足立慶友医療コラム

電気療法はリハビリテーションによく用いられる治療機器の一つです。

手術後に力が抜けてしまった筋肉に対して、筋肉の萎縮予防目的に行われたりします。

今回は、電気療法の効果について記載していこうと思います。

今回の10秒まとめ

①電気療法は体外から筋肉に電気で刺激し、筋力訓練や鎮痛を目的に使用される

筋力訓練に対しては神経筋電気刺激法が用いられ、EMS(Electric Muscle Stimulation)と言われている

神経障害によって筋力が低下した方への電気刺激は、筋肉に構造学的な変化をもたらすとの報告されている

④留意点として電気刺激を行った翌日に、筋肉痛のような筋疲労を訴えることもある

⑤当院の物理療法は予約の必要がないのが利点である

電気療法とは

電気療法というとスポーツ選手が筋肉につけているCMのようなイメージを持たれるかもしれません。

人間の身体の細胞は微弱な電気を発し、生命の維持・継続に不可欠な働きをしています。

これ生体電気と呼ばれます。

人間が足を曲げたり伸ばしたり、心臓や肺など内臓の働きもこの生体電気によって行われています。

この生体電気を利用し、リハビリテーションでは体外から筋肉に電気を流し、筋力訓練や鎮痛を目的として使用します。

 

筋力訓練に使用される電気療法とは?

EMS(神経筋電気刺激法)

EMSとは Electric Muscle Stimulation という意味です。

筋肉に電気刺激を送り、筋力を訓練する方法を言います。

整形外科分野や脳血管障害等の中枢神経麻痺に対しても、用いられるようになってきています。

EMS(神経筋電気刺激法)の効果について

腰部椎間板ヘルニアによる神経麻痺をした足関節の筋肉に対して電気療法を行った研究では、電気療法後に足関節の動きが改善したと示されています。

椎間板ヘルニアでは、神経の圧迫から足首が上がらなくなる下垂足という状態になる可能性があります。

下垂足の特徴として

・つまずきやすい

・歩いていて脛が疲れる

・足首の感覚が低下している

神経障害によって筋力が低下した方への電気刺激は、筋肉に構造学的な変化をもたらすと報告されています。

しかし留意点として電気刺激を行った翌日に、患者様が筋肉痛のような筋疲労を訴えることもあります。

理由として電気刺激は生体電気とは異なるため、筋疲労が生じやすいとされています。

そのため患者様の反応を見ながら電気療法を実施していく必要があると筆者は考えております。

へルニアの病態に関しては以下の記事をご覧ください

腰椎椎間板ヘルニア:腰から足のしびれ・痛み

当院の物理療法について

当院での理学療法士とのリハビリテーションを実施する際には、予約が必要となります。

もし現状以上に早く筋力をつけたい方や、週1のリハビリテーションに満足できない方は物理療法による来院を推奨しています。

物理療法は予約の必要がないリハビリとなっているのでお気軽にお越しいただけます。

仕事などで時間がなかなかとれないという患者様に対しては、物理療法のみの対応も行なっております。

お気軽にお問い合わせください。

適応の疾患について

特に筋力低下が生じやすい整形外科疾患についてまとめましたので、以下をご覧ください

運動不足が原因でおこる疾患の予防と治療にも使用されます。

変形性膝関節症

変形性膝関節症とは:その原因・治療法・進行予防について

四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)

肩関節周囲炎について

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは、原因・症状・治療法について

 

まとめ

当院では腰部の手術後の入院期間から電気療法を行い、筋力強化を図るケースもございます。

保存療法や術後の回復を図る際は、適切なリハビリテーションが必要です。

是非一度当院までご相談ください。

オンライン予約はこちら

当院のご紹介

整形外科の診療に必要な『すべて』が揃った診療所

当院は、各種専門領域を持った医師の診療に加え、大学病院と同様の医療機器を有し、かつ、理学療法士・作業療法士によりリハビリテーションも積極的におこなっている診療所です。また、併設の足立慶友リハビリテーション病院では手術加療も行なっております。

そのため当院では、整形外科疾患におけるほぼ全ての治療を提供することができます。

初めての患者さまへ当院のご紹介

当院の『7つの特徴』や『ミッション』についてご案内いたします。

各部門の専門家が集まった特殊外来を設置

当院は、一般的な関節の痛みや筋肉の痛みを診る整形外科の他に、「脊椎(首・腰)」、「肩関節」、「股関節」、「膝関節」、「手」、「足」とそれぞれの専門家が集まった専門外来を用意しております。

他院で診断がつかない症状に関して、各領域の専門家が診察をいたします。

整形外科のご案内

手や足が痺れる、膝や股関節は痛い、背中が曲がってきたなどの症状でお困りの方へ。

都内最大級のリハビリ室を完備

患者様の健康を取り戻すため、当院ではリハビリテーションに力を入れております。

国家資格を有するセラピスト達が、責任を持って治療を行います。

リハビリテーション科のご案内

腰が痛い、姿勢が悪い、歩くとふらつくなどの症状でお困りの方へ。

交通事故診療に強い整形外科専門医が診察

不幸にも交通事故に遭われた患者様の多くは、「事故のことは保険屋さんに聞けば良いが、体の不調をどこに相談すれば良いのかわからない」という悩みを抱えていらっしゃいます。

当院では交通事故診療に強い整形外科専門医が治療を行います。ぜひ一度ご相談ください。

交通事故にあわれた方へ

当院は、整形外科専門医が交通事故治療を行う医療機関です。

Author

竹内 雄登

理学療法士・ピラティスインストラクター・住環境福祉コーディネーター

Symptoms 症状から探す

症状から探す

Latest Column 最新のコラム

その痛み『変形性膝関節症』かもしれません。慶友整形外科勉強会その③

その痛み『変形性膝関節症』かもしれません。慶友整形外科勉強会その③

2022.07.20

その痛み『変形性膝関節症』かもしれません。慶友整形外科勉強会その②

その痛み『変形性膝関節症』かもしれません。慶友整形外科勉強会その②

2022.07.13

その痛み『変形性膝関節症』かもしれません。慶友整形外科勉強会その①

その痛み『変形性膝関節症』かもしれません。慶友整形外科勉強会その①

2022.07.06

サーフィン競技に多い慢性疾患とは?

サーフィン競技に多い慢性疾患とは?

2022.04.20

アキレス腱断裂について

アキレス腱断裂について

2022.04.06

Ranking よく読まれているコラム

information 診療案内