変形性膝関節症の症状と治療の選択肢|専門医による解説
膝の痛みや動かしづらさを感じたとき、多くの方が気にかけるのが変形性膝関節症です。
年齢や運動習慣、体重などが影響しやすいといわれ、放置すると日常生活に支障をきたす可能性があります。
膝をできるだけ長く快適に保つためには、初期段階の理解や適切なケアが重要です。この記事では専門医の視点から、変形性膝関節症の症状や治療の選択肢について丁寧に解説します。
目次
変形性膝関節症とは
膝の軟骨がすり減ることで関節の変形が進行し、痛みや動きの制限をもたらす疾患を指します。
中高年以降に多いイメージがありますが、若い世代でもスポーツや仕事で膝を酷使する人に起こる場合があります。
年齢や生活習慣だけでなく、さまざまな要因が関連しているのが特徴です。膝は歩行や立ち座りなど、日常生活に欠かせない機能を担っています。
変形性膝関節症によるトラブルは、身体だけでなく心理的な負担にもつながりやすいです。
膝関節の基本構造
膝は大腿骨、脛骨、膝蓋骨という3つの骨から成り立ち、間には軟骨や半月板があります。これらが衝撃を吸収して滑らかな動きをサポートしています。
軟骨には神経や血管が少なく、すり減っても痛みを感じにくいです。そのため初期段階では気づきにくく、症状が進んでから受診する人が少なくありません。
関節付近では筋肉や靱帯も膝の安定に関わっています。筋力が衰えると膝への負荷が増え、軟骨が摩耗しやすくなります。
膝の構造と主な役割
部位 | 役割 |
---|---|
大腿骨 | 膝上部を構成し、体重を支える主要な骨 |
脛骨 | 膝下部を構成し、足首まで連動する骨 |
膝蓋骨 | いわゆる膝のお皿で、膝を伸ばすときの力を伝える役割 |
軟骨 | 骨同士の摩擦を防ぎ、衝撃を吸収するクッション |
半月板 | 軟骨の一部として衝撃吸収と膝の安定性をサポート |
加齢による変化
年齢を重ねると身体全体の代謝が落ちて、軟骨や骨の修復能力が低下します。膝の軟骨もすり減りやすくなり、クッション機能が弱くなります。代謝だけでなく筋力や血流の低下も進むため、痛みや腫れが長引きやすい傾向があります。
若いころは感じなかったちょっとした違和感が、中年以降になると大きなトラブルに変わる可能性があります。加齢という要素はコントロールしにくい部分もありますが、適度な運動や栄養バランスによる予防策が大切です。
日常生活への影響
変形性膝関節症になると、膝の曲げ伸ばしのしにくさや痛みにより以下の場面で負担を感じやすいです。
- 長時間の歩行や階段の上り下り
- 立ち上がりや正座などの動作
- スポーツやレジャーへの参加
痛みや違和感が続くと外出を避ける傾向になり、運動不足から体重が増加し、さらに膝への負担が増すという悪循環を招きやすいです。
日常生活を豊かに保つためにも、早期のケアや正しい知識が大切になります。
変形性膝関節症の症状
膝に生じる症状には個人差がありますが、特有のサインがいくつか存在します。早期に気づくことが変形の進行を遅らせる上でとても重要です。
痛みの強さや頻度、関節のこわばりや腫れなどをチェックし、気になる変化があれば専門医に相談してください。
痛みの特徴
変形性膝関節症の症状として最も多いのが痛みです。初期段階では「動き始めに痛むが、しばらく動くと和らぐ」というケースがよくみられます。
しかし変形が進むと安静にしていても痛むようになり、夜間の睡眠を妨げることもあります。特に膝の内側に痛みが集中する人が多く、日常動作に大きな負担を与えます。
痛みには鋭い痛みや鈍い痛みなどさまざまなタイプがありますが、歩行時や階段昇降時に増す傾向が顕著です。痛みが持続する場合は医療機関で検査を受けることが望ましいです。
朝のこわばりと腫れ
朝起きた直後に膝がこわばり、動かしにくい状態が続くことがあります。これは関節内部で炎症が起こり、滑液が増えたり、筋肉や腱が硬直したりするためです。短時間で改善する場合もあれば、数十分続くこともあります。
また、変形性膝関節症では関節に負担がかかることで炎症が起きやすく、腫れが生じる場合も珍しくありません。熱感や膝周辺のむくみといった形で現れ、歩行や屈伸運動がさらに困難になることがあります。
腫れや炎症が起きたときの対処
対処法 | ポイント |
---|---|
安静にする | 痛みが強いときは無理をせず、膝を休ませる |
冷やす | 炎症が強いときは患部を冷却して熱感を和らげる |
高くする | 横になって膝を少し高い位置に置き、血液の循環を整える |
サポーターの利用 | 適度な圧迫で安定感を得る |
進行に伴う変化
変形性膝関節症が進むと、関節面がさらに擦り減り、膝が内側や外側に変形することがあります。見た目でわかる変形が生じると、日常生活に大きな制限が出るようになります。痛みの頻度や強度も増し、歩行距離が極端に短くなる場合もあります。
進行度合いは人によって異なりますが、膝が曲がりにくくなったり、膝が伸びにくくなったり、関節がゴリゴリと音を立てたりすることもあります。
日常動作が円滑にできなくなる前に専門医の診察を受け、変形性膝関節症治療を検討することが大切です。
発症原因と影響しやすい要因
変形性膝関節症は複数の要因が絡み合って発症するといわれています。加齢だけでなく、生活習慣や遺伝的な傾向、日常動作のクセなども大きく関わります。
ひとつの原因のみで発症するのではなく、総合的な負担の蓄積が症状を引き起こすケースが多いです。
体重や運動習慣
膝には体重が直接かかるため、肥満傾向や急激な体重増加は膝への負担を増やします。関節を支える筋肉が弱いと、さらに負荷が集中して軟骨が擦り減りやすくなります。
日常的に歩く機会が少ない人や座りっぱなしの生活が長い人も、筋力低下を引き起こしやすいです。
運動不足が続くと、関節周辺の筋力や柔軟性が低下し、変形性膝関節症の症状が現れやすくなります。一方で激しい運動のしすぎも軟骨の磨耗を進めるリスクがあります。負荷の調整と適度なトレーニングが必要です。
体重増加と膝への負担の関係
状況 | 膝への影響 |
---|---|
標準体重より軽い | 負担が比較的少なく、症状の進行が遅い可能性 |
標準体重 | 適度な負荷で、筋力があれば安定しやすい |
過体重 | 筋力次第ではあるが、軟骨への磨耗リスクが高まる |
肥満 | 膝への圧力が増大し、症状が悪化しやすい |
遺伝的要因
家族に膝の変形を持つ人がいる場合、同じように軟骨がすり減りやすい体質を持つ可能性があります。
遺伝そのものが直接的な原因になることは少ないですが、軟骨や骨の強度に影響を与えると考えられています。さらに家族内で似たような食生活や運動習慣を共有することも、発症リスクを高める要素になり得ます。
ただし、遺伝的要因があるからといって必ず発症するわけではありません。日頃から運動や体重管理などを意識することで、変形性膝関節症の症状を抑えることは十分に可能です。
職業と日常動作
立ち仕事や重い荷物を持ち運ぶ仕事は、膝に持続的な負担をかけやすいです。また、畳文化のある地域では長時間の正座や和式トイレの使用などが影響しやすいともいわれています。
中腰やひざまづきの姿勢が多い人は、変形性膝関節症治療を必要とする段階へ早期に進むリスクが高まる可能性があります。
仕事や家庭での動作を完全に変えることは難しいですが、痛みを感じたら安静にして膝を休ませたり、補助具を使ったりする工夫が求められます。
- 自宅や職場での段差に注意する
- 長時間の立ち仕事にはクッション性のある靴を選ぶ
- 中腰作業をする場合はこまめに休憩を入れる
- 重い荷物を持ち上げるときは膝をしっかり曲げて腰を落とす
変形性膝関節症の治療について
変形性膝関節症の治療には多彩な方法があります。進行度や症状の強さ、患者さんの生活背景などを踏まえて最適な組み合わせを選ぶことが重要です。大きく分けると、保存的なアプローチと手術療法の2種類があります。痛みや腫れを抑え、歩行や日常動作を楽にするために、医師との相談が欠かせません。
保存療法の特徴
保存療法とは手術以外の方法で症状の改善を目指す治療です。代表的なものには、投薬や物理療法、リハビリテーションなどが含まれます。変形性膝関節症治療の初期段階で選ぶことが多く、痛みをコントロールしながら進行を抑制します。
特に軽度から中等度の場合は保存療法によって痛みを軽減し、日常生活の質を保てる可能性があります。日常的に行う運動療法やサポーターの使用なども含め、患者さん自身の努力が大切になります。
痛み止めや注射の使い方
痛み止めや消炎鎮痛薬は炎症を抑え、痛みを軽減する効果があります。内服薬だけでなく、外用薬や関節内注射を組み合わせる場合もあります。
関節内注射にはヒアルロン酸製剤やステロイド剤などが使用され、関節の潤滑を高めたり炎症を沈めたりします。
ただし、薬には副作用もあるため、医師の指示に従って使用することが大切です。過度な投与や自己判断による使用は避けてください。
薬物療法の主な種類
分類 | 目的 |
---|---|
NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬) | 痛みと炎症を抑える |
アセトアミノフェン | 鎮痛作用があり、胃腸への負担が少ない |
ヒアルロン酸注射 | 関節の潤滑を高め、摩擦を減らす |
ステロイド注射 | 強い炎症を短期間で抑える |
生活習慣の改善
変形性膝関節症の進行を緩やかにするには、日常生活の過ごし方にも目を向ける必要があります。肥満や運動不足がある場合は体重管理や筋力強化を意識すると膝の負担が減ります。
無理のないペースでウォーキングやスイミングなどを取り入れると心肺機能も高まり、膝への血行が良くなるメリットも期待できます。
座り方や立ち上がるときの姿勢、重い荷物を持つときのフォームなども見直すと痛みが和らぐことがあります。家事や仕事の合間にストレッチを取り入れるなど、細かな調整が予防と改善に役立ちます。
リハビリテーションと運動療法
変形性膝関節症がある場合、リハビリテーションや運動療法は欠かせない手段のひとつです。筋力や柔軟性を向上させることで、膝の安定感を高め、痛みを和らげる効果が期待できます。
医師や理学療法士の指導を受けながら進めると、安全かつ効果的に運動を継続できます。
筋力トレーニングのポイント
膝関節をしっかり支えるためには、大腿四頭筋やハムストリングスなど太もも周辺の筋肉を強化することが必要です。太ももが強いと、歩行や階段昇降時の膝への衝撃が緩和されます。
特に変形性膝関節症症状が軽度の場合は、筋力トレーニングを中心に行うことで早期の改善を目指せることがあります。
スクワットやレッグプレスなどが代表的ですが、無理をすると関節に過度の負荷がかかるため、回数や負荷を少しずつ増やす工夫が重要です。
膝に負担をかけにくい運動例
種類 | メリット |
---|---|
椅子に座ったままのレッグエクステンション | 膝への負荷を調整しやすい |
仰向けでのヒップリフト | 大腿後面と臀部を同時に鍛えられる |
チューブを使ったトレーニング | 軽い抵抗で段階的に負荷を設定可能 |
水中ウォーキング | 浮力で関節への衝撃が少ない |
ストレッチと柔軟性の重要性
膝の可動域を保つためには、筋肉や腱を柔軟にしておくことが大切です。ストレッチを行うと血流が改善し、痛みやこわばりの軽減にもつながります。
ハムストリングスやふくらはぎなど、膝をまたいでいる筋肉を中心に伸ばすことがポイントです。
運動前と運動後にストレッチをする習慣を付けると、怪我の予防や疲労の軽減にも役立ちます。痛みがある場合は無理に伸ばさず、呼吸を整えながらゆっくり行いましょう。
有酸素運動の取り入れ方
適度な有酸素運動は心肺機能を向上させ、体重管理にもプラスになります。膝への負担が比較的少ないウォーキングや自転車、水泳などがおすすめです。
週に数回、30分程度の運動を習慣化すると、筋肉と関節の血行が良くなり、炎症が軽減しやすくなります。
長時間のランニングやジャンプを含む運動は膝に大きな衝撃がかかりやすいので、変形性膝関節症がある場合は負担が少ない運動方法を選ぶことが大切です。
- ウォーキングは急な坂道を避け、平坦なコースを選ぶ
- 自転車はサドルの高さを調整し、膝が深く曲がりすぎないようにする
- 水泳はクロールや背泳ぎなど、膝への負担が低い泳ぎ方を意識する
- 運動直後はストレッチやアイシングで膝をリフレッシュする
装具やサポーターの活用
変形性膝関節症の治療には、装具やサポーターを利用して関節を安定させる選択肢もあります。膝を適度に固定し、負担が集中しないように分散させる効果が期待できます。
運動療法や薬物療法と併用すると、日常生活の動作を楽にするサポートになります。
装着方法とタイミング
サポーターは膝を保護し、関節への過度な動きや衝撃を抑えるために使用します。ただし、常時装着すると筋肉が怠ける可能性があるため、適度な使用が望ましいです。
立ち仕事が多い時間帯や痛みが強いときなど、状況に合わせて使い分けると効果を得やすくなります。
装具の場合は医師や専門家と相談しながら、個人の膝の状態や変形の程度に合ったものを作製または選択する必要があります。
サポーターと装具の比較
種類 | 特徴 | おすすめの場面 |
---|---|---|
弾性サポーター | 伸縮性があり着脱が簡単 | 運動時や軽度の痛みがあるとき |
オーダーメイド装具 | 膝の形状や症状に合わせて作製 | 変形が進んでいる場合や安定性を高めたいとき |
テーピング | 一時的なサポートに役立つ | スポーツや負荷の高い動作の前後 |
選び方の目安
変形性膝関節症の程度によって必要なサポート量は異なります。軽度の場合はソフトタイプのサポーターでも十分な場合がありますが、変形が進むと硬めの素材や金属支柱が入ったものが必要になることもあります。
また、装着感や肌への負担も重要なポイントです。締め付けが強すぎると血流が悪くなり、逆に痛みを増すことがあります。
試着ができる環境で、実際に装着した状態で歩いたり屈伸したりして確認すると失敗が少ないです。
メリットと注意点
サポーターや装具を利用すると、膝周辺に安心感が得られ、動作が楽になることがあります。一方で、これらの支えに頼りすぎると筋力が衰えやすくなるデメリットも存在します。
痛みがあるときに限定して使ったり、装着しない時間を作ったりして、自分の筋肉で膝を支える力を維持する必要があります。
また、長時間使用でかぶれや蒸れが起こりやすい点にも注意が必要です。こまめに取り外して皮膚の状態をチェックし、清潔に保ちましょう。
手術療法の選択肢
変形性膝関節症が進行し、保存療法では十分な効果が得られない場合、手術を検討します。
痛みが強く日常生活に支障をきたす段階になると、手術で関節の変形を改善し、機能を取り戻すことが目的となります。
医師やリハビリスタッフとしっかり相談しながら、自分に合った方針を見極めることが大切です。
関節鏡視下手術
軽度から中等度の変形性膝関節症に対しては、関節鏡視下手術という方法が選択肢に入る場合があります。
小さな切開からカメラ(関節鏡)を挿入し、内部を確認しながら軟骨や半月板の状態を整えます。傷口が小さいため回復が比較的早く、入院期間も短い傾向があります。
ただし、変形が進んでいるケースでは効果が限定的になることが多いです。変形の程度を見極めながら、医師が手術の適応を判断します。
主な手術の特徴
手術方法 | 特徴 | 適応例 |
---|---|---|
関節鏡視下手術 | 小さい切開で行う | 中等度以下の変形、半月板損傷が併発した場合 |
人工関節置換術 | 変形が進んだ関節を人工物に置き換える | 重度の変形や痛みが強い場合 |
人工関節置換術
重度の変形性膝関節症で日常生活が困難になった場合、人工関節置換術を考えます。
変形した軟骨や骨の一部を取り除き、その部分を金属や特殊なプラスチックで置き換える方法です。変形や痛みが大幅に改善し、歩行能力が向上する可能性があります。
一方で人工関節にも寿命があり、長期間の使用や激しい運動で摩耗するリスクがあります。手術後のリハビリテーションをしっかり行い、関節を保護しながら生活する姿勢が大切です。
手術後のリハビリ
手術後は筋力や関節の可動域が低下しているため、段階的にリハビリを進めます。
専門スタッフの指導のもと、痛みに配慮しながら歩行練習や筋トレを行い、少しずつ自力で動ける範囲を広げます。
手術で痛みが軽減すると、早めに動きたくなる気持ちがありますが、無理をしすぎると膝に負荷がかかりすぎる可能性があります。医師と相談しながら、適切なペースで回復を目指すことが望ましいです。
- 術後1週間~数週間は松葉杖や歩行器を使った安全な歩行を意識する
- リハビリメニューを毎日少しずつ行い、筋力とバランス感覚を取り戻す
- 膝周辺の腫れや熱感を感じたら、医療スタッフに相談する
- 日常生活に復帰する段階で無理な動作は避け、継続的なリハビリを行う
よくある質問
痛みを和らげる工夫はある?
慢性的な痛みがあるときは、無理に動かさない範囲で軽いストレッチやマッサージを取り入れる方法があります。
温めることで血行が促進され、筋肉や腱がほぐれやすくなる効果も期待できます。
痛みがひどいときは一時的に氷で冷やして炎症を抑え、症状が落ち着いたら温めるとメリハリをつけたケアが可能です。サポーターを活用して安定感を高めるのもひとつの手段です。
痛みを軽減するアイデア
方法 | ポイント |
---|---|
温熱療法 | シャワーや入浴で膝周囲を温めて血流を促す |
マッサージ | もみほぐすというより、やさしくさするイメージで |
軽いストレッチ | 痛みのない範囲で少しずつ可動域を広げる |
筋力サポーター | 筋力が足りない部分を補って動きやすくする |
受診のタイミングはどう判断する?
膝の痛みが2週間以上続く場合や、腫れが引かずに症状が悪化している場合は早めに受診したほうが良いです。
痛み止めが効かなくなったり、夜間にも強い痛みを感じたりするケースも専門医の検査が必要になります。自己判断で放置すると変形が進行して治療が長引く可能性があります。
予防のためにできることは?
普段から太ももの筋肉を意識して鍛え、体重管理を心がけることが変形性膝関節症の予防につながります。ウォーキングやプールでの運動など、膝に優しい運動を定期的に行うと良いです。
また、長時間座ったり同じ姿勢を続けたりすると筋肉や関節が硬くなるので、休憩をこまめに入れて軽い動きを取り入れることも効果的です。
自然治癒する可能性は?
変形性膝関節症は軟骨がすり減る疾患なので、元の状態に完全に戻ることは難しいです。早期に適切な対策を取ることで進行を遅らせ、痛みをコントロールすることは十分に可能です。
たとえ症状が軽い段階であっても専門医に相談し、リハビリや生活習慣の見直しを行うと予後を良好に保てます。
以上
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