足立慶友医療コラム

膝のできものや腫れの種類と治療方針

2025.10.01

ある日、ふと膝に触れたときに、これまでなかった「できもの」や「腫れ」に気づき、不安に感じている方もいるのではないでしょうか。

痛みがない場合も多く、「ただの脂肪の塊だろう」と自己判断してしまいがちですが、その正体は様々です。

この記事では、膝にできものができる原因から、代表的な種類である脂肪腫や粉瘤、ガングリオンなどの特徴、そして悪性の可能性を見分けるポイントまで、幅広く解説します。

医療機関でどのような診断が行われ、どのような治療方針が立てられるのかを具体的に知ることで、ご自身の状況を客観的に理解し、適切に行動するための手助けとなることを目指します。

膝にできる「できもの」や「腫れ」の正体とは

膝に発生するできものや腫れは、多くの人が一度は経験するかもしれない身近な症状です。しかし、その見た目や感触は多岐にわたり、原因も一つではありません。

ここでは、これらの症状がどのようなものなのか、なぜ発生するのか、そしてどのような場合に医療機関の受診を考えるべきかについて、基本的な情報から解説していきます。

見た目や症状の多様性

膝にできるしこりや腫れは、大きさ、硬さ、色、痛みの有無など、非常に多様な特徴を持ちます。皮膚のすぐ下にできる柔らかいものから、深くにある硬いものまで様々です。

赤みを帯びて熱感を持つこともあれば、皮膚の色と変わらないこともあります。痛みを感じるケースもあれば、全く無症状で、偶然気づくことも少なくありません。

これらの症状の違いが、できものの正体を探る上で重要な手がかりとなります。

主な症状の例

症状特徴考えられる状態
柔らかいしこり皮膚の下で弾力があり、動くことが多い。痛みは少ない。脂肪腫など
硬いしこり骨のように硬く、動かない。ガングリオン、骨腫瘍など
赤みと熱感炎症や感染を伴う。痛みを伴うことが多い。粉瘤(炎症性)、蜂窩織炎など

なぜ膝にできものができるのか

膝は、歩行や階段の上り下りなど、日常生活で常に負担がかかる部位です。このため、物理的な刺激や摩擦が原因でできものが生じることがあります。

また、皮膚の毛穴の詰まりや、関節を包む組織の変性、さらには体質的な要因も関係します。

膝にできものができた場合、それが皮膚表面の問題なのか、皮下の組織、あるいは関節内部に原因があるのかを見極めることが大切です。原因によって対処法も大きく異なります。

放置しても大丈夫?受診の目安

膝にできたできものの多くは、急いで対処する必要のない良性のものです。しかし、中には注意が必要なものや、治療をした方が良いものも存在します。

特に、以下のような変化が見られる場合は、一度整形外科などの専門医に相談することをお勧めします。

自己判断で放置したり、無理に潰したりすると、症状が悪化する可能性もあるため注意が必要です。

  • 急に大きくなってきた
  • 形がいびつになってきた
  • 痛みが強くなってきた
  • 表面から膿や血が出る

考えられる膝のできものや腫れの原因

膝にできものや腫れが生じる原因は、一つだけではありません。

皮膚やその下の組織に由来するもの、膝関節そのものに問題がある場合、さらには全身の状態が影響している可能性も考えられます。

原因を正しく理解することは、適切な対処への第一歩です。ここでは、主な原因をいくつかのカテゴリーに分けて見ていきましょう。

皮膚や皮下組織の変化

最も一般的な原因は、皮膚やそのすぐ下にある皮下組織に生じる変化です。これらは良性の腫瘍であることがほとんどです。

例えば、皮下脂肪が増殖してできる脂肪腫や、皮膚の一部が内側に入り込んで袋状になり、そこに垢や皮脂が溜まる粉瘤などが代表的です。

これらは体のどこにでもできる可能性がありますが、物理的な刺激を受けやすい膝にもしばしば見られます。

皮膚・皮下組織由来のできもの

種類主な原因特徴
脂肪腫脂肪細胞の異常な増殖柔らかく、可動性がある
粉瘤(アテローム)毛穴の詰まり、外傷中央に黒い点が見えることがある
石灰化上皮腫毛根の細胞が石灰化したもの非常に硬い

関節内部の問題

膝のできものが、関節内部の問題に起因することもあります。代表的な例がガングリオンです。

これは関節を包む「関節包」や、腱を包む「腱鞘」から発生し、ゼリー状の液体が詰まった袋状の腫瘤です。

変形性膝関節症などの関節疾患があると、関節液が異常に溜まる「膝関節水腫(膝に水がたまる状態)」となり、膝全体が腫れることもあります。

この場合、できものというよりは、膝全体の腫れとして自覚することが多いです。

全身性の病気との関連

頻度は低いですが、全身性の病気の一症状として膝に腫れやしこりが現れることもあります。

例えば、関節リウマチでは関節の滑膜が腫れることで、膝に関節炎や結節(リウマトイド結節)が生じます。

また、痛風では尿酸の結晶が関節に沈着し、激しい痛みを伴う腫れ(痛風発作)を引き起こすことがあります。

これらの場合、膝だけでなく他の関節にも症状が出ることが多いため、全身の状態を考慮して診断を進めます。

【良性】膝のできもの・腫れの種類

膝にできるできものの大部分は、命に関わることのない「良性」のものです。しかし、良性であっても種類によって性質や対処法が異なります。

ここでは、整形外科でよく見られる代表的な良性のできものについて、それぞれの特徴や症状を詳しく解説します。

「膝 脂肪腫」や「膝にできもの」と調べている方が特に知りたい情報かもしれません。

脂肪腫(リポーマ)の特徴と症状

脂肪腫は、成熟した脂肪細胞が異常に増殖してできた、良性腫瘍の中で最も頻度の高いものの一つです。皮膚の下にドーム状の柔らかい塊として触れることができ、通常、痛みはありません。

指で押すと少し動き、弾力があるのが特徴です。大きさは数ミリのものから10センチを超えるものまで様々で、ゆっくりと大きくなる傾向があります。

膝の周りでは、特に太ももに近い部分など、脂肪組織が多い場所にできやすいです。

悪性化することは極めて稀ですが、大きくなると見た目が気になったり、神経を圧迫してしびれや痛みが出たりすることがあります。

脂肪腫の主な特徴

項目内容
硬さ消しゴム程度の柔らかさ、弾力がある
可動性指で押すと皮膚の下で少し動く
痛み通常はない(血管脂肪腫など一部で痛みを伴う)
成長速度非常にゆっくり

粉瘤(アテローム)の見分け方

粉瘤は、皮膚の下に袋状の構造物ができ、その中に本来は剥がれ落ちるはずの垢(角質)や皮脂が溜まってできたものです。脂肪腫と混同されやすいですが、いくつかの違いがあります。

粉瘤の中心には、内容物が出てくる開口部(黒い点のように見えることが多い)が存在することがあります。また、強く圧迫すると、臭いを伴うドロドロとした物質が出てくることもあります。

普段は痛みがありませんが、細菌感染を起こすと赤く腫れ上がり、強い痛みを伴う「炎症性粉瘤」になることがあります。

ガングリオンとの違い

ガングリオンは、関節の液体(滑液)が関節を包む袋から漏れ出し、ゼリー状に濃縮されてできたものです。手首や足首によくできますが、膝関節の周りにも発生します。

硬さは様々で、ビー玉のように硬いものから、少し弾力のあるものまであります。通常、痛みはありませんが、神経の近くにできると圧迫による痛みやしびれを引き起こすことがあります。

注射器で内容物を吸引すると一時的に小さくなりますが、再発しやすいのが特徴です。

脂肪腫が脂肪組織のある場所ならどこにでもできるのに対し、ガングリオンは関節の近くにできるという違いがあります。

良性のできものの比較

種類主な内容物できやすい場所
脂肪腫脂肪細胞脂肪組織がある場所(全身)
粉瘤垢(角質)、皮脂毛穴がある場所(全身)
ガングリオンゼリー状の関節液関節や腱の周辺

その他の良性腫瘍

膝には、他にも様々な種類の良性腫瘍ができることがあります。

例えば、皮膚の線維組織が増殖した「皮膚線維腫」や、血管が異常に増えてできる「血管腫」、毛根の細胞が石灰化した硬いしこりである「石灰化上皮腫」などがあります。

これらは比較的頻度が低いものですが、正確な診断のためには専門医による診察が重要です。

悪性の可能性と見分けるためのポイント

膝にできものを見つけたとき、多くの方が最も心配するのは「悪性腫瘍ではないか」ということでしょう。幸いなことに、皮膚や皮下にできる腫瘍が悪性であることは非常に稀です。

しかし、ゼロではありません。ここでは、良性腫瘍と悪性腫瘍の一般的な違いや、特に注意すべき症状の変化について解説します。

過度に心配する必要はありませんが、正しい知識を持つことが早期発見につながります。

良性腫瘍と悪性腫瘍の基本的な違い

良性腫瘍と悪性腫瘍(がん)の最も大きな違いは、その増殖の仕方にあります。

良性腫瘍は、周囲の組織を押し分けるようにゆっくりと大きくなりますが、他の場所に転移することはありません。

一方、悪性腫瘍は増殖スピードが速く、周囲の組織に染み込むように広がり(浸潤)、血液やリンパの流れに乗って体の他の部分に転移する能力を持っています。

良性と悪性の一般的な比較

特徴良性腫瘍悪性腫瘍
成長速度ゆっくり速いことが多い
境界はっきりしている不明瞭なことが多い
硬さ柔らかいことが多い硬いことが多い
転移しないする可能性がある

注意すべき症状の変化

長年大きさが変わらなかったしこりが、ここ数ヶ月で急に大きくなってきた場合や、これまでなかった痛みが現れた場合は注意が必要です。

また、しこりの表面の皮膚がただれたり、出血したりするような変化も、専門医に相談すべきサインです。

これらの症状が全て悪性腫瘍を意味するわけではありませんが、見過ごすべきではない変化と言えます。

悪性が疑われるできものの特徴

悪性腫瘍を疑う特徴としては、いくつかのポイントがあります。まず、大きさが5cmを超えるような大きなものであること。

次に、形が左右非対称でいびつであることや、境界がはっきりせず、周囲の組織と癒着して動かないことなどが挙げられます。

また、皮膚の深い部分、筋肉内などにできる硬いしこりも、より慎重な検査が必要です。これらの特徴が複数当てはまる場合は、早めに医療機関を受診してください。

  • サイズが急に大きくなる
  • 硬くて動かない
  • 表面が崩れて出血や膿が出る
  • 形がいびつで境界が不明瞭

医療機関での診断の流れ

膝のできものや腫れが気になり医療機関を受診した場合、どのような手順で診断が進められるのでしょうか。

診断は、患者さんから話を聞くことから始まり、視診や触診、そして必要に応じて画像検査や組織検査へと進みます。ここでは、正確な診断に至るまでの一般的な流れを解説します。

これにより、受診への不安を少しでも和らげる手助けになれば幸いです。

まずは問診と視診・触診から

診察室に入ると、まず医師が患者さんから詳しい話を聞きます(問診)。

いつからできものに気づいたか、大きさや痛みに変化はあるか、過去に怪我をした経験はあるか、といった情報が診断の手がかりになります。

その後、医師が直接できものを見て(視診)、触って(触診)、大きさ、硬さ、可動性、熱感の有無などを確認します。多くの良性のできものは、この段階である程度の見当がつきます。

画像検査(レントゲン・超音波・MRI)

問診や触診だけでは診断が難しい場合や、できものの深さや性状をより詳しく調べる必要がある場合には、画像検査を行います。

超音波(エコー)検査は、体への負担がなく簡便に行える検査で、できものが液体で満たされているか(嚢胞性)、固形成分か、またその大きさや深さを詳細に観察できます。

脂肪腫などは、この検査で特徴的な画像を示すことが多いです。

骨への影響が疑われる場合はレントゲン検査を、さらに詳細な情報が必要な場合、特に悪性の可能性を否定できない場合にはMRI検査を行います。

主な画像検査とわかること

検査方法主な目的患者の負担
超音波検査できものの内部の性状(液体か固形か)、大きさ、深さの確認少ない
レントゲン検査骨の異常や石灰化の有無の確認少ない(放射線被曝)
MRI検査できものと周囲の組織(筋肉、神経、血管)との関係を詳細に評価やや大きい(時間、費用、閉所感)

確定診断のための生検(組織検査)

画像検査でも診断が確定しない場合や、悪性の可能性が少しでも考えられる場合には、確定診断のために「生検」を行います。

生検とは、できものの一部または全部を採取し、顕微鏡で詳しく調べる検査(病理組織検査)のことです。

この検査によって、腫瘍が良性か悪性か、またどのような種類の腫瘍であるかを最終的に確定します。この結果に基づいて、最も適切な治療方針を決定します。

膝のできものや腫れに対する治療方針

膝のできものや腫れの診断がついた後、どのような治療が行われるのでしょうか。

治療方針は、できものの種類、大きさ、症状の有無、そして患者さん自身の希望などを総合的に考慮して決定します。

必ずしもすべてのケースで手術が必要なわけではなく、何もしないで様子を見るという選択肢もあります。ここでは、主な治療方針について解説します。

経過観察という選択肢

診察や検査の結果、明らかに良性であり、痛みや機能的な問題がなく、見た目も気にならないという場合には、特別な治療を行わずに「経過観察」とすることがよくあります。

脂肪腫や小さなガングリオンなどがこれに当たります。ただし、経過観察中も、大きさに変化がないか、新たな症状が出てこないかなどを定期的に自分で確認することは大切です。

何か変化があれば、再度医師に相談しましょう。

手術による摘出

以下のような場合には、手術による摘出を検討します。

  • 悪性の可能性が否定できない場合
  • 痛みやしびれなどの症状がある場合
  • できものが大きく、関節の動きを妨げるなど機能的な問題がある場合
  • 見た目が気になり、患者さんが摘出を強く希望する場合

手術は、できものの種類や大きさに応じて、局所麻酔による日帰り手術から、入院が必要な手術まで様々です。

医師とよく相談し、手術の必要性や方法、リスクについて十分に理解した上で決定することが重要です。

手術方法の選択

できものの種類主な手術方法麻酔の種類
脂肪腫、粉瘤摘出術(袋ごと取り出す)局所麻酔が主
ガングリオン摘出術、関節鏡視下手術局所麻酔、伝達麻酔など
悪性が疑われる腫瘍広範切除術(周囲の組織を含めて大きく切除)全身麻酔

その他の治療法(穿刺吸引など)

手術以外の治療法として、ガングリオンや膝関節水腫に対しては、注射器で内容物を吸い出す「穿刺吸引」が行われることがあります。

この処置により症状は一時的に改善しますが、ガングリオンの場合は再発する可能性が高いです。

また、炎症性粉瘤のように細菌感染を起こしている場合は、まず抗生物質の内服や、皮膚を少し切開して膿を出す処置(切開排膿)を行い、炎症が落ち着いてから後日、根本治療として袋を摘出する手術を行うこともあります。

日常生活で気をつけること

膝にできものや腫れがある場合、診断や治療と並行して、日常生活で気をつけるべき点がいくつかあります。不適切な対応は症状を悪化させる原因にもなりかねません。

ここでは、できものと上手に付き合っていくための注意点を紹介します。これらのことを心掛けることで、症状の悪化を防ぎ、安心して過ごすことができます。

できものを刺激しない

膝は衣服との摩擦や、ぶつけるなどの外部からの刺激を受けやすい部位です。できものがある場合、むやみに押したり、揉んだり、叩いたりしないようにしましょう。

特に粉瘤は、強い刺激によって袋が破れて内容物が皮下に広がり、強い炎症を引き起こすことがあります。

また、きついズボンなどを避け、膝周りにゆとりのある服装を心がけることも有効です。

症状の変化を記録する

経過観察となった場合、できものの状態を定期的に自分でチェックし、記録しておくことが大切です。

スマートフォンのカメラで定期的に写真を撮っておくと、大きさの変化が客観的にわかりやすくなります。

日付とともに、大きさ(定規をあてて測る)、硬さ、痛みの有無などをメモしておくと、次に診察を受ける際に医師に正確な情報を提供でき、診断の助けになります。

自己判断で潰さないことの重要性

できもの、特に粉瘤などは、内容物を自分で押し出そうとしたくなるかもしれません。しかし、これは非常に危険な行為です。

無理に潰そうとすると、袋が完全に除去できずに再発の原因となるだけでなく、細菌が入り込んで感染を起こし、よりひどい炎症や痛みを引き起こす可能性があります。

また、傷跡が大きく残ってしまうこともあります。できものの中身が気になる場合でも、必ず医療機関で適切な処置を受けてください。

膝のできものや腫れに関するよくある質問

ここでは、膝のできものや腫れに関して、患者さんからよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

治療を受けるべきか迷っている方や、診断後の生活について不安がある方の参考になれば幸いです。

質問1. 膝のできものは何科を受診すればよいですか?

回答1. 皮膚の表面に近いできものであれば皮膚科、皮下のしこりや関節との関連が疑われる場合は整形外科の受診が一般的です。

どちらを受診すべきか迷う場合は、まずは整形外科に相談することをお勧めします。整形外科では骨や関節、筋肉などを含めた総合的な診断が可能です。

質問2. 痛みがない脂肪腫でも手術した方がよいのでしょうか?

回答2. 痛みなどの症状がなく、診断が確定している脂肪腫であれば、必ずしも手術が必要なわけではありません。

しかし、徐々に大きくなる傾向があるため、将来的に見た目が気になったり、衣服に擦れて邪魔になったりする可能性があります。

比較的小さいうちに切除した方が、傷跡が小さく済むという利点もあります。

手術を受けるかどうかは、ご自身のライフスタイルや考え方を踏まえて、医師と相談して決めるとよいでしょう。

質問3. 手術後の運動はいつから再開できますか?

回答3. 手術の規模や場所によって異なります。皮膚の切開が小さい日帰り手術であれば、抜糸が終わる1〜2週間後から軽い運動を再開できることが多いです。

しかし、膝の曲げ伸ばしに影響する場所の手術や、より大きな手術の場合は、さらに安静期間が必要になることもあります。

手術後の運動再開のタイミングについては、必ず執刀した医師の指示に従ってください。

質問4. 子供の膝に硬いしこりがあります。大丈夫でしょうか?

回答4. 子供の場合、石灰化上皮腫(毛母腫)という硬い良性腫瘍の可能性があります。これは、毛根のもとになる細胞から発生するもので、悪性ではありません。

しかし、他の病気の可能性も考えられるため、自己判断せずに一度、整形外科や皮膚科を受診して、正確な診断を受けることが大切です。

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Author

北城 雅照

医療法人社団円徳 理事長
医師・医学博士、経営心理士

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