当院の交通事故治療について

2021.12.08

今回は交通事故によって引き起こされる傷害についてと当院での交通事故の患者専用のリハビリについてご紹介します。

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今回の１０秒まとめ

①交通事故で多い怪我としてむち打ち症があります。

②交通事故により交感神経が優位に働き、痛みの原因となります。

③当院では交通事故による症状緩和のためにリラクゼーションを行っています。

④物理療法と併用して行うことによって、より症状緩和を促進していきます。

⑤事故後は接骨院ではなく医療機関を受診するようにしましょう。

事故後の身体の変化について

交通事故による症状は、事故の内容によって様々な症状が発生します。

その中で非常に多い傷害としてむち打ち症（頸椎捻挫・外傷性頸部症候群）が挙げられます。これは追突など様々な方向から何らかの衝撃を受けたことにより頸椎に歪みが生じ、筋肉や靭帯の微小損傷、椎間板の損傷や症状が強いと損傷部付近の神経根の炎症による痺れなどが生じます。

また、事故後の身体の変化として多くの方に見られるのが自律神経（交感神経と副交感神経）の乱れです。ここでは主に交感神経の働きが優位となり、筋肉の緊張が強まり疼痛の原因となります。交通事故疾患は慢性的に症状が残存しやすく、頭痛や吐き気、めまいといった症状も出現します。交通事故患者はこのような症状とどのように向き合っていくかが重要となります。

当院では交通事故に遭われてしまった方に対して、医師の指導のもと交通事故専用の治療を提供しています。

交通事故治療内容について

①リラクゼーション

当院では、交通事故に遭われた方に対してアロマの香りを使用しながらのリラクゼーションを提供しております。こちらは予約制となっており、40分間の中でリラクゼーションと物理療法（電気治療）を行い、交通事故による症状を緩和していきます。

②物理療法

仕事などで時間がなかなかとれないという患者様に対しては、物理療法のみの対応も行なっております。こちらは予約の必要がないリハビリとなっているのでお気軽にお越しいただけます。

また、予約制のリハビリと予約不要のリハビリは間隔を空けないで行うことにより、リハビリの効果を高めることができます。

しかし、これら2つのリハビリは同日には行うことができないためご注意ください。

①リラクゼーションについて

事故後で疼痛が強い際は交感神経が優位に働きます。交感神経が優位に働くことにより、安静時心拍数・血圧の上昇、筋緊張亢進、発汗作用、呼吸数の増加などが生じます。これらの症状を抑制させ、副交感神経を優位に働かせるために当院ではリラクゼーションを提供しております。

また、当院ではリラクゼーション中にアロマを使用しております。アロマの香りは大脳に直接刺激され、視床下部に働きかけ、自律神経のバランスを調整することができます。これにより鎮痛作用が促進され、ホメオスタシス（生体外の環境が変化してもそれに適応させる働き）を正常に働かせることが可能となり、身体を正常な状態に整えていきます。

リラクゼーションを行いながらこれらのアロマを使用することにより、副交感神経を優位に働かせることができます。結果として交通事故による症状を緩和させることができます。