その痛み『変形性膝関節症』かもしれません。慶友整形外科勉強会その①
本記事は、2022.6.29に足立慶友整形外科で行われた地域勉強会の内容を記事したものです。
目次
健康寿命とは?
健康寿命とは『健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間』と定義されています。
つまり、生活をするにあたって、他者からの支援や介護を受ける必要がなく生活できる期間のことを意味しています。
介護が必要になる要因とは?
健康寿命が途絶えてしまう原因は様々ありますが、その25%は運動器、つまり、体を動かすのに必要な器官の障害によるものです。
また、その他の原因の背景にも運動器疾患の存在が考えられます。
つまり、整形外科の扱う疾患によって、健康寿命が途絶えてしまう可能性が高いということです。
ロコモーティブシンドロームとは?
健康寿命を維持しするために、運動器の障害を起こさないようにしようという考えから、ロコモーティブシンドローム(運動器症候群)という考えが日本整形外科学会から提唱されました。
ロコモーティブシンドロームとは『運動器の障害によって介護・介助が必要な状態、または、そうなるリスクが高い状態』と定義されています。
つまりロコモ対策とは、人がいつまでも歩けることを支援する対策であるということができます。
ちなみに、日本にはロコモーティブシンドロームに陥ってしまう可能性がある”ロコモ予備軍”の方が4700万人いると言われています。
歩けなくなる原因とは?
運動器疾患にとって歩けなくなってしまう原因には次の4つが挙げられます。
そして、この4つの疾患はどれも治療可能な疾患です。
その中でも変形性膝観察症は2番目に患者様が多い疾患と言われております。
今回はこの変形性膝関節症について詳しくお話ししていきます。
その②に続く。