足立慶友医療コラム

人工膝関節置換術とその合併症に関するQ&A

2021.03.03

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今回は、人工膝関節置換術とその合併症のQ&Aについてです。

当院にて人工膝関節置換術の手術を受けるまでの流れについては、こちらの記事をご覧ください。

変形性膝関節症の治療法:人工膝関節置換術を受けるまで

人工膝関節置換術について疑問や不安を感じている方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

 

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今回の10秒まとめ

① 人工膝関節置換術の手術に関するQ&Aについて、8つご紹介しました。

② 人工膝関節置換術の合併症に関するQ&Aについて、2つご紹介しました。

③  今回の記事を参考に、医師とよく相談し、納得したうえで治療法の選択をするようにしましょう。

手術に関わるQ&A

人工膝関節置換術の手術時間はどのくらいですか?

手術が決まってから終わるまでにかかる時間は、おおよそ2〜3時間程度です。

手術後、膝に傷は残りますか?

傷は残ります。

傷の長さはおよそ15cm〜20cm程度です。

しかし、近年は技術革新により、約10cm程度という小さな傷になる可能性はあります。

患者様によって症状の違いがあるため、一概に言うことは出来ませんので、担当医師にご相談ください。

人工関節はどのくらい持つのですか?

人工関節も以前と比較してよりよい材質・より良い形状のものへと変化してきています。

現在のものでは手術後10年経過しても、膝関節としての機能はしっかり働いています。

しかし、手術結果に関しては、手術後の活動量や、患者様の体格によっても違いが見られます。

より長く良好な状態を保つために、担当医師や理学療法士の指導をしっかり守るようにしましょう。

輸血は必要ですか?

場合によっては手術後に、輸血が必要になるケースがあります。

輸血が必要性が予想される場合には、通常手術が決まれば事前に患者様の血液を採血しておき、術後の輸血に備えます。

詳しくは、担当医師にお尋ねください。

どのような状態になったら手術適応となるのですか?

膝のレントゲン検査、患者様の既往歴や痛みの度合い、患者様の手術の希望を加味して総合的に医師が判断をします。

手術を行わなくても、保存療法(PRP療法やリハビリテーションなど)にて患者様の膝の痛みが軽減できると判断された場合は、まだ手術の適応とはなりません。

担当医師としっかりと話し合った結果、納得のいく状態で手術に望むようにしましょう。

膝のレントゲン検査については、こちらの記事にまとまっているので、参考にしてみてください。

膝のレントゲン画像からわかる変形性膝関節症のKL分類について

近年注目されている保存療法であるPRP療法については、こちらの記事にまとまっていますので、参考にしてみてください。

変形性関節症に対する新しい治療法ーPRP療法の特徴とメリットについてー

PRP療法の治療効果について

どのくらい入院する必要があるのですか?

担当医師の方針、患者様の事情により違いはありますか、手術前日に入院し、手術後2〜4週程度の入院期間が必要です。

入院中のリハビリテーションについては、こちらの記事にまとまっているので、参考にしてみてください。

人工膝関節置換術(TKA):当院でのリハビリテーションについて

手術を行う際の麻酔はどのようなものですか?

手術を行う際は、麻酔科医が麻酔を行い、全身状態を管理します。

手術担当医師、麻酔科医の判断のもと、患者様にとっての最善の方法が選択されます。

麻酔は、時として吐き気や嘔吐などの副作用を抑え、患者様が深いとならないように血圧・体温・心拍数などから判断し適切な処置を行います。

手術前には麻酔に関しても十分な説明がありますので、不安な点があれば何でも質問してください。

手術の前に行うことはありますか?

手術が決まると、担当医師から生活に関する指導や、手術前運動に関する指導が行われます。

手術前の運動は手術後の回復度合いに影響を与えるので、医師からの指導にしっかりと従うよう心がけてください。

合併症に関わるQ&A

人工膝関節置換術における合併症はありますか?

合併症の発症は非常にまれですが、中には、感染症や血栓症を併発される方もいらっしゃいます。

また、人工関節自体に破損や緩みが発生することも、可能性は高くありませんがありえます。

合併症を発症したらどうなりますか?

厄介な感染症の場合には、一旦はめ込んだ人工関節を取り外し、感染が治まるのを待ってから、新たに、再手術用の人工関節をはめ込み、膝の安定を図ります。

しかし、医師は予めそういった合併症を発症させないよう、感染症や血栓防止のための抗菌薬や抗凝固剤を投与します。

まとめ

今回は、人工膝関節置換術とその合併症に関するよくある質問とその回答についてご紹介させていただきました。

当院でもよく行われる手術であるため、膝の痛みを抱える患者さんは、この記事やその他の変形性膝関節症に関する記事も参考に、医師と治療方法について相談をしてみてください。

 

変形性膝関節症とは:その治療法・進行予防について

 

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当院のご紹介

整形外科の診療に必要な『すべて』が揃った診療所

当院は、各種専門領域を持った医師の診療に加え、大学病院と同様の医療機器を有し、かつ、理学療法士・作業療法士によりリハビリテーションも積極的におこなっている診療所です。また、併設の足立慶友リハビリテーション病院では手術加療も行なっております。

そのため当院では、整形外科疾患におけるほぼ全ての治療を提供することができます。

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当院の『7つの特徴』や『ミッション』についてご案内いたします。

各部門の専門家が集まった特殊外来を設置

当院は、一般的な関節の痛みや筋肉の痛みを診る整形外科の他に、「脊椎(首・腰)」、「肩関節」、「股関節」、「膝関節」、「手」、「足」とそれぞれの専門家が集まった専門外来を用意しております。

他院で診断がつかない症状に関して、各領域の専門家が診察をいたします。

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国家資格を有するセラピスト達が、責任を持って治療を行います。

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不幸にも交通事故に遭われた患者様の多くは、「事故のことは保険屋さんに聞けば良いが、体の不調をどこに相談すれば良いのかわからない」という悩みを抱えていらっしゃいます。

当院では交通事故診療に強い整形外科専門医が治療を行います。ぜひ一度ご相談ください。

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当院は、整形外科専門医が交通事故治療を行う医療機関です。

Author

虎岩太朗

理学療法士

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