的な対策です。バランスの取れた食事を心がけ、過食を避けるなど、食生活の見直しも重要になります。

生活動作の工夫

日常生活の何気ない動作が、股関節に負担をかけていることがあります。少しの工夫で、その負担を軽減することができます。

例えば、床に座る和式の生活よりも、椅子やベッドを使う洋式の生活の方が、股関節の曲げ伸ばしが少なく、負担を減らせます。

また、重いものを持つときは、体に引き寄せて持つ、床から物を拾うときは膝を曲げて腰を落とす、といった工夫も有効です。

生活動作の工夫例

場面推奨される動作避けるべき動作
床からの立ち座り椅子やテーブルに手をつく股関節だけで勢いよく立つ
靴を履く椅子に座って履く、靴べらを使う深くかがみ込んで履く
入浴浴槽内に手すりや台を設置高い浴槽の縁をまたぐ

股関節の骨の評価に関するよくある質問

ここでは、股関節の骨の評価に関して、患者さんからよく寄せられる質問とその一般的な回答をまとめました。

個別の症状や状況については、担当の医師にご相談ください。

Q. レントゲンを撮れば、痛みの原因はすべてわかりますか?

A. いいえ、レントゲン検査だけでは痛みの原因がすべてわかるとは限りません。

レントゲンは骨の形状を評価するのに非常に優れた検査ですが、関節軟骨や筋肉、靭帯といった軟部組織は写りません。

そのため、軟骨の初期の変化や関節唇の損傷、筋肉の問題などが痛みの原因である場合、レントゲンでは異常が見られないこともあります。

このため、問診や身体所見、必要に応じてMRI検査などを組み合わせて総合的に判断することが重要です。

Q. 評価の結果、骨に異常がないと言われました。でも痛いのはなぜですか?

A. 画像検査で骨に明らかな異常が見られないにもかかわらず痛みがある場合、いくつかの可能性が考えられます。

一つは、レントゲンには写らない関節軟骨や関節唇、周辺の筋肉や靭帯などに痛みの原因がある場合です。

また、股関節自体ではなく、腰椎(腰の骨)の問題や骨盤の歪みなどが原因で、関連痛として股関節周辺に痛みが出ている可能性もあります。

痛みが続く場合は、その旨を医師に伝え、再度相談することが大切です。

Q. 股関節の評価に痛みは伴いますか?

A. 問診や、レントゲン・CT・MRIといった画像検査自体に痛みはありません。

身体所見で医師が関節を動かす際に、動きの範囲の限界で痛みを感じることはありますが、無理に動かすことはありません。

痛みの程度を確認しながら慎重に行いますので、過度に心配する必要はありません。もし強い痛みを感じる場合は、遠慮なく医師に伝えてください。

評価方法と痛みの有無

評価方法痛みの有無(一般的)
問診なし
画像検査(レントゲン、CT、MRI)なし
身体所見(可動域測定など)痛みの範囲で感じる場合がある

Q. 一度悪くなった股関節の骨は元に戻らないのでしょうか?

A. 変形性股関節症などで一度すり減ってしまった関節軟骨や変形した骨が、完全に元の状態に戻ることは難しいのが現状です。

しかし、適切な評価のもと、体重コントロールや運動、生活習慣の改善などを行うことで、症状の進行を緩やかにしたり、痛みを和らげたりすることは十分に可能です。

骨の状態がすべてを決めるわけではなく、いかに股関節と上手に付き合っていくかが重要になります。

以上

参考文献

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Author

北城 雅照

医療法人社団円徳 理事長
医師・医学博士、経営心理士

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