脊椎損傷の重症度による症状の違いと治療方針の決定について
脊椎損傷は、交通事故や転落などによって脊椎に強い外力が加わり、内部の重要な神経である脊髄が傷つくことで発生します。
この損傷は、身体に麻痺や感覚の障害、排尿・排便の障害など、生活に大きな影響を及ぼす深刻な状態を引き起こす可能性があります。
脊椎損傷の症状は、損傷した脊髄の部位(高さ)や損傷の程度(重症度)によって大きく異なります。そのため、正確な診断に基づき、個々の患者さんの状態に合わせた適切な治療方針を立てることが極めて重要です。
この記事では、脊椎損傷の基本的な知識から、重症度による症状の違い、そして治療方針がどのように決まるのかについて詳しく解説します。
目次
脊椎損傷とは?基本的な知識
脊椎損傷を理解するためには、まず身体の支柱である「脊椎」と、その中を走る神経の束である「脊髄」の役割を知ることが大切です。
この二つの構造と機能の関係性を把握することが、損傷によってどのような症状が現れるのかを理解する第一歩となります。
脊椎と脊髄の構造と働き
脊椎は、椎骨と呼ばれる骨が首からお尻までいくつも連なってできており、体を支え、姿勢を保ち、身体の動きを可能にする役割を担っています。
この脊椎の中には「脊柱管」というトンネル状の空間があり、その中を脳から続く重要な神経の束である脊髄が通っています。
脊髄は、脳からの指令を体の各部に伝え、手足を動かしたり、内臓の働きを調節したりします。また、手足や体幹からの感覚情報(熱い、冷たい、痛いなど)を脳に伝える役割も持っています。
脊椎の部位別名称
部位 | 構成する骨の数 | 主な役割 |
---|---|---|
頸椎(けいつい) | 7個 | 頭を支え、首の動きを可能にする |
胸椎(きょうつい) | 12個 | 肋骨とつながり、胸郭を形成する |
腰椎(ようつい) | 5個 | 上半身の体重を支える |
脊椎損傷が体に及ぼす影響
脊椎損傷によって脊髄が傷つくと、損傷した部位より下のレベルで、脳と体との間の神経伝達が部分的に、あるいは完全に断たれてしまいます。
このことにより、運動機能の麻痺や感覚の鈍麻・消失、自律神経の機能不全による排尿・排便障害、体温調節の困難、血圧の不安定など、多彩な症状が出現します。
現れる症状の種類や程度は、損傷の重症度に大きく左右されます。
「完全損傷」と「不全損傷」の基本的な違い
脊椎損傷は、脊髄の機能が完全に失われたか、一部残っているかによって「完全損傷」と「不全損傷」に大別します。
完全損傷は、損傷部位以下の運動機能と知覚機能が完全に失われた状態を指します。一方、不全損傷は、一部の機能が残存している状態です。
例えば、手足は動かせないものの、触られた感覚は少しわかる、といったケースがこれにあたります。この違いは、その後の回復の見込みや治療方針を考える上で、非常に重要な分類となります。
脊椎損傷の主な原因と受傷の状況
脊椎損傷は、さまざまな原因で起こります。特に強い外力が脊椎に加わることが直接的な引き金となる場合が多く、年齢や生活様式によってもその原因は異なります。
どのような状況で受傷しやすいのかを知ることは、予防の観点からも重要です。
交通事故による高エネルギー外傷
自動車やバイクの事故は、脊椎損傷の最も一般的な原因の一つです。衝突の際に体に非常に大きなエネルギーが加わることで、脊椎の骨折や脱臼を引き起こし、脊髄を損傷します。
特に若年層から中年層において、この高エネルギー外傷による受傷が多く見られます。
転落・転倒による受傷
高い場所からの転落や、平地での転倒も脊椎損傷の主要な原因です。
特に高齢者の場合、骨がもろくなる骨粗しょう症を背景に、屋内でのささいな転倒でも胸椎や腰椎の圧迫骨折を生じ、脊髄損傷に至ることがあります。
若い人でも、建設現場での作業中やスポーツ中の転落事故などで受傷するケースがあります。
年代別の主な受傷原因
年代 | 主な原因 | 特徴 |
---|---|---|
若年層 | 交通事故、スポーツ外傷 | 高エネルギーによる重篤な損傷が多い |
中年層 | 交通事故、転落 | 労働災害なども含まれる |
高齢層 | 転倒 | 軽微な外力でも骨折しやすい |
スポーツ活動中の事故
ラグビーやアメリカンフットボール、体操、柔道、スキー、スノーボードなどのスポーツ活動中に、頭部から激しく衝突したり、不自然な形で首や背中をひねったりすることで脊椎損傷を負うことがあります。
特に接触の多いコンタクトスポーツでは、頸椎レベルでの重篤な損傷につながる危険性があります。
その他の原因
上記の外傷性の原因以外にも、病気が原因で脊椎損傷が起こることもあります。
- 脊椎カリエス(結核菌による感染症)
- 化膿性脊椎炎(細菌感染症)
- 脊椎・脊髄腫瘍(良性・悪性)
- 血管の病気による脊髄梗塞
これらの病気は、脊椎の構造を破壊したり、脊髄を圧迫したりすることで、麻痺などの症状を引き起こします。
脊椎損傷の重症度分類(ASIA機能障害尺度)
脊椎損傷の重症度を客観的に評価し、世界共通の基準で情報共有するために「ASIA(American Spinal Injury Association)機能障害尺度」という分類を用います。
この評価は、治療方針の決定や予後の予測に極めて重要です。
ASIA機能障害尺度とは何か
ASIA機能障害尺度は、脊髄損傷の神経学的なレベルと重症度を評価するための国際的な基準です。
この尺度では、全身の皮膚の感覚(知覚)と、主要な筋肉の動き(運動)を体系的に検査し、その結果に基づいて損傷の程度をAからEの5段階のグレードに分類します。
運動機能の評価方法
運動機能は、左右それぞれ10項目のキーマッスル(主要な筋肉)の筋力を評価します。筋力は0から5までの6段階で採点し、その合計点(最大100点)で運動機能のレベルを判断します。
- 0: 筋肉の収縮が全くない
- 1: 筋肉の収縮は認められるが、関節は動かない
- 2: 重力を除いた状態なら動かせる
- 3: 重力に抗して動かせる
- 4: 抵抗を加えても動かせるが、筋力は正常より弱い
- 5: 正常な筋力
知覚機能の評価方法
知覚機能は、全身に設定された28対のキーポイント(デルマトームと呼ばれる皮膚領域)において、ピンプリック(鋭い感覚)とライトタッチ(軽い接触感覚)を検査します。
それぞれの感覚が正常か、鈍いか、消失しているかを0から2の3段階で評価します。この検査結果から、感覚が正常に保たれている最も下のレベルを決定します。
ASIA機能障害尺度のグレード分類
グレード | 分類 | 定義 |
---|---|---|
A | 完全損傷 | 仙骨部(S4-5)に運動・知覚機能が全くない状態 |
B | 不全損傷 | 運動機能はないが、仙骨部に知覚機能が残存している状態 |
C | 不全損傷 | 主要筋の半数以上が筋力3未満の状態 |
D | 不全損傷 | 主要筋の半数以上が筋力3以上の状態 |
E | 正常 | 運動・知覚機能が正常な状態 |
【重症度別】脊椎損傷で現れる症状の違い
脊椎損傷の症状は、前述のASIA機能障害尺度で示される重症度と、どの高さの脊髄が損傷されたかによって大きく異なります。
重症度と損傷高位の組み合わせによって、現れる症状は千差万別です。
完全損傷(ASIA A)の主な症状
ASIA Aの完全損傷では、損傷した脊髄のレベルより下にある体の部分の運動機能と感覚機能が完全に失われます。
例えば、胸の高さの脊髄(胸髄)を損傷した場合、両足が全く動かなくなり、胸より下の感覚もすべてなくなります。
また、自力での排尿や排便も困難になります。損傷部位が高位(首の頸髄)になるほど、麻痺の範囲は広がり、呼吸筋の麻痺による呼吸障害を伴うこともあります。
不全損傷(ASIA B〜D)に見られる多様な症状
不全損傷では、一部の神経機能が残っているため、症状の現れ方は非常に多様です。「運動はできないが感覚はある(ASIA B)」、「少しは動かせる(ASIA C/D)」など、個人差が大きいです。
また、左右で症状の程度が異なることも少なくありません。感覚の一部が残っていることで、しびれや痛み(神経障害性疼痛)といったつらい症状に悩まされることもあります。
しかし、機能が残存していることは、リハビリテーションによる回復の可能性を意味します。
損傷部位(高さ)による症状の傾向
脊髄は場所によって支配している体の領域が異なります。そのため、損傷した高さによって症状の出る範囲が変わります。
- 頸髄損傷:損傷レベルに応じて、四肢麻痺(両手両足の麻痺)が起こります。高位の頸髄損傷では、呼吸筋も麻痺するため、人工呼吸器が必要になる場合があります。
- 胸髄損傷:両下肢の麻痺(対麻痺)が起こります。腕の機能は保たれます。体幹の機能も損傷レベルによって影響を受けます。
- 腰髄・仙髄損傷:両下肢の麻痺や、排尿・排便、性機能に関する障害が主な症状となります。
損傷高位と影響を受ける身体機能の目安
損傷高位 | 麻痺の範囲 | 影響を受ける主な機能 |
---|---|---|
上位頸髄 (C1-C4) | 四肢、体幹、呼吸筋 | 自発呼吸困難、全介助が必要 |
下位頸髄 (C5-C8) | 四肢、体幹 | 腕の機能が一部残存、車椅子操作が可能に |
胸髄 (T1-T12) | 両下肢、体幹 | 上半身の機能は良好、車椅子で自立生活 |
腰髄以下 (L1-) | 両下肢の一部、足部 | 装具を用いて歩行可能となる場合がある |
脊髄ショック期に見られる一時的な症状
脊髄が損傷すると、受傷直後から数時間~数週間の間、「脊髄ショック」と呼ばれる状態に陥ることがあります。
この期間は、損傷レベル以下のすべての脊髄反射が消失し、麻痺が実際よりも重く見えることがあります。
例えば、完全損傷(ASIA A)のように見えても、脊髄ショックから回復するにつれて一部の機能が戻り、結果的に不全損傷(ASIA BやC)と診断されることがあります。
このため、受傷直後の状態で最終的な重症度を判断することは困難です。
脊椎損傷の診断に必要な検査
脊椎損傷が疑われる場合、迅速かつ正確に診断を下すことが、その後の治療方針を決定する上で非常に重要です。
診断は、医師による診察と、様々な画像検査などを組み合わせて総合的に行います。
問診と神経学的所見の確認
まず、いつ、どこで、どのようにして怪我をしたのか、詳しい状況を聴取します。その後、医師が手足の動きや感覚を詳しく調べる「神経学的所見」をとります。
この診察は、前述のASIA機能障害尺度に基づき、体系的に行われます。これにより、どの高さの脊髄が、どの程度損傷しているのかを大まかに推定します。
画像診断の種類と目的
神経学的所見で得られた情報をもとに、画像診断で脊椎や脊髄の状態を詳細に確認します。目的に応じて複数の検査を使い分けます。
- レントゲン(X線)検査:骨折や脱臼の有無を迅速に確認するための基本的な検査です。
- CT検査:レントゲンよりも詳細に骨の状態を観察できます。特に複雑な骨折の評価に有用です。
- MRI検査:骨だけでなく、レントゲンやCTでは映らない脊髄や椎間板、靭帯などの軟部組織の状態を詳しく評価できます。脊髄内部の損傷(出血や浮腫など)の程度を知るために重要な検査です。
画像診断の比較
検査方法 | 主な観察対象 | 目的・特徴 |
---|---|---|
レントゲン | 骨 | 骨折・脱臼の全体像を迅速に把握 |
CT | 骨(詳細) | 骨折の形態を立体的に詳しく評価 |
MRI | 脊髄、神経、椎間板 | 脊髄自体の損傷や圧迫の程度を評価 |
電気生理学的検査の役割
電気生理学的検査は、神経の伝導機能を電気的に評価する検査です。手足の神経を電気で刺激し、その信号が脊髄や脳まで正常に伝わっているかを確認します(誘発電位検査)。
画像検査だけでは判断が難しい神経の機能的な損傷の程度を評価したり、予後を予測したりする上での補助的な情報となります。
重症度に応じた治療方針の立て方
脊椎損傷の治療は、損傷の重症度、部位、患者さんの全身状態などを総合的に考慮して方針を決定します。
治療の目標は、脊髄へのさらなるダメージを防ぎ、残された機能を最大限に活用し、将来的な回復を促すことにあります。
急性期の治療目標と主な治療法
受傷直後の急性期における最大の治療目標は、脊髄の二次的な損傷を防ぐことです。骨折や脱臼によって不安定になった脊椎を固定し、脊髄への圧迫を取り除くことが重要です。
全身状態の管理(呼吸、循環など)と並行して、脊椎の安定化を図ります。
急性期治療の選択肢
治療法 | 内容 | 目的 |
---|---|---|
薬物療法 | ステロイド大量療法など | 脊髄の浮腫(むくみ)を軽減し、二次損傷を防ぐ |
保存的治療 | ギプスや装具による外固定 | 脊椎の安定化を図る |
手術的治療 | 脊椎固定術、除圧術など | 脊髄への圧迫を取り除き、脊椎を再建・安定化する |
保存的治療の対象となるケース
脊髄への圧迫がなく、脊椎の骨折が安定している(ズレる危険性が低い)場合には、手術を行わない保存的治療を選択することがあります。
この場合、コルセットなどの装具を装着して脊椎を保護し、骨が癒合するのを待ちます。ただし、この間も慎重な経過観察が必要です。
手術的治療を検討する基準
以下のような場合には、手術的治療を積極的に検討します。
・脊椎の不安定性が強く、放置すると神経麻痺が進行する危険がある場合
・骨片や椎間板などによって脊髄が強く圧迫されている場合(除圧術)
・早期に離床してリハビリテーションを開始するために、脊椎の安定化が必要な場合(脊椎固定術)
手術では、スクリューやロッドといった金属製の器具を用いて、不安定になった脊椎を固定します。
治療方針決定における多角的な検討
最終的な治療方針は、これらの検査結果や評価に基づいて、医師が患者さん本人やご家族と十分に話し合った上で決定します。
年齢、活動レベル、合併している他の怪我や病気の有無なども考慮に入れる必要があります。
一つの正解があるわけではなく、個々の状況に応じて最も良いと考えられる方法を選択していくことが大切です。
脊椎損傷後のリハビリテーションの重要性
脊椎損傷の治療において、リハビリテーションは急性期の治療と並行して開始される非常に重要な要素です。
残された機能を最大限に引き出し、社会生活への復帰を目指すために、専門的なチームによる長期的な取り組みが必要です。
リハビリテーションの目的と開始時期
リハビリテーションの目的は、単に筋力をつけることだけではありません。
関節が硬くなるのを防ぐ(拘縮予防)、残された機能を最大限に活用して日常生活動作(ADL)の自立度を高める、合併症を予防する、そして最終的には社会参加を目指すことなど、多岐にわたります。
リハビリは、全身状態が安定し次第、可能な限り早期に開始することが推奨されます。
理学療法(PT)の内容と役割
理学療法士(PT)は、主に「起きる」「座る」「立つ」「歩く」といった基本的な動作能力の回復を支援します。
筋力増強訓練や関節可動域訓練、麻痺の残る部分の動作練習、車椅子の操作訓練、必要に応じて装具を用いた歩行訓練などを行います。
作業療法(OT)の内容と役割
作業療法士(OT)は、食事や着替え、整容、入浴といった、より具体的な日常生活活動や、仕事、趣味などの応用的な活動(作業)が行えるように支援します。
腕や指の細かい動きの訓練、自助具(道具)の選定や作成、家屋改修の提案など、その人らしい生活を再建するためのアプローチを行います。
主な合併症とその対策
合併症 | 内容 | 主な対策 |
---|---|---|
褥瘡(じょくそう) | 感覚のない部分の皮膚にできる床ずれ | 定期的な体位変換、クッションの使用 |
深部静脈血栓症 | 動かない足の静脈に血の塊ができる | 弾性ストッキングの着用、抗凝固薬の使用 |
痙縮(けいしゅく) | 筋肉が意思とは無関係に緊張する状態 | ストレッチ、薬物療法 |
神経因性膀胱 | 自力で排尿できなくなる状態 | 自己導尿、薬物療法 |
合併症の予防と管理
脊椎損傷後は、長期間動けないことや自律神経の障害により、様々な合併症が起こりやすくなります。
褥瘡(床ずれ)、深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)、肺炎、尿路感染症などが代表的です。
これらの合併症を予防し、適切に管理していくことも、リハビリテーションの重要な役割の一つです。
脊椎損傷に関するよくある質問
Q. 脊椎損傷は治りますか?
A. 一度損傷した脊髄神経の再生は、現在の医療では非常に難しいのが現状です。
しかし、「治る」の定義を「元の体と全く同じ状態に戻ること」ではなく、「その人らしく、可能な限り自立した生活を送れるようになること」と捉えるならば、リハビリテーションによって多くの機能回復が期待できます。
特に不全損傷の場合は、神経機能そのものが回復する可能性もあります。治療の目標は、残された機能を最大限に引き出し、生活の質(QOL)を高めていくことにあります。
Q. 治療費はどのくらいかかりますか?
A. 脊椎損傷の治療は、急性期の手術や入院、その後の長期的なリハビリテーション、場合によっては在宅での介護や家屋改修などが必要となり、高額になることがあります。
しかし、日本の公的医療保険制度には、高額療養費制度や更生医療、育成医療といった自己負担を軽減する仕組みがあります。
また、身体障害者手帳の取得により、様々な福祉サービスを利用できます。具体的な費用や利用できる制度については、病院の医療ソーシャルワーカーなどに相談することが大切です。
Q. 家族として何ができますか?
A. ご家族のサポートは、患者さんが精神的な困難を乗り越え、リハビリテーションに前向きに取り組む上で非常に大きな力となります。
まずは、脊椎損傷という状態を正しく理解し、どのような支援が必要か、医療スタッフと一緒に考えていくことが重要です。
また、退院後の生活を見据え、介護の方法を学んだり、住宅改修の準備をしたりすることも必要になります。同時に、ご家族自身の心身の健康を保つことも忘れないでください。
Q. 仕事に復帰することは可能ですか?
A. 復職の可能性は、損傷のレベルや重症度、そして元の仕事内容によって大きく異なります。
身体的な制約があったとしても、事務職やデスクワークなど、職場の理解と環境調整(バリアフリー化、時短勤務など)があれば、復職を果たしている方はたくさんいます。
障害者職業センターなどの専門機関では、職業評価や職業訓練、就職の斡旋など、復職や再就職に向けた様々な支援を行っています。
以上
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