JOAが定める股関節の診断基準と治療ガイドライン
近年は運動不足や加齢などの影響で、股関節に違和感や痛みを覚える方が増加傾向にあります。
医療機関では、JOA股関節の診断基準と呼ばれる客観的な評価指標を活用し、痛みの原因や重症度を評価しています。
この記事では、その基準やガイドラインの概要をわかりやすく説明し、診察から治療までの流れと日常生活上の注意点などを丁寧に解説します。
ご自身の症状や気になる点を振り返りながら読み進めてみてください。
目次
JOA股関節の診断基準とは
JOA股関節の診断基準は、日本整形外科学会が示す評価方法です。股関節に生じるさまざまな症状を総合的に判断し、治療方針を立てるうえで重要な役割を担います。
治療効果の判定や経過観察でも活用されるため、専門医による診察や検査とともに確認されることが多いです。
痛みの度合いや可動域の制限、日常生活動作の障害などを数値化して総合評価することで、今後の治療方針を検討します。
JOA股関節の概要
JOA股関節の評価方法では、痛みの強さや可動域、歩行状態などを点数化して合計点を算出します。
点数が高いほど機能状態が良好だと判断しやすく、点数が低い場合は病状の進行などを考慮しながら治療方針を組み立てます。
専門医はJOA股関節のスコアをチェックし、患者の症状をより正確に把握します。初診時だけでなく治療の経過を追う段階でも再評価することで、治療効果の向上をめざします。
評価に含まれる主な項目
JOA股関節のスコアでは、以下のような項目を細かく評価し、合計点を算出します。
- 痛みの程度
- 歩行状態の安定度
- 立ち上がりなどの日常生活動作
- 関節の可動域(屈曲や外転など)
これらの項目のいずれかでも数値が著しく低い場合は、他の症状との関連性を踏まえながら原因を詳しく検討します。整形外科医は点数をもとにして、患者ごとに治療の方向性を見直します。
精密な評価の意義
痛みの自覚症状だけでなく、歩行パターンや可動域を具体的な数字で把握することは重要です。
痛みの度合いは人によって表現が異なりますが、JOA股関節の診断基準を活用すると客観的な比較が可能になります。
とくに手術後の回復状態をチェックする際など、統一された指標を使うことで、再発防止に向けた対策も立案しやすくなります。
JOA股関節評価に関連する数値の一覧
項目 | 内容 | 点数の目安 |
---|---|---|
痛み | 安静時・歩行時などの痛みの強さ | 0点〜最大40点程度 |
歩行 | 歩行距離や歩き方の安定度 | 0点〜最大20点程度 |
ADL(日常) | 靴下の着脱、正座動作などの可否や難易度 | 0点〜最大20点程度 |
可動域 | 屈曲や外転など関節可動範囲 | 0点〜最大20点程度 |
このように項目ごとに配点が設定されています。合計点をもとに診断や治療方針を検討し、リハビリテーション計画などを立てるうえでも役立ちます。
痛みの種類と診察方法
股関節の痛みには多様な要因が関係し、痛む部位やタイミングも人それぞれです。急な痛みなのか、あるいは慢性的に続く違和感なのかによって診察方法が異なることがあります。
この項目では、痛みの種類や医療機関で行われる診察のポイントを整理します。
痛みのタイプ
痛みは大まかに急性と慢性に分かれます。転倒や運動中の負荷などで急激に痛むケースは急性痛、長期間だましだまし使っていて徐々に症状が出てくるケースは慢性痛に近い特徴があります。
- 急性痛:ケガや炎症が原因で急に発症
- 慢性痛:加齢や過度の使用などで徐々に発症
痛みの種類を把握することで、検査の方向性を決めやすくなります。たとえば急性痛であれば骨折や捻挫などをまず疑い、慢性痛であれば変形性関節症やリウマチなどを考慮する必要があります。
視診と触診
診察では、まず医師が視診と触診を行います。姿勢や歩行パターンに異常があるかどうかを確認し、痛みの出る部位を中心に腫れや温度変化を探ります。
医師は患者の動作を観察し、どの角度で痛みが強いかなどをチェックします。とくに鼠径部や大腿部の付け根付近の痛みは股関節トラブルのサインになりやすいです。
ROMテスト(可動域検査)
ROMテストでは、股関節を屈曲・伸展・外転・内転などさまざまな方向に動かして可動域の限界や痛みの発生状況を把握します。
可動域が狭い場合や、特定の動きで強い痛みが出る場合は、軟骨や骨の変性が進んでいる可能性を疑います。
医師はROMテストの結果と患者の訴える痛みの質を照らし合わせて、診断を組み立てます。
単純な姿勢バランスの確認も重要
医師は股関節だけでなく、全身の骨格バランスも確認します。たとえば足の長さに差があると、歩き方が偏って関節に余計な負担がかかります。
骨盤のゆがみや姿勢の悪さなどが原因で、股関節を酷使しているケースも考えられます。全身的な視点で痛みの原因を検討する姿勢が重要だといえます。
痛みの発症メカニズムの比較
原因 | 特徴 | 急性/慢性の傾向 |
---|---|---|
外傷(骨折・捻挫など) | 転倒やスポーツ中の衝撃で骨や靭帯にダメージ | 主に急性 |
変形性関節症 | 加齢や関節軟骨のすり減り | 主に慢性 |
関節唇損傷 | 股関節の関節唇が引っかかる、裂けるなど | 慢性でも急性でも起こる |
リウマチなどの炎症性疾患 | 免疫異常による炎症が起こり、慢性的に痛む | 慢性的 |
筋肉や腱の損傷 | 使いすぎや強い負荷で筋肉や腱が炎症を起こす | 慢性~半急性 |
表の通り、痛みのメカニズムは多岐にわたり、原因ごとの対応が必要です。
診断に役立つ検査や画像評価
痛みや可動域の検査だけで判断が難しい場合、画像診断が治療方針を決定するうえで大切です。レントゲンやMRIなどの各種検査を活用して、関節内の様子や軟骨の状態を詳しく調べます。
レントゲン検査
レントゲン検査では骨の形状を把握できます。変形性関節症が疑われる場合には、軟骨のすり減りや骨棘(こつきょく)が確認されることがあります。
骨同士の隙間の狭まり具合から、軟骨の状態を概ね推測できます。
MRI検査
MRIでは、骨だけでなく軟骨や筋肉、靭帯などの軟部組織の状態を立体的に確認できます。
初期の関節唇損傷や軟骨の部分的な損傷はレントゲンでは見えにくいですが、MRIだと発見しやすいです。痛みの原因が骨にあるのか、筋肉や靭帯の炎症なのか、より詳細に識別できます。
CT検査
CT検査は、骨の3次元的な形状を詳しくチェックしたい場合に役立ちます。レントゲンよりも細かい断面を確認できるため、骨折の有無や股関節の変形の程度などが見やすいです。
人工関節置換術の術前プランを検討する際などに活用するケースがあります。
血液検査
痛みの原因がリウマチや感染症などの可能性があるときは、血液検査で炎症の程度や自己抗体の有無を調べます。
股関節の痛みが実は別の疾患に起因していることもあり得るため、診断の初期段階や経過観察の途中で血液検査を行うことも大切です。
代表的な検査と特徴
検査の種類 | 得られる情報 | メリット |
---|---|---|
レントゲン | 骨の形状、骨棘、骨盤の傾き | 撮影が短時間でコストが低い |
MRI | 骨・軟骨・靭帯などの軟部組織 | 早期の損傷や炎症の発見がしやすい |
CT | 骨の断面画像や3D解析 | 骨形状を立体的に把握しやすい |
検査による被ばくのリスクや撮影時間などを総合的に考慮して、医師と相談しながら進める形が多いです。
JOA股関節が示す治療ガイドラインの概要
JOA股関節の診断基準をもとにして、医療機関は治療ガイドラインを参考に治療法の選択を進めます。
変形性関節症や関節唇損傷など、原因や病状に応じた治療プランを立てることで、より効率的な回復を目指しやすくなります。
ガイドラインの基本的な考え方
JOA股関節を用いた評価スコアが示す通り、股関節のトラブルには程度の差が存在します。症状が軽度の場合は保存的な治療を中心に行い、中等度以上になると手術も含めた治療を検討します。
保存的治療から手術までの流れ
医療機関では、まず薬物療法や理学療法などの保存的治療を実施し、痛みの軽減と機能回復を図ります。
保存的治療で効果が十分に得られない場合や、骨の変形が進み関節破壊が顕著になる場合などは手術を検討します。
患者一人ひとりの状態を尊重
医師はレントゲンやMRIなどで得た画像所見、JOA股関節スコア、そして患者の生活背景を総合的に判断します。
年齢や仕事の内容、運動習慣なども含めて、手術のタイミングや治療方法を提案します。患者自身の希望や将来像を考慮することも大切です。
ガイドラインとリハビリテーション
股関節に負担をかけない動作指導や、筋力バランスを整えるためのリハビリテーションは、ガイドラインでも重視されます。
安静にしすぎると筋力が低下し、関節への負担が増える場合があります。適度な運動と休養のバランスを取りながら、専門家の指導に従って継続することが望ましいです。
症状と治療法の対応例
症状の程度 | 具体的な状態 | 主なアプローチ例 |
---|---|---|
軽度 | 歩行時のわずかな痛み、可動域のやや低下 | 薬物療法、理学療法、体操療法 |
中等度 | 安静時以外で痛みを感じやすい、可動域の制限 | 関節内注射やサポーター、手術検討(病状次第) |
重度 | 安静時も痛みが強く、歩行が困難 | 手術(骨切り術や人工関節置換術など)、リハビリ |
上記の状態に当てはまるかどうかは、JOA股関節スコアや画像評価などを参考にして総合的に判断します。
保存療法のポイント
保存療法は、痛みを軽減しながら日常生活を送りやすくするための方法です。手術を回避したい方や、手術適応になるほど重症でない方にとって大切な選択肢となります。
痛みが長引く前の早期対策としても意義があります。
薬物療法
消炎鎮痛剤や筋弛緩薬などを用いて痛みを和らげます。炎症が原因で痛みが出ている場合には、炎症を抑えることが有効です。
ただし長期間にわたる薬の使用は副作用のリスクが高まるため、医師の指示のもとで服用期間や用量を管理する必要があります。
理学療法
理学療法士が主導する運動療法や物理療法によって、筋力の回復や姿勢の調整を図ります。たとえば、大腿四頭筋や中殿筋など股関節周囲の筋肉を強化すると、関節への負担が軽減されます。
超音波やホットパックなどを活用して血流を良くし、痛みをやわらげる方法もあります。
装具・サポーターの利用
股関節の動きを安定させるために、装具やサポーターを使用する場合があります。痛みが強い時期や、外出時など負荷のかかるタイミングだけ活用する形も考えられます。
道具選びや着脱のコツについては専門スタッフに相談するとよいでしょう。
生活習慣の改善
体重管理や運動習慣の見直しは、保存療法を成功させるうえで重要です。体重が増えすぎると股関節にかかる負荷が増し、症状の悪化につながる恐れがあります。
適切な栄養バランスを意識しながら、歩行や軽いストレッチなどの運動を続けることが欠かせません。
- 体重コントロールを意識する
- 適度に休養を取りつつ筋力アップを図る
- 椅子の高さやクッションなどを工夫して姿勢を正す
- 可能な範囲でウォーキングや水中運動を取り入れる
小さな工夫の積み重ねが、股関節への負担を和らげます。
保存療法の長所と短所
観点 | メリット | デメリット |
---|---|---|
身体的負担 | 手術を回避してリスクを減らしやすい | 重度の変形や損傷には効果が限定的な場合がある |
コスト | 手術費用をかけずに治療を継続できる可能性がある | 長期にわたる通院やリハビリ費用が蓄積する場合がある |
生活面 | 日常生活と両立しながら治療を継続しやすい | 痛みを抑えきれないと生活の質が低下するケースもある |
無理のない範囲で継続することが大切です。状態が変化していくようであれば医師に相談しましょう。
手術療法の概要
保存療法で改善が見られない場合や、骨の変形が重度に進行している場合などは手術療法を検討します。
手術には複数の術式があり、患者の年齢や活動量、変形の程度などを考慮して選択します。
人工股関節置換術
重度の変形がある場合に選択されることが多い術式です。損傷が著しい骨や軟骨を取り除き、人工の関節パーツを装着して痛みを軽減します。
手術後は適切なリハビリを行うことで、歩行機能の向上や痛みの解消が期待できます。
骨切り術
変形性関節症の中度から重度の段階において、骨の角度を調整し、股関節の負担がかかる部分を変える手術です。
年齢が比較的若く、関節軟骨がまだ残っている方に対して検討されるケースが多いです。術後のリハビリ期間はかかりますが、自然の関節を温存できる利点があります。
関節鏡視下手術
関節唇損傷や軽度の変形など、内視鏡を使って部分的な修復が可能な場合に行います。皮膚を大きく切らずに済むので、体への負担が少なく、術後の回復が比較的スムーズです。
術後のリハビリに真剣に取り組むと、再発リスクの低減が期待できます。
術後のリハビリテーション
手術直後は痛みや可動域の制限がありますが、適切なリハビリで筋力と柔軟性を高めます。理学療法士の指導のもと、歩行訓練や筋トレを無理のない範囲で進めることが大切です。
術後の経過とともに、日常生活動作も徐々に改善することが多いです。
- 術後は医師や理学療法士の指導に従って段階的に運動を開始
- リハビリと痛み管理を並行しながら、早期の社会復帰をめざす
- 自主トレーニングと定期的な通院で経過を観察する
焦りは禁物です。身体の反応を見ながら慎重に進めることが重要となります。
主な手術方法の特徴
手術方法 | 目的 | 適応例 |
---|---|---|
人工股関節置換術 | 痛みを軽減し機能向上を図る | 重度の変形性関節症、骨頭壊死など |
骨切り術 | 骨の角度を変え、負担のかかる部位を調整 | 若年で軟骨がある程度残存している方 |
関節鏡視下手術 | 関節唇や軟骨の部分修復、遊離体の除去 | 関節唇損傷、軽度の軟骨損傷など |
手術の種類によって目的や適応が異なるため、専門医の判断が欠かせません。
日常生活で気をつけること
股関節の負担を減らすためには、日常生活上の注意点を把握し、痛みの増悪を防ぐことが大切です。日頃の習慣を少しずつ改善していくことが、長期的な機能維持につながります。
歩き方の見直し
歩行時、つま先やかかとへの体重のかけ方に偏りがあると、股関節に負担がかかりやすいです。足裏全体でバランスよく歩く意識を持ち、姿勢を正すように心がけてください。
大股で歩くよりも、自分が無理なく歩ける歩幅を保つ方が長続きしやすいです。
正しい靴選び
クッション性に優れた靴や足にフィットする靴を選ぶと、股関節への衝撃が緩和されます。ヒールが高すぎる靴や、逆にクッションが薄い靴は痛みを誘発する恐れがあります。
靴の底が片側だけ著しくすり減っている場合は、歩き方に癖がある可能性を疑い、専門家に相談するとよいです。
日常動作での工夫
- 床に直接座る場面が多い場合は、クッションや座椅子を使う
- 立ち上がる時には手すりや椅子のひじ掛けを支えにする
- 重いものを持ち上げる時は、できるだけ体に引き寄せてから持つ
- 長時間同じ姿勢を続けないようにして、こまめに休憩する
こうしたちょっとした工夫によって、股関節の痛みをコントロールしやすくなります。
ストレッチや軽い筋トレ
過度に激しい運動は避けたほうがよいですが、軽いストレッチや筋力トレーニングは股関節の健康を保つうえで重要です。
太ももやお尻の筋肉を鍛えると関節が安定し、痛みの悪化を予防しやすくなります。体操指導を受ける場合は、痛みが増していないかを常に確認して無理のない範囲で行うことが大切です。
日常生活での注意点まとめ
場面 | おすすめの工夫 |
---|---|
歩行 | 足裏全体でバランスよく着地し、適度な歩幅を保つ |
座り姿勢 | クッションを使用し、骨盤を立てるように座る |
靴選び | クッション性が高く、かかとが安定するものを選ぶ |
物の持ち上げ | 腰を曲げずに足を使って持ち上げる動作を心がける |
長時間の同じ姿勢 | 休憩を取りながらストレッチや体の向きを変える |
無理のない改善を続けることが痛みを軽くする一歩になります。
受診のタイミングと当院での取り組み
股関節の痛みや違和感がある場合、できるだけ早い段階で受診することが望ましいです。早めの治療は回復を早め、生活の質を維持しやすくします。
当院では、患者一人ひとりの症状や背景に合わせた検査・治療を行い、継続的なフォローアップで痛みの再発防止を目指します。
こんな症状があれば受診を検討
- 歩行時に股関節がズキッと痛むことが続く
- 階段の昇降が以前よりつらく感じる
- 太ももの付け根あたりに引っかかるような痛みがある
- 休んでも痛みが軽くならない
- 膝や腰にも痛みが広がってきた
早めに専門医を受診すると、原因の特定や合併症の予防につながりやすいです。
当院の診察・検査体制
当院ではレントゲンやMRIなどの画像診断に加え、JOA股関節の診断基準を活用して痛みの程度や可動域を総合的に評価します。
初診時だけでなく、治療の途中でも定期的に評価を行い、治療方針の修正やリハビリ内容の見直しなどを適宜行います。
専門スタッフによるサポート
医師や理学療法士、看護師が連携し、患者の生活背景や仕事の状況などを踏まえたうえでベストな治療スケジュールを提案します。
通院頻度やリハビリの内容は無理なく続けられる形を重視し、痛みの程度に応じたセルフケア方法もお伝えします。
- 医師は必要に応じて他の科や専門機関との連携を判断
- 理学療法士は運動療法や歩行訓練の指導を担当
- 看護師は痛みのケアや日常生活上のアドバイスを提供
患者とコミュニケーションを重ねながら、一緒に治療を進める体制を大切にしています。
早期治療のメリット
股関節の痛みを放置すると、変形が進行して手術が必要になるケースが増えます。痛みを感じはじめた段階で適切な治療を受けると、保存療法のみで症状が改善する可能性も残ります。
痛みや違和感が軽いうちから専門医を頼ることで、将来的に深刻な状態を防ぐ大きな手がかりになります。
当院のサポート内容のまとめ
サポート内容 | 具体例 |
---|---|
検査と診断 | レントゲン、MRI、JOA股関節スコア評価などを組み合わせる |
治療計画の提案 | 薬物療法や理学療法、手術療法の適応などを総合的に判断 |
リハビリ支援 | 歩行訓練、筋力強化プログラム、装具指導など |
生活指導 | 痛みを和らげる日常動作、運動習慣、食事などのアドバイス |
フォローアップ | 定期診察や検査で症状の変化を追い、必要に応じて方針を修正 |
股関節の治療は継続的なサポートが重要です。当院では患者と二人三脚で治療に取り組む体制を整えています。
以上
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