足立慶友医療コラム

横になったときの股関節痛 – 夜間痛の原因を探る

2025.04.06

日常生活の中で、眠るために体を休めようと横になった瞬間に痛みを感じると非常にストレスが大きいものです。

特に股関節に不快感や痛みを覚える場合、寝返りまでつらくなり、睡眠不足の原因にもつながります。

この記事では、横になったときの股関節痛が起こる背景や夜間に痛みが出る原因を幅広く確認し、対処法や受診のポイントなども整理します。

適切なケアを行うことで夜間の痛みを和らげ、日常生活を快適に過ごせるようにしていきましょう。

股関節に痛みが出やすい理由

体重を支えながらさまざまな方向へ動く機能を担う股関節は、実は上半身からの負荷を大きく受ける場所です。

姿勢や歩き方に影響を受けやすく、加齢や運動不足、運動過多などによって変化が生じます。

横になると股関節が痛いと感じる方の中には、日中は多少の違和感に留まっていても、夜間に強く痛むケースも少なくありません。

ここの部分では、股関節に痛みが出やすい仕組みを多角的に見ていきます。

股関節の役割と負荷のかかり方

股関節は骨盤と大腿骨を連結しており、歩行・立位・座位など日常動作のあらゆる場面で活躍します。

二足歩行をする人間にとっては重力の負荷を強く受けやすく、体重増加や運動習慣の乱れ、加齢など多様な要因でストレスが高まります。

股関節の主な特徴をまとめたもの

特徴内容
球状関節大きく動かせるが、荷重関節として体重を支える必要がある
安定と可動性の両立骨盤・太ももの骨・関節包など多数の支持組織で成り立ち、安定と動きを確保
姿勢維持への影響立位・歩行だけでなく座位バランスにも関与し、姿勢変化を支える

軟骨や靭帯などの組織が健全な状態を保っていれば、ある程度の負荷には耐えられます。しかし、年齢とともにこれらの組織が摩耗や変形を起こすと、痛みの原因になりやすくなります。

日常動作が股関節に与える影響

立ち仕事や長時間の歩行を続けていると股関節に疲労が蓄積し、いざ横になったときに痛みが表面化することがあります。

日中に過度な負荷がかかると、寝ている間に関節周囲の炎症が痛みを引き起こすこともあります。

日常生活の動作チェック

  • 立ち仕事が長時間続く
  • 階段の上り下りが頻繁
  • 重たい荷物を持ち運ぶことが多い
  • 椅子に浅く座りがちで、姿勢が不安定

これらの動作が多い方は、休息時に痛みが生じる可能性が高まります。

姿勢の乱れが痛みに与える作用

猫背や骨盤の歪みなどの姿勢的な問題があると、股関節にかかる負荷のかかり方が偏りがちです。

例えば骨盤が前傾すると、大腿骨頭への圧が前方に集中し、筋肉や腱の緊張を生みやすくなります。その結果、夜に寝返りを打つときに痛みを感じることが増えます。

筋力の低下と可動域の狭まり

股関節周囲の筋肉、とりわけ中殿筋や大殿筋などは関節を安定させ、身体を支えるうえでとても重要です。

運動不足や加齢でこれらの筋力が衰えると、関節への負担が増加し、疼痛が生じやすくなると考えられます。

股関節周囲の主な筋肉と役割

筋肉名役割
大殿筋立ち上がりや階段昇降、骨盤の安定
中殿筋横方向の重心バランス維持
小殿筋股関節の内転や外転を助け、歩行の安定性に寄与
腸腰筋股関節の屈曲や歩行時の脚の振り出しをサポート

これらの筋力が低下すると、歩行時の衝撃を十分に吸収できず、炎症や痛みが生じやすくなります。

夜間痛が起きる仕組み

夜になり身体を休めようとした途端、ズキズキとした痛みや強い違和感を覚えると不安になるものです。横になると股関節が痛いという方は、夜間特有の要因があるかもしれません。

この章では、夜間痛がなぜ生じやすいのかを理解し、心当たりのある習慣や日常生活の要素を見直すきっかけにしていただきたいと思います。

体温の変化と痛みの関連

人間の体温は1日の中で変動を繰り返しています。夜間になると体温が少し下がり、血管の収縮によって患部への血流が変化します。

炎症を抱えている関節では、この血流変化が痛みを強調することがあります。

痛みを感じやすい時間帯の目安

時間帯体温・血流の特徴
夕方〜夜体温が徐々に下がり始める。関節の血流が低下し、こわばりを感じやすくなる場合がある
深夜さらに体温が下がり、副交感神経の働きで痛みを敏感に感じることがある
早朝起床前後は体がこわばっており、痛みが出やすい時間帯

体温変化をうまくコントロールするためには、就寝前の軽いストレッチや入浴で身体を温める方法などが考えられます。

布団やマットレスの影響

寝具が柔らかすぎたり硬すぎたりすると、横向きで寝たときに股関節周囲に余計な圧がかかることがあります。

とくに変形性股関節症などで軟骨のすり減りが進んでいる方は、わずかな刺激でも痛みを感じやすくなります。

寝具選びのチェックポイント

  • 寝姿勢を保ちやすいか
  • 適度な反発力があるか
  • 肩や腰、股関節周辺が沈み込みすぎないか
  • 通気性や清潔性は確保されているか

このような要素を総合的に考慮すると、痛みを和らげる可能性があります。

寝返りの回数と痛みの関連

寝ている間も、体は無意識に寝返りを行って血流を確保しています。

しかし、加齢や筋力低下、痛みがすでにある状態だと寝返りの頻度が低下し、特定の部位に体重がかかり続けて関節への負担が増す場合があります。

それが夜間痛を長引かせる原因になることがあります。

ストレスやホルモンバランス

精神的なストレスやホルモンバランスの乱れは、痛みを感じる神経の過敏化を促す可能性があります。特に夜は副交感神経が優位になることで、痛みに意識が向きやすくなるとも言われます。

気分の落ち込みや睡眠障害も関係して、痛みが強く感じられることが少なくありません。

代表的な原因

股関節の夜間痛には、整形外科的な要因だけでなく、多様な原因が考えられます。

この章では、代表的な疾患やライフスタイル要因をまとめて、横になったときの股関節痛の引き金として考えられるポイントを挙げていきます。

変形性股関節症

関節軟骨が摩耗し、関節面が変形することで痛みや可動域制限が生じます。

進行すると日中だけでなく夜間も痛みを感じることが増え、横になると股関節が痛いと相談されるケースが多い病気の1つです。

変形性股関節症にみられる症状の一例

症状特徴
立ち上がり時の痛みしばらくすると和らぐことが多い
歩行時の違和感特に長時間の歩行で症状が悪化
夜間のうずくような痛み静止時に増す痛みが特徴的
関節のこわばり座った後に動き出すときに強く感じる場合がある

関節軟骨がすり減っている場合は、負担がかからない運動を取り入れて軟骨へのダメージを減らすことが必要です。

股関節唇損傷

大腿骨頭と骨盤の受け皿にあたる寛骨臼の間には、関節唇という軟骨組織があります。

繰り返される動きや外傷、先天的な骨の形態異常などによって関節唇が傷つくと、痛みや違和感が夜間にも持続する場合があります。

大腿骨頭壊死

血行障害などにより大腿骨頭が壊死する疾患で、強い痛みが特徴です。症状が進んだ場合は夜間痛が出現することが多く、進行度合いによっては人工股関節手術が検討される場合もあります。

痛みの部位が股関節だけでなく、鼠径部や臀部に及ぶこともあるため要注意です。

筋膜性疼痛症候群

筋肉や筋膜にトリガーポイントと呼ばれる硬結部分ができると、関連する部位に痛みを感じることがあります。

股関節周囲の筋肉が緊張状態にあると、寝返りや特定の姿勢で激痛を生じる場合があります。

筋膜性疼痛症候群が疑われるサイン

  • 日常生活の中で特定の動作で突き刺すような痛みを感じる
  • 体を温めると一時的に痛みが和らぐ
  • 触診でこり固まった箇所を押すと響くような痛みが走る

変形性股関節症と夜間の症状

横になると股関節が痛いと感じる場合、変形性股関節症が原因である可能性はかなり高いです。

特に女性に多く発症し、進行すると日中の活動だけでなく夜間の睡眠にも支障をきたしやすくなります。ここでは、変形性股関節症に注目して夜間痛がどのように悪化していくかを見ていきます。

病期による症状の変化

変形性股関節症は初期・進行期・末期といった段階を踏んで変化していきます。

初期には軽度の違和感しかなかったものが、進行期では痛みの頻度や強度が増し、末期になると軟骨の摩耗が進んで夜間痛が強くなるケースが少なくありません。

変形性股関節症の進行段階の概要

段階主な特徴
初期歩き始めや立ち上がりにやや違和感を覚える程度。日常生活に大きな支障は出にくい
進行期歩行や階段昇降時に痛みが顕著に。運動や負荷がかかる動作で症状が強まりやすくなる
末期軟骨が大きく損傷し、関節変形が著しい。安静時や夜間にも痛みが続き、睡眠不足やうつ症状につながる場合もある

段階的に進むため、早期に痛みを自覚したら整形外科へ相談してレントゲンやMRIなどで確認するとよいでしょう。

夜間痛が出現するメカニズム

進行期や末期では、軟骨のすり減りによる炎症が慢性的に存在します。夜間になり活動量が減ると、日中に抑えられていた痛みを強く感じる場合があります。

また、関節周囲の筋肉が疲労した状態で同じ姿勢を続けると血行が滞り、痛みが増幅されることがあります。

炎症が夜間痛を引き起こす一例

  • 日中の負荷で関節周囲に炎症が蓄積
  • 夜に安静になると炎症部位の血流バランスが崩れて痛みが強調される
  • 寝返りや体位変換で刺激が加わると鋭い痛みが出ることがある

変形性股関節症と他の股関節疾患との違い

変形性股関節症は軟骨そのものの変性が主体ですが、関節唇損傷やリウマチ性疾患などはメカニズムが異なるため、症状の進行や痛みの出方が微妙に異なります。

しかし、夜間痛を訴える場合には鑑別が必要です。自己判断で原因を断定せず、医療機関で検査を受けることが大切です。

サポーターや医療用寝具の活用

痛みの緩和策として、股関節をサポートする専用ベルトやクッションを活用すると、不安定な姿勢や圧迫を減らしやすくなります。

医療用の寝具では適度な反発力で体を支えるタイプがあり、体圧を分散させて夜間痛の軽減を図ることが期待できます。

サポーターやクッションの選び方

ポイント内容
サイズ調整のしやすさ個々の体型や症状に合った固定力が得られるか確認
通気性・素材長時間装着してもムレにくい素材を選ぶ
専門家のアドバイス装着方法や圧迫の度合いについて医師や理学療法士に相談すると安心

横になったときの痛みへの対処法

夜間の疼痛に悩まされていると、睡眠不足やストレスが蓄積して体調にも悪影響を及ぼしかねません。ここでは、横になると股関節が痛いという方に向けた対処法を具体的に紹介します。

生活習慣の見直しやセルフケアのヒントとなれば幸いです。

安定した寝姿勢を保つ

仰向けや横向きなど、人によって寝やすい姿勢はさまざまです。股関節に痛みがある方は、クッションをうまく活用して安定した姿勢を作ると楽になる可能性があります。

例えば、横向きなら両膝の間にクッションを挟むことで股関節への圧迫が軽減されることがあります。

寝姿勢を工夫する方法

  • 仰向け: 膝下に枕や丸めたタオルを置いて、腰や股関節の反りを減らす
  • 横向き: 両膝の間にクッションを挟み、痛い側を上にして圧迫を弱める
  • うつぶせ: 基本的には推奨されにくいが、どうしても楽な場合は首や腰の反りに注意

ストレッチや軽い運動

激しい運動は避けつつ、柔軟性を高めるためのストレッチや軽度な筋トレを行うと、関節周囲の血流が促進されて夜間痛の原因となる炎症の沈静化を助けることがあります。

股関節周囲をほぐす運動の一例

運動名やり方
股関節回し仰向けで片膝を抱え、股関節をゆっくり回す(左右各10回程度)
ブリッジ運動仰向けで膝を立て、ゆっくりとお尻を持ち上げる。腰を痛めないよう注意
中殿筋トレ横向きで下の足を曲げ、上の足をゆっくり持ち上げる(左右各10回程度)

痛みが強い場合は無理せず、少しずつ継続して行うことが大切です。

入浴で血行を促進

ぬるめのお湯にゆっくり浸かると、筋肉の緊張がほどけて股関節周辺の血行が良くなります。

就寝前に入浴を習慣化すると、リラックス効果で痛みの緩和とともに快眠をサポートすることが期待できます。熱すぎるお湯は刺激が強いので注意が必要です。

入浴時のポイント

  • 38〜40℃くらいのお湯に10〜15分ほど浸かる
  • 肩までしっかり湯につかって体を温める
  • 湯船の中で太ももやお尻を軽くマッサージして血流を促す

痛み止めや鎮痛クリームの利用

痛みがひどいときには、市販の鎮痛薬や患部に塗布するタイプの鎮痛クリームを一時的に利用する方法があります。

ただし、あくまでも根本的な治療ではなく対症療法であることを理解し、痛みが長引く場合は早めに医療機関へ相談することが大切です。

受診のタイミングと検査方法

股関節の痛みは放っておくと進行して、寝ているときだけでなく日中の活動にも大きく影響する恐れがあります。ここでは、整形外科の受診目安や検査の方法を取り上げます。

痛みの原因をきちんと確かめることは、安心して日々を送るうえでも非常に重要です。

早期受診が望ましいケース

痛みが軽度であっても、以下のようなサインがある場合は専門の医師の診察を受けることをおすすめします。

医療機関を検討したほうがいい目安

  • 股関節の痛みが2週間以上続いている
  • 夜間痛で眠れない状態が続いている
  • 歩くときの姿勢が明らかに不自然
  • 朝起きたときの強いこわばりが毎日続く

早めに整形外科を受診すれば、変形性股関節症や関節唇損傷などの疾患を早い段階で発見しやすくなります。

主な検査方法

整形外科では、触診や問診に加えて画像検査を行い、原因を明確にします。痛みの程度や部位、普段の生活習慣などの情報が診断の手がかりになります。

一般的に実施される検査

検査名内容
レントゲン骨の変形や摩耗状態を確認。変形性股関節症や骨折の有無を把握する
MRI軟骨や関節唇など軟部組織の損傷や炎症を詳しく見ることができる
CT骨の形態や位置関係を3D的に評価。手術の必要性があるケースでよく使われる
血液検査リウマチや感染症など、炎症マーカーをチェックして原因を特定する

自分の症状に合った検査を医師と相談し、適切な治療方針を決めると安心です。

治療の流れ

診察と検査を経て原因が特定されたら、保存療法や運動療法、場合によっては手術治療が検討されます。変形性股関節症ならまずはリハビリテーションや薬物療法を試すことが多いです。

手術以外の方法でも症状が和らぐケースはあるため、焦らずに取り組む姿勢が大切です。

治療計画の一例

  • 保存的治療(リハビリ、痛み止めなど)
  • 運動療法(筋力強化、ストレッチ)
  • 関節内注射(症状の緩和を図る)
  • 手術療法(変形の程度によっては人工関節置換も視野に入る)

日常生活での予防とケア

夜間痛に悩まされるほどになる前に、日常生活の見直しを行うことが望ましいです。股関節への負荷を減らす習慣やセルフケアを取り入れて、痛みの悪化を防ぐ工夫を見つけていきましょう。

体重管理と栄養バランス

体重が増えるとその分だけ股関節にかかる負担が大きくなります。適正体重を意識し、バランスの良い食生活を維持することで、股関節への負担を緩やかに抑えることが可能です。

栄養のポイント

栄養素期待できる働き食品例
タンパク質筋肉の合成を助けて関節を支える肉、魚、大豆製品、卵など
カルシウム骨の強化と骨粗しょう症予防に役立つ牛乳、ヨーグルト、小魚など
ビタミンDカルシウムの吸収をサポートきのこ類、魚(鮭、サンマ)など
ビタミンC・E抗酸化作用で軟骨や筋肉の老化を緩和ブロッコリー、ピーマン、ナッツ類など

炭水化物・脂質とのバランスも考えながら食事を選び、適度なカロリーコントロールに努めます。

正しい姿勢の維持

日常の立ち姿や座り姿勢が乱れると、股関節への負担が偏りがちです。こまめに背筋を伸ばし、骨盤を立てるよう意識すると股関節への負担が均等になる可能性があります。

姿勢維持の工夫

  • 椅子に座るときは背もたれを活用する
  • 足を組む癖はできるだけ控える
  • スマートフォンの操作や読書時は猫背にならないように気をつける

長時間同じ姿勢でいると筋肉が硬直しやすいため、定期的に立ち上がったり軽くストレッチを行ったりする習慣も重要です。

適度な運動と筋力強化

過度な運動は避けながら、股関節まわりの筋力を維持できる範囲でウォーキングや水中運動などを取り入れるとよいでしょう。

水中では浮力が働いて体重負荷が軽減されるため、痛みがある方でも続けやすい運動のひとつです。

運動強度の目安

強度運動例ポイント
低〜中程度ウォーキング、水中ウォーキング痛みのない範囲で継続しやすいペースを守る
中程度軽いジョギング、エアロバイクスピードや負荷を上げすぎないように調整
中〜やや高程度筋力トレーニング(マシン使用や自重トレ)無理な負荷は避け、フォームを正しく行うことで股関節を保護する

最初は短時間から始め、疲れや痛みを感じたら休憩をはさむことを心がけます。

ストレスケア

精神的なストレスは筋肉の緊張を高め、痛みを感じやすい状態を作り出す場合があります。深呼吸や趣味の時間、適度な休息によって心身をリラックスさせる工夫が大切です。

ウォーキングやヨガなど、有酸素運動やリラックス法で自律神経のバランスを整えると夜間痛の軽減につながることがあります。

よくある質問

Q1:日中はほとんど痛みがないのに、夜だけ痛むのはなぜですか?

A:日中は動いていることで血流が保たれ、痛みを感じにくい状態になっている可能性があります。夜になると活動量が減って血流が低下し、炎症部位への血行が乱れて痛みが強く出ることが考えられます。

Q2:横になると股関節が痛いと感じるようになったら、すぐ病院に行くべきでしょうか?

A:2週間以上痛みが続く、夜間に何度も目が覚めるなど生活に支障が出るケースでは早めの受診をおすすめします。痛みの原因によって治療方針が異なるため、医師の診断で適切な方法を検討すると良いでしょう。

Q3:痛みを感じても、我慢して運動を続けるべきですか?

A:痛みの度合いによります。軽度であれば、無理のない範囲の運動を続けることが筋力維持に役立つ場合もあります。しかし強い痛みがあるときは無理をせず、いったん運動を中止して医師や理学療法士に相談することが大切です。

Q4:枕やマットレスだけを変えれば痛みはなくなりますか?

A:寝具の見直しは痛みの軽減に有効ですが、原因となっている疾患が進行している場合は根本的な治療も必要です。寝具改善で症状が和らぐことはあっても、完全には治りにくいケースがありますので注意が必要です。

以上

参考文献

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Author

北城 雅照

医療法人社団円徳 理事長
医師・医学博士、経営心理士

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